シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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刑事訴訟法特講 刑事訴訟法事例研究2 | 2024 | 秋学期 | 木3 | 法学部 | 三明 翔 | ミアケ ショウ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-CR3-008S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
刑事訴訟法の判例・裁判例を題材とし、ソクラテスメソッドを用いて、刑事訴訟法の各論点・判例法理についてより深い知識を身につけます。具体的には、各テーマにつき、事前にmanabaで「質問事項」を示し、授業時間中はこちらから指名した受講生にあらかじめ用意してきてもらった答えを述べてもらい、理解を確認したり深めるために必要な質問をさらに行います。双方向型の授業が成立するよう、受講者には、指定テキストを読み込み、質問事項に対する自分の答えを用意するほか、必要に応じてテキストで引用されている文献等の資料を確認するなどして授業に臨んでください。この授業では主に「公訴提起・公判」を扱います。
科目目的
講義科目の刑事訴訟法を踏まえた発展的科目にあたります。基本となる重要判例のほか、講義科目では扱わなかったり、扱いが小さい判例や裁判例に関して知ることで、判例法理や刑事訴訟法に関するより深い理解の修得を目指します。刑事訴訟法の判例の読み方と必要な資料の調べ方等を身につけることも目的とします。この授業では、主に「公訴提起・公判」を学びます。
到達目標
・主に「公訴提起・公判」に関して、基本重要判例のほか、講義科目では扱わなかったり、扱いの小さい判例や裁判例に関して知ることで、刑事訴訟法と判例法理に関するより深い理解の修得すること
・刑事訴訟法の判例の読み方と必要な資料の調べ方等を身につけること
授業計画と内容
1 公訴権の運用と規制
2 訴因の明示・特定
3 訴因・罰条の変更Ⅰ 訴因変更の要否
4 訴因・罰条の変更Ⅱ 訴因変更の可否
5 訴因・罰条の変更Ⅲ その他の諸問題
6 公判前整理手続
7 伝聞証拠の意議
8 伝聞例外Ⅰ 伝聞例外
9 伝聞例外Ⅱ その他の諸問題
10 自白の証拠能力
11 補強証拠
12 違法収集証拠
13 同種前科・類似事実による立証
14 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 報告がテキストの内容を的確に理解した上で行えたか(60%)、議論に積極的に参加したか(40%)によって評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
川出敏裕『判例講義 刑事訴訟法 〔捜査・証拠篇〕第2版』(立花書房、2021年)
川出敏裕『判例講義 刑事訴訟法 〔公訴提起・公判・裁判篇〕第2版』(立花書房、2023年)
参考図書や資料は初回授業で紹介します。