シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門総合講座A1 実践法律実務(司法書士実務家から学ぶ) | 2024 | 秋学期 | 木4 | 法学部 | 遠藤 研一郎 | エンドウ ケンイチロウ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL1-025L
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
・本科目は、遠藤が科目のコーディネーターを務めつつ、基本的に毎回、実務家(司法書士)による講義が展開される。
・初回に、わが国の法律家制度は、分野毎に専門の法律実務家がおり、とくに社会経済活動の基礎となる不動産登記制度、法人登記制度を担う専門実務家である司法書士の活動領域を解説する。
・以後の講義では、担当講師が作成したレジメを用いるが、参考資料として、講義内容に沿って、司法書士の実務で実際に用いた、売買契約書、贈与契約書、遺産分割協議書、遺言書、総会議事録、取締役会議事録等々の実物資料を配布して、具体的に理解を深めるように授業をする。
科目目的
法学部で学んだ法律科目が、実社会においてどのように活用されているのかを実務の実際を通して学ぶことにより、法律科目の理解を深めるとともに、判例の分析能力を高め、実務対応能力の修得と法的思考の資質の向上を図る。
到達目標
司法書士実務の基礎を理解し、民事法を中心とする実定法の学問的理解をより深める。
授業計画と内容
1 司法書士 弁護士とは異なる日本独自の法律家
2 物権変動と不動産登記制度の基礎知識
3 不動産売買取引における司法書士の果たす役割
4 債権担保のための抵当権設定、根抵当権設定の実務
5 相続の遺産分割協議と所有権移転登記等
6 遺言による財産の相続・遺贈と遺言執行
7 会社組織と商業登記制度の基礎知識
8 株式会社の設立手続、その他の会社の種類と活用法
9 会社の役員等の機関構成
10 簡易裁判所における訴訟代理、法廷活動
11 裁判外の和解交渉等
12 多重債務者の債務整理と消費者被害救済
13 相続財産の管理・承継・処分業務
14 成年後見制度 任意後見事務、法定後見事務
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 指定された全てのレポート課題にしっかり取り組んでいるか否か |
平常点 | 50 | 出席状況と講義への積極的参加 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
司法書士業務
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
実務的観点から法・制度を詳述する。
テキスト・参考文献等
資料・レジュメを作成し配布する。
その他特記事項
本講義は司法書士白門会(中央大学学員会司法書士支部)の寄付講座として開設されるものである。