中央大学

シラバスデータベース|2026年度版

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ホーム > 講義詳細:英語読解

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
英語読解 2026 通年 月2 文学部 渡辺 賢一郎 ワタナベ ケンイチロウ 1年次配当 2

科目ナンバー

LE-EN1-SE11

履修条件・関連科目等

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

授業の概要

 本授業は、史学科西洋史学専攻の初年次学生を対象に、英語による歴史学文献を正確に読解し、内容を理解・整理・批判的に検討する能力の育成を目的とする。
 テキストとして Peter Claus と John MarriottによるHistory: An Introduction to Theory, Method and Practice(2013)とHistory: An Introduction to Theory and Method(2023, 3rd edition) を用い、「歴史とは何か」「史学方法論」「史料と解釈」「歴史叙述の主観性」、後半はテーマ史として「Public History」を例としながら、歴史学の基礎理論と現代的課題を扱う。
 授業では事前に和訳を作成させる方式は取らず、授業内で初見の英文を読み(難語など単語の補足や固有名詞の補足は当然こちらから行う)、語彙・構文・論理構造を確認しながら日本語訳を行い、理解を深める。そのうえで内容の要約や簡単なディスカッションを行い、主体的な読解と歴史的思考を促す。単なる翻訳練習にとどまらず、史学的思考力の涵養と、大学における専門的学習に必要な読解力の基礎形成を重視する。

科目目的

本授業を通じて、以下の能力の獲得を目指す。
①英語で書かれた歴史学理論の文献を正確に読解できるようになる
②歴史学の基本的な理論・方法・概念を理解する
③論述文の構造を把握し、要点を整理できるようになる

到達目標

①歴史叙述や解釈に対して批判的に考察できるようになる
②今後の専門演習や史料講読に必要な基礎力を身につける

授業計画と内容

【前期】理論・方法論編 Proof and the problem of objectivity
第1回 ガイダンス 歴史学と英語講読の意義 Introduction読解
第2回 Section 1 History: a science or an art? 読解(前半)
第3回 Section 1 読解(後半)+まとめ
第4回 Section 2 History and the status of knowledge 読解(前半)
第5回 Section 2 読解(後半)
第6回 Section 2 まとめ/要点整理
第7回 Section 3 Choosing evidence, challenging interpretations読解(前半)
第8回 Section 3 読解(後半)
第9回 Section 3 まとめ/ディスカッション
第10回 In practice 読解(前半)
第11回 In practice 読解(後半)
第12回 Carr / Elton 等の比較
第13回 解釈の違いと史料使用の検討
第14回 前期総括・到達度確認

【後期】テーマ編 Public History
第15回 後期ガイダンス/Public History 概論
第16回 Section 1 What is public history? 読解
第17回 Section 1 まとめ・議論
第18回 Section 2 The consumption of public history 読解(前半)
第19回 Section 2 読解(中盤)
第20回 Section 2 まとめ
第21回 Section 3 Producing public history 読解(前半)
第22回 Section 3 読解(中盤)
第23回 Section 3 まとめ
第24回 Section 4 Public history as contested knowledge 読解(前半)
第25回 Section 4 読解(中盤)
第26回 Section 4 まとめ
第27回 In practice 読解と現代事例の検討
第28回 全体総括/振り返り
*上記の記事は変更される場合があります。

授業時間外の学修の内容

授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

その日読む英文テキストは当日配布します。初見で読んでもらいます。
(難語や用語の補足はこちらからします)
従って予習は不要ですが、大事なのは復習です。次のような課題に取り組んでもらいます(内容は毎回指示します)。
・授業で扱った英文の復習
・不明語彙・表現の整理
・要約の作成・修正
・小課題への取り組み

その他、授業時間外の学修の内容
・日本語の歴史学概説書による理解の補強
・興味を持ったテーマについての自主的調査
・英語による歴史記事・資料への自主的接触

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
平常点 70 授業参加、読解への取り組み、発言など
その他 30 要約課題、小課題などへの取り組み

成績評価の方法・基準(備考)

①半期につき5回以上欠席した場合は単位を認めません(部活などの公欠・法定伝染病を除く)
②15分以上の遅刻はマイナス1点とします。30分以上の遅刻は欠席扱いです。

・以下の観点に基づいて総合的に評価する。
・英文を継続的に読み、内容理解に努めているか
・語彙・構文・論理構造を意識して読解できているか
・内容を要約し、自分の言葉で整理できているか
・歴史解釈の多様性について理解を示しているか
・授業内活動(発言・議論)に主体的に参加しているか

S 英文を正確に読解でき、内容を的確に要約できる。史学的論点について自ら考察し、授業内でも積極的に発言している。課題の完成度が非常に高い。
A 英文の大部分を理解でき、要点を整理できる。授業内でも適切な発言があり、課題も安定して良好である。
B 辞書を用いながら基本的な内容理解ができる。要約や発言はやや不十分な点もあるが、授業参加は概ね良好である。
C 内容理解が断片的で、要約や課題の完成度が低い。授業への参加も消極的である。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

・小グループでの読解・内容整理・要約作成
・テーマに関するディスカッション
・簡単な意見発表

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

・Manabaによる資料配布・課題提出
・スライドを用いた論点整理

実務経験のある教員による授業

はい

【実務経験有の場合】実務経験の内容

パブリックヒストリーに関して、学習マンガの監修、エンタメ歴史マンガの作者・担当者へのアドバイスなど。
小学館版学習まんが『世界の歴史 12 産業革命とアメリカの独立』小学館、 2018年、2025年新装版 担当:監修範囲 第3章「アメリカ独立戦争編」第4章「アメリカ南北戦争編」

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

パブリックヒストリーがとりあげる様々なメディアのなかでも、歴史マンガはみなさんにとって身近な存在でしょう。歴史を描いたマンガ(学習マンガ・エンタメマンガ)がどのように作成されていくのか、英文テキストの内容に関連付けながら紹介し、興味関心の喚起と、理解の深化を促します。

テキスト・参考文献等

テキスト 
Peter Claus & John Marriott, History: An Introduction to Theory, Method and Practice, 2013
Peter Claus & John Marriott, History: An Introduction to Theory and Method, 2023(3rd edition)

参考文献 
小田中直樹『歴史学のトリセツ』筑摩書房、2022年
渡辺賢一郎「歴史を描いた学習マンガの社会的受容とその叙述表現」『第24回日韓歴史家会議 会議報告書』公益財団法人日韓文化交流基金、2025年3月 
https://jkcf.or.jp/projects/2018/17288/ 
下方の2024.11.16-11.17 第24回(東京 ハイブリッド開催)主題「描かれた歴史-表象の歴史学をめぐって」第24回日韓歴史家会議 会議報告書(PDF版)をクリック


その他特記事項

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