シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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情報処理2 | 2024 | 秋学期 | 月4 | 法学部 | 海老澤 智士 | エビサワ サトシ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OI1-004P
履修条件・関連科目等
●本科目は「Web抽選科目」に指定されている。
●本科目の履修希望者は「Web抽選科目」の手続きに従い、事前登録を行うこと。手続き方法は「法学部掲示板」(Temico)に示される予定である。
●本科目は「情報処理1」とのセットで履修登録を行う。
●教職課程「情報機器の操作」に対応する科目として履修する場合は、「情報処理1」、「情報処理2」両方の単位取得が必要なので注意すること。
●教室定員の関係から、1クラスの履修者数の上限を60人とする。1クラスあたりの希望者数がそれを超えた場合には、7クラスのいずれかに振り分けることがある。
●「その他特記事項」を必ず読むこと。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
●本科目は、コンピューターの利用者にとって不可欠の知識であるコンピューター概論(ハードおよびソフト)とコンピューターリテラシー、お よびネットワークリテラシーを中心に講義を展開する。
●本科目は、法学部情報処理教室(以下特に必要のない限り「情報処理教室」と略記)においてパーソナルコンピューター(以下、特に必要のない限り「PC」と略記)を使用しながら講義を行う。そして講義の進行にあわせてPCを使用して履修者が演習を行い、用意された課題を作成の上、提出する。また、授業の総括として学期末に期末課題を課す。
科目目的
●本科目は、法学部総合教育科目の情報・数学分野のカリキュラムに位置づけられている。
●現代の社会では、コンピューターを用いた電子文書の作成やネットワークを通じた資料の入手は、もはや出来て当然のこととみなされている。本科目は、コンピューターリテラシーおよびネットワークリテラシーに関して初心者であることを自認する学生(つまりコンピューターが苦手な学生)のスキルを、一定の水準に引き上げることを目的とする。これにより法学部で学ぶものに求められる教養としての「批判的・創造的態度」、並びに「広く深い教養に裏打ちされた理性的態度」を実践し運用する能力を身につけることを目的とする。
到達目標
●本科目の到達目標は、上記「科目目的」を通じ、法学部で学ぶものに求められる「批判的・創造的態度」、並びに「広く深い教養に裏打ちされた理性的態度」を実践し運用するために必須であり、将来卒社会人となった際に職場で一般に期待され、要求される程度のコンピューター及びネットワークに関するスキル(もう少し具体的に言えば、PCを用いたデータ処理、統計処理、画像処理の基礎)を身につけることである。
授業計画と内容
●14週の授業で、以下の内容に関する講義および演習を実施する。「授業時間外の学習」の項も参考にすること。
1.「情報処理1」の履修内容の確認と復習(全1回)
2.クラウドコンピューティング(全2回)
(1)クラウドコンピューティング概論
(2)オンラインアンケートの作成(Googleドライブのフォーム機能)
3.表計算ソフト(Microsoft Excel)(全8回)
(1)表作成・計算
(2)基本的なグラフの作成
(3)並べ替えとクロス表の作成
(4)統計処理(分散・偏差値・ヒストグラム)
(5)統計処理(相関・回帰)
(6)検索
(7)いろいろな関数
(8)Microsoft Wordとの連携
4.画像処理(全2回)
(1)Microsoft Officeを使った画像作成
(2)画像の取り込み・調整・編集
5.データ処理の結果を用いたレポートの作成(全1回)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
●高等学校等での「情報」科目、ならびに数学の統計分野の内容に関する教科書、副教材などを事前に振り返ってから授業に参加すると、授業の理解がより深まるものと思う。
●取り組んだ演習の内容を理解するためにも、授業時間外にもう一度復習することを推奨する。
●授業時間外にもmanabaなどを通じて授業に関する追加の連絡を行うことがある。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | ●学期末にレポートを課す。 ●授業中に説明されたデータ処理・統計処理の内容が理解できているか、指定されたテーマ・構成を踏まえたデータ処理・統計処理、および文書作成ができているかを評価する。 |
平常点 | 40 | ●授業各回で演習課題を課す。 ●授業で指示された操作および授業で説明された内容が理解できているかを評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
●授業評価の前提条件
以下の(1)、(2)、(3)の順に適用する。
(1)期末課題が未提出の場合は不合格とする。
(2)期末課題は提出したが、授業各回での演習課題の提出率が7割に満たない場合は不合格とする。
(3)授業各回での演習課題を7割以上提出し、期末課題も提出したが、合計点が60%に達しない場合は不合格とする。
●なお、やむを得ない事情で登校の猶予が認められた履修生に関しては、課題提出期間延長等の措置を行う。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
●授業時間内であれば教室にて、授業時間外は全学メールにて質問対応を行う。質問の多い内容、特に全体への告知が必要な内容については、manabaでフィードバックを行う。
●遠隔授業を行った場合の履修生からの質問には、授業時間内にはCisco Webex(以下、「ビデオ会議システム」と称す)にて質疑応答の時間を設ける。
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
●授業実施時の各演習課題においては、履修者に内容を考えてもらいながら課題作成を行ってもらう場合がある。期末課題においては、取り組んだ内容等の説明をレポートで行ってもらう。
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
●本科目は茗荷谷キャンパス3階にある情報処理教室において授業を行う。
●授業実施に必要な資料やデータの配付にはmanabaを使用する。
●双方向授業のためにResponを用いることがある。
●授業実施時間内のビデオ会議システムによる質問対応に関しては、画面共有機能を用いて履修者の画面を見て質問対応を受け付けることも可能である。授業に関する疑問などは、可能な限りその場で解決するとよい。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
●基本的には配付資料を中心に授業を進めるが、必要に応じて参考資料等を指示することがある。
その他特記事項
●本科目は第1週より通常の講義を実施し、演習課題を課す予定である。
●いわゆる情報格差(デジタルディバイド)を感じている人、つまりPCの使用経験があまり無い学生の履修を勧める。PCに習熟している学生は「情報処理論A1・A2」、「情報処理論B1・B2」を履修すること。
●授業中に作成したファイルを保存する必要から、外部記憶装置(USBメモリーなど)を用意すること。詳細は第1週の授業で説明する。
●本科目はWindows11をオペレーティングシステムとし、Word、PowerPoint、Excelがインストールされている情報処理教室のPCを使用することを前提としている。履修者は自宅学習などのためにそれに準じたPCを用意することが望ましい。
MacでWord、PowerPoint、Excelを使用しても課題はほぼこなせるので、Macの使用は妨げないが、Windows上での操作・結果と相違する部分については対応が困難な場合がある。
Word、PowerPoint、Excelを持っていない学生は、中央大学がMicrosoft社と契約しているMicrosoft365(旧Office365)Educationを利用することにより、インターネット経由でインストール可能である。在学中は無料で利用可能である。適宜利用されたい。詳細は以下のリンクを参照のこと。
URL: https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/informational/itcenter/it_tama/news/2018/09/13379/
●コンピューターリテラシー・ネットワークリテラシーを体系的に学ぶためにも、本科目は春学期に開講された「情報処理1」を履修済であることを前提に授業を進める。
■授業の工夫■
本授業は講義を通してPCやPCにまつわるリテラシーを深め、そして履修生各自の操作実習を通してPCの実践的な運用能力を高めることを目的とする。そのために各授業回において達成すべき課題を設定する。履修生には授業中に与えられた課題を行い、提出してもらう。それを以って授業内容の習熟を図る。