シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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行政学2 | 2024 | 秋学期 | 金5 | 法学部 | 小林 大祐 | コバヤシ ダイスケ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-PA2-002L
履修条件・関連科目等
行政学1から連続して履修することが望ましい。また、政治学、政策学1・2、地方政府論1・2、ガバナンス論1・2、行政組織法などを併せて履修すると学修効果が向上します。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現代の行政活動は多岐に渡っており、複雑化した行政組織や官僚制の実態を把握することは容易ではありません。そこで本講義では、官僚制や行政の意思決定システムを多角的に検討することで、行政のミクロ的な過程や組織のメカニズムを可視化できるように解説します。
科目目的
行政の過程や構造をミクロの視点からとらえる方法を理解することで、社会のしくみについて自ら考える力を養うことが根源的な目的です。「行政学2」では官僚制を中心とした行政組織の内部に光を当てますが、具体的な事実や制度を単に暗記することはあまり意味がありません。むしろ、官僚組織の特徴がどのように意思決定に作用するのか、行政資源はどのように管理されているのか、行政組織はどのような問題を抱え、どういった制度を設計することが望ましいかなど、官僚制や行政の意思決定システムについて分析かつ検討する術を身に付けられるようになることを目的とします。
到達目標
・官僚制とそのメカニズム、および行政の意思決定システムと管理について分析かつ検討できるようになる
・行政組織や官僚制に関する知識を基に、社会における事象や現実の政策について検討かつ分析できるようになる
授業計画と内容
1. イントロ:行政学2では何を学修するのか
2. 官僚制のとらえ方
3. 官僚組織の編成と様態
4. 官僚組織の作動原理
5. 官僚の行動様式
6. 政治・社会と官僚制
7. 行政の計画と調整
8. 日本の官僚制と意思決定システム
9. 公務員制度の基本原理
10. 日本の公務員制度
11. 公務員制度をめぐる新展開
12. 行政における責任と統制
13. 行政統制と市民
14. まとめ:学説史で振り返る「行政学」
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
事前にアップロードされたレジュメに目を通し、講義のポイントになる点を理解すること、分からない言葉や概念について簡単に調べておくことなど、2時間程度の予習を行ってから講義に臨んでください。
授業後に、リアクションペーパーを通じた課題への回答が求められることがあります。また、授業後にはノートを整理しつつ、実際の行政を想起しながら復習してください(2時間程度)。なお、新聞等のメディアを通じて、行政問題の動向や行政現象にアンテナを張っておくことが求められます。
なお、新聞等のメディアを通じて、行政問題の動向や行政現象にアンテナを張っておくことが求められます。また、この科目は上述のように組織や意思決定システムを対象としますので、組織に属した経験が学修に役立ちます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 到達目標がどれだけ達成されたかを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
このほか、任意課題等の評価を加味します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
履修者の受講環境に応じて、小グループによるワーク等を行う可能性があります。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaのアンケート、responなどを用いながら授業を展開することも検討しています。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
特定のテキストは指定せず、レジュメを用いて進めていきます。参考文献は初回の講義の際に提示します。
その他特記事項
本講義の理解を助ける講義科目は、履修条件に挙げた科目のほかに、行政法総論、(他学部設置科目ですが)経営学などがあります。
■授業の工夫■
この講義では、リアクションペーパーの提出を行うことで受講生とコミュニケーションをとり、理解度や定着度の向上を図ります。