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シラバスデータベース|2026年度版

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ホーム > 講義詳細:専門演習A1/専門演習B1

シラバス

授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科など 担当教員 教員カナ氏名 配当年次 単位数
専門演習A1/専門演習B1 2026 春学期 火4 法学部 北井 辰弥、宮丸 裕二 キタイ タツヤ、ミヤマル ユウジ 3・4年次配当 2

科目ナンバー

JU-OL3-015S,JU-OL4-017S

履修条件・関連科目等

 法学部公式の募集手続により専門演習学生募集で本授業に応募して、審査の結果履修を認められた者。

授業で使用する言語

日本語

授業で使用する言語(その他の言語)

 日本語を用いて授業を実施します(ただし、英語による文献を資料として用いることがあります)。

授業の概要

 本年度のテーマは「裁きのリアリズム ――法廷劇にみる法文化」です。

 映画やドラマに「法廷もの」(あるいは「法廷劇」)と呼ばれるジャンルがあり、法廷の場で物語が展開し解決を見る一群の作品がこれに含まれます(ほかにもこのジャンルは舞台や漫画などにも及ぶ)。前期の授業では、そうしたジャンルに属する映像を始めとする作品群を取り上げ、同時に、現実の法廷の実際のすがたと比較しつつ、その内容について検討することで、日本や世界の法文化について一緒に考えていきたいと思います。
 実際の法廷と法廷劇とを比較する際の主な問題意識としては、一つには、法廷劇の脚色による現実からの乖離を明らかにすることにあります。つまり、法廷劇はその娯楽目的ゆえに現実の法廷ではあり得ないものごとが描かれることがありますが、両者を比較することでどこまでが現実でどこからが作りごとのフィクションであるかということの区別を明確にしていくということがあります。
 また、もう一つの大きな問題意識としてあるのは、我々の法意識を形成するものは必ずしも現実に即したものばかりではなく、むしろフィクションとして作られたものの方が我々の法意識をかたちづくるのにより強く影響している面があるという点です。つまり、現実の法廷がどう進んでいるかを差し置いて、舞台上で関係者がどう立ち回り、ドラマの中で法律がどういうロジックで運用され、映画の中で判決が下されるあり方の方が、我々にとってより本当らしく感じられ、むしろ法というものへの我々の理解を支えているということが無視できないのです。フィクションに根ざす法の理解というのはジャーナリズムによる報道も大きく寄与しているところです。
 こうした問題を、具体的な映像を始めとする題材を通じて考えていくことで、法文化の一角としての、我々自身の法への理解ということを掘り下げていきたいと思います。同時に、フィクションとは何かという問題をめぐって表象文化について考えていきたいと思います。

 授業に際しては、上記のとおり映像を始めとするフィクション作品を多く題材にするのとあわせ、履修者で法廷を訪れて傍聴をすることも計画している。

 後期の授業では、上記のテーマから一度離れて独自のテーマを選んで、そのテーマを元に研究発表をし、学生同士の意見交換を経て、最終的に研究論文を執筆します。

科目目的

 本授業の直接的な目的としては、題目にある通り法文化について考えていくこと、現実の法やフィクションとしての法への理解を深めていくことがあります。また、これらを通じて、関連することがらへの一般的な知識を蓄えること、意見交換を通じて討論の方法や、他への理解を深めていくこと、考えや問題を他と共有する手段を体得することを目的としています。
 また、演習を通じてのより大きな目的としては、今後立ち現れてくるあらゆる問題に対処するべく自分で調べて、考えていく上での方法を体得すること、やがて諸問題に対する自分の立場を確立し、生きていく上での指針を見出すことも、視野に入れて考えています。

到達目標

 上記の科目目的を達成することで以下のことがらを身につけることを目標と考えています。
・本授業のテーマを通じて専門的知識の蓄積すること
・他者との相互理解の手段、他者との問題共有の手段を体得すること
・将来的に他のことがらへの応用が可能な研究方法を身につけること
・自らの立場を確立すること

授業計画と内容

 学期中の授業の計画は下記の通りです。

第1回 イントロダクション
第2回 共通の教材をめぐる討論1(法の倫理と一般社会の倫理)
第3回 共通の教材をめぐる討論2(法の倫理と一般社会の倫理)
第4回 学生による発表第1回(受講生A(発表・質疑応答・討論)/受講生B)
第5回 学生による発表第1回(受講生B(発表・質疑応答・討論)/受講生D)
第6回 学生による発表第1回(受講生E(発表・質疑応答・討論)/受講生F)
第7回 学生による発表第1回(受講生G(発表・質疑応答・討論)/受講生H)
第8回 課題設定による問題解決1(法と教育の共通の目的について)
第9回 課題設定による問題解決2(法と教育の矛盾する要素について)
第10回 学生による発表第2回(受講生A(発表・質疑応答・討論)/受講生B)
第11回 学生による発表第2回(受講生B(発表・質疑応答・討論)/受講生D)
第12回 学生による発表第2回(受講生E(発表・質疑応答・討論)/受講生F)
第13回 学生による発表第2回(受講生G(発表・質疑応答・討論)/受講生H)
第14回 夏休みおよび合宿の計画(自主的課題設定)

 本演習は、前年度の方法を踏襲して、前期授業は主に映画を教材とし、適宜資料で補いながら討論や、口頭発表を受けての意見交換により、授業を進めることを予定しています。

 随時、以上の作業を補う社会問題の扱い方についての講習や、パソコンやソフトの使い方、口頭発表の方法、資料収集や調査方法などについて講義形式で学ぶ機会を設ける予定です。

授業時間外の学修の内容

指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出

授業時間外の学修の内容(その他の内容等)

 9月上旬または中旬に合宿を行う予定にしており、履修者は参加を義務づけられます。
 過去には明治大学や青山学院大学の専門演習クラスとの合同研究発表会を実施してきましたが、本年度も同様のことを実施することを計画しています。
 本演習の履修者は、本学で毎年行われる日蘭交流事業に参加する権利を原則として得ることとなり、関連の学修を授業に織り込む予定です。

授業時間外の学修に必要な時間数/週

・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。

成績評価の方法・基準

種別 割合(%) 評価基準
平常点 100 各回の授業の報告・研究発表(50%)、討論への参加姿勢(50%)

成績評価の方法・基準(備考)

 授業への出席状況(合宿を含む)や論文を提出することそのものは評価以前の前提となるため、それ自体の配点を配していません。特段の理由がない限り欠席を認めません。無断で欠席をした者には単位を認定しません。また、本演習で勉学を続けることができなくなった学生や続ける意志がない学生、あるいはそれと認められる学生、そして事情のいかんは問わず最終的に論文を仕上げて提出するに至らなかった学生にも単位を認定しません。

課題や試験のフィードバック方法

授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他

課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)

 授業内で行われる口頭による報告や研究発表については、授業内での学生同士および教員による直接のフィードバックを得ることになります。
 また研究発表の成果としての論文は、その下書きの段階で、学生同士による度重なる編集を経つつ、教員による朱入を受け取りさらなる修正の素材として使うことになります。

アクティブ・ラーニングの実施内容

ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション

アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)

 毎回の授業そのものがいわゆるアクティヴ・ラーニングの構成になっています。しいてつけ加えると、合同研究発表会によって他学の学生や教員との相互交流の場を得る機会となると共に、日蘭交流事業によって戦争体験者および外務省の官僚との交流機会となるかと思います。

授業におけるICTの活用方法

その他

授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)

 PCやソフトの使い方、タイピング技術の修得、電子データベースの利用方法などについて、活用以前にその使用方法を学ぶことがこの専門演習での活動の一部となっています。また、学んだスキルを発表や論文作成、互いの意思疎通のための通信手段としてふんだんに活用して頂く機械を設ける予定です。

実務経験のある教員による授業

いいえ

【実務経験有の場合】実務経験の内容

 特に予定をしていません。

【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容

 特に予定をしていません。

テキスト・参考文献等

 こちらで用意するものについては授業中に指定もしくは配布します。また、学生同士で教材を用意してもらう場合もあります。

その他特記事項

・ゼミのことで尋ねたいことがある学生は、遠慮なくご相談下さい。遠慮をしていると後で自分が損をすることになります。下記SNSのゼミのアカウントから質問をして下さっても結構ですし、または教員に直接連絡を取りたい場合には上記連絡先より教員に直接ご連絡ください

・ゼミの申込先を選ぶにあたり、こちらに下にあるURLから本演習で学んだ学生が執筆した論文が掲載されている「論文集」を閲覧することができます。本ゼミで過去に書かれた論文で、どんなテーマや題材が扱っているか、どんな水準が求められるのかということが、実物をみてよく分かると思います。

・多くの週で、公式に設定している4時限目に続く5時目にも授業を継続して実施し2コマ分の授業となりますが、履修人数や一人ひとりの進捗といった事情に合わせてじっくりと考え、議論を尽くし、授業を進めてゆきます。

・なお、専門演習の授業内容としては1年完結になっていますが、3年次から加入する学生については、4年次も含めた2年間連続での勉学を前提としている学生を想定しています。つまり、2年間の学修を行う前提でのみ本演習への加入が許可されることとなります(履修開始時点で4年次の学生を除く)。

・本演習を履修する学生には、本演習での勉学に高い優先度を置いていただくことになります。学生生活の中で他にも重要なことは多々あるでしょうし、それをまったく考慮しないわけではありませんが、その根本の優先順位を把握していただくことが参加する上での重要な資格要件となりますので、申込に際してその点をよくお考えになって下さい。

・本演習に参加するにあたって、学生が何か特定の前提知識や技能をすでに体得していることは求めませんし、特定の成績水準を条件として要することはまったくありません。何の知識もなく、何も知らない状態で臨んでいただいて一向に構いません。ただし、本授業のテーマに興味を持っていること、授業で求められる準備や目の前にある課題を一つひとつ怠らずに取り組むつもりがあることは、強く求めております。法学部の数ある専門演習の中では「きちんと勉強をする」ゼミの側に本演習は分類されるものと思いますが、自分の抱いた関心に対して真摯な態度で取り組んでいただければ、課外活動や就職活動などと兼ねながらであっても、どなたにとっても遂行可能な修学内容となっています。また、きちんと向き合うことで、大学に来て本当に勉強をしているという実感とやり甲斐を毎週感じることができ、必ずしもどこでも得られるわけではない充実した時間を過ごすことができることを保証します。そして、このステップを踏んでおくことで、それなりの将来が待っているという仕組みにもなっています。2名の担当教員も可能な限り最大限の努力で臨む所存ですが、学生の側にも応分の労力を注いで頂くことを期待しております。したがって、主体的に学ぼうという気に欠けると自覚されている方や、勉学をする以外の目的での応募を考えていらっしゃる方は、こちらも難儀ですが学生当人が誰より一番困ることになりますし、他の学生が本演習を学ぶ権利を制限することにつながりますので、応募を再考するようにして下さい。


【重要】
・履修学生の選抜に際して遠隔映像通信によって面接を行います。そこで、提出したレポートにより面接の機会が認められた学生にはこちらから必ず電子メールを送り、通信方法と通信日時を相談いたします(届かない場合は上記の方法でご連絡下さい)。そのため、レポートには必ず、電子メールのアドレスを2つ記載し、あわせて、面接のための通信が可能なように予めLINEのアカウント名(自分で表示しているニックネームではなくアカウント名)を記載しておいて下さい。そして必ず応募後は迷惑メールフォルダ内も含め返信を確かめるようにして下さい。なんらかの事情によりこうした通信体制構築が難しい方は、極力代替方法にて対応しますので、可能な代替案をご記載下さい。

参考URL

・北井辰弥・宮丸裕二ゼミ X(twitter)アカウント https://twitter.com/endomiyamaru

・北井辰弥・宮丸裕二ゼミ instagramアカウント https://www.instagram.com/chuo_kitaimiyamaru/

・本ゼミの過去の論文集 https://miyamaru.r.chuo-u.ac.jp

・教員(宮丸裕二)へのメール送信 https://c-research.chuo-u.ac.jp/html/100002899_ja.html

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