シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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導入演習 B | 2024 | 春学期 | 木1 | 法学部 | 宮丸 裕二 | ミヤマル ユウジ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-AD1-001S
履修条件・関連科目等
クラス分けや抽選等の必要な手続きを経て履修の許可を得た者。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
テーマ:「子どもについて」
下記の「科目目的」に記載の「導入演習」の共通目的を達成するべく、本演習では「子ども」に着目し、「子ども」について考えることを通じて、以上の能力を体得していきます。
欧州での「子ども」という概念そのものの発祥を考えることから始め、子どもの扱いの歴史的変遷、出産・育児、教育、児童心理、子どもの性、経済的価値や、児童労働、子どもをめぐる文化、各文化間での差など、あらゆる側面から光を当てます。やがて、子どもの権利、福祉制度、児童虐待、少年法や少年犯罪・非行、その報道などの法的問題や、貧困など恵まれない環境にある児童や少子化問題など今日的な問題にも触れて行ければと思っています。
「子ども」というテーマをめぐって、既存の議論をまとめて紹介する練習と、自らの意見を根拠と共にまとめて発表する練習の場となります。ご自分の研究対象を決める際は、子どもに関することであれば、何を取り上げても構いません。ぜひ自分で興味の持てる題材を見つけ出して、それに取り組んで研究のかたちにするまでの手助けをしたいと思っています。
科目目的
本演習では、物事を調べ、論じ、研究し、発表し、論文にまとめる技術を身につけ、学術的な考え方を養うことを目標とします。これは、法学部での4年間の勉学で必要不可欠な能力であり、これを身につけることは他のすべての導入演習の授業にも共通の目的ということになります。論文を実際に書くことが時間的な制約から難しい場合は、その前段である論文構成をまとめる段階まで辿り着きたいと思います。
到達目標
本演習では、物事を調べ、論じ、研究し、発表し、論文にまとめる技術を身につけ、学術的な考え方を養う上で、その第一歩となる方法論を身につけ、それを最終的に論文(あるいは論文の前段である構成の完成)をめざします。今後の学修の前提となる知識を身につける場だと考えて下さい。
授業計画と内容
春学期は関連資料を調べ各自の報告を行うと共に、共通の議題を討論することに時間を使います。合宿では、主に自らの研究題目を決定します。また年間を通じて随時、図書館利用、資料の調査、口頭発表、レジュメの作成、論文の構成、PCの操作などの方法を学びます。
第1回 授業について/年間予定について
第2回 口頭発表の方法/ハンドアウトの作成法について/発表サンプル
第3回 パソコンの使い方講座
第4回 図書館検索講座
第5回 ディスカッション/ディベート
第6回 口頭発表: テキストの内容をまとめ(受講者A、B、C)
第7回 口頭発表: テキストの内容をまとめ(受講者D、E、F)
第8回 口頭発表: テキストの内容をまとめ(受講者G、H、I)
第9回 口頭発表: テキストの内容をまとめ(受講者J、K、L)
第10回 口頭発表: テキストの内容をまとめ(受講者M、N、O)
第11回 口頭発表: テキストの内容をまとめ(受講者P、Q、R)
第12回 論文のアイデアのまとめ方
第13回 論文構成の作成・調査 前半
第14回 論文構成の作成・調査 後半
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業の一環として、課外での準備や予習や課題が単位修得に必要な条件の一部として課されます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 50 | 平常点 |
その他 | 50 | 発表 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業に際しての準備の状況および授業中の参加姿勢を50%、ならびに発表内容を50%として評価します。ただし、いずれも単位取得に必要な要素であり、一方の不足を他方で補完し得ない配点になっています。したがって、参加姿勢に問題がある場合や発表を行わない場合は単位を認定することができません。
試験は行いません。出席状況については全回の出席を前提としているので、評価の対象と致しません。学期中に2回を超えて欠席をした者には単位を認定しません。2回の遅刻を1回の欠席として換算します。
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
口頭発表を実施した際のフィードバックは授業中に教員と学生からその場で集めることとなります。また発表の資料や原稿については教員から後日添削したものを受け取ることとなります。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
演習形態で授業を行いますので、毎回の授業そのものがアクティブに進むものと思います。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
本授業ではメールやクラウドドライブの利用、文書作成ソフトや、発表のためのツールの利用など、多くの場面でICTを活用することとなります。
言うまでもなく、本授業での学修にはパソコンが必要となります。スマートフォンやタブレットで対応することができないことを予め理解した上で履修をして下さい。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
特に予定をしていません。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストおよび参考文献は授業中に指示します。
その他特記事項
授業の連絡をする際に、manabaと電子メールを利用します。 授業連絡のためmanabaやc-plusに登録したメールアドレスによる通知機能を介して連絡を行うことがありますので、自分でアドレスを登録したメールを定期的に読み、メール受信のブロック機能を外しておいて下さい。万が一読めない場合、急の休講連絡を知り得ないなど、学生に不利な結果を招く場合がありますのでご注意下さい。
履修するかどうか迷う学生は、担当教員に連絡を取るといいでしょう(連絡方法は上記)。
参考URL
https://miyamaru.r.chuo-u.ac.jp