シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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導入演習 A | 2024 | 春学期 | 水1 | 法学部 | 木川 裕一郎 | キガワ ユウイチロウ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-AD1-001S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
木川ゼミでは、将来の目的にあった大学生活をするのに手助けとなるヒントを提供すると同時に、法律学という学問の楽しさや難しさを体験しながら、法律学の勉強方法を示していきたいと思います。例えば、ロースクール志望・公務員志望・各種資格試験志望・就職志望またはその他の目的を達成するためには何が必要かを明らかにするとともに、まだ目的の定まっていない諸君には、主として、様々な進路に関する情報提供を通じて、早期に目的を設定できるようにアドバイスしていきます。
また、法律問題を中心にした身近な社会問題を一緒に分析し、少しずつ法律学に対する理解を深めてもらいます。さらに、具体的な法律問題につき発表および討論する機会を設けることにより、相手の考え方を理解し、自分の考えを相手方に伝える方法を習得してもらいます。
木川ゼミは、個人に課題を課して発表を求めることはせず、グループワークを中心にして授業を進めていく点に特徴があります。
時機に応じて、法律書の読み方、法律文献の収集の方法およびレポートやゼミ発表レジュメなどの作成方法についても説明します。併せて、法律答案の書き方を民法の簡単な問題を題材にして体得してもらいます。そこで、ゼミ員は、必ず「民法概論・総則A」を同時履修してください。
なお、成績評価や授業とは無関係ですが、法曹志望者に対しては、憲法・民法・刑法の司法試験用基本書読み込みゼミを企画し、バックアップします。
科目目的
早い時期に各自が卒業後の進路につき一定の目標を設定して、目標達成に必要な能力を育てることを目的とします。併せて、それとは別に、大学生活を楽しく、有意義に過ごすために必要なことを考え、かつ実践するきっかけを提供するゼミです。
到達目標
各学生がその個性を発揮して学生生活を有意義に過ごすためのモチベーションを持続できるヒントを示していきます。
授業計画と内容
【春学期】
第1回 法律と社会①(半分の履修者による発表)
第2回 法律と社会②(残り半分の履修者の発表)
第3回 法律と資格①(国家公務員試験・地方公務員試験・裁判所事務菅試験・家裁調査官試験・外交官試験ほか各種採用試験)
第4回 法律と資格②(税理士試験・公認会計士試験・社会保険労務士試験・行政書士試験・海事代理士試験・司法書士試験・弁理士試験・司法試験ほか外国語検定試験を含めた各種資格試験)
第5回 学問と法律学①(法律学の特徴)
第6回 学問と法律学②(法律に関する教科書の読み方)
第7回 社会科学する方法①(法的思考方法)
第8回 社会科学する方法②(具体的なデテーマを題材としたグループディスカッションの実践)
第9回 社会科学する方法③(レポート・答案の書き方Ⅰ:課題の分析と論文の構成・複数論点の相互関係・根拠と結論の明示方法など)
第10回 社会科学する方法④(レポート・答案の書き方Ⅱ:社会科学に関する論文の注意事項・論文でつけいない各種の表現・要約や詳述を中心とした作成した文章の改善方法)
第11回 社会科学する方法⑤(文章作成練習Ⅰ:社説記事の要約作業)
第12回 社会科学する方法⑥(文章作成練習Ⅱ:社説記事の文章の改善作業)
第13回 ディベートの方法①(ディベートの意義とそのルール)
第14回 ディベートの方法②(具体的問題についてのグループディスカッション)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
半期授業の後半では、民法総則に関する問題を題材にして、法律答案の書き方を練習するので、本ゼミに参加する学生は、必ず「民法概論・総則A」を同時履修してください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業における発言や研究発表の成果を考慮して、成績を決定します。 S評価は、原則として前回出席した学生に対して与え、欠席回数が全授業の4分の1を超えた学生には単位を付与しないので注意してください。 |
成績評価の方法・基準(備考)
なお、遅刻については、2回で一日の欠席と評価します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
弁護士による法的サービスとの関係で、その過誤の分析や事後の改善措置に関するアドバイスをおこなう業務を約15年間にわたり約3000件の事案につき担当。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
法的知識を生かして社会的貢献をする際に注意すべきポイントを理解してもらう。
テキスト・参考文献等
授業で利用するテキストと資料は、授業時間内に配布します。特定の教科書は指定しません。