シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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導入演習 A | 2024 | 春学期 | 水1 | 法学部 | 梶田 幸雄 | カジタ ユキオ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-AD1-001S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
学生諸君によるプレゼン(自由テーマで3分間スピーチを毎回2人)を行ってもらい,この内容についての質疑,討論をしながら,調べる,意見を述べる,異なる意見を傾聴する,争点を発見し,整理するということについて学修する。また,中心テーマとして,ドキュメンタリー映画,ミカ・X・ペレド監督『女工哀歌(エレジー)』を視聴し,これを題材として(主には現代の奴隷制問題,人権問題を考える),争点を400字程度で整理する技法を習得し,プレゼンや討論をする中で自らの考えを整理し,小論文にまとめる技法を学修する。期末試験として最終的に小論文を提出してもらう。
科目目的
法律学を学修する基礎を身につけるとともに,(1)社会の基本的な仕組みを理解し,社会問題に対して批判的関心をもつことができるようにする。(2)文献・資料を読み解く力,論理的に考える力,問題を発見・調査・分析する力,分かり易く表現する力など,基礎的学習能力を身につける。また,レポートや論文作成のための基礎力,及びその作成における基本的ルールを修得する。
到達目標
大学における学修法,討論のし方,レポート・論文の書き方を修得しながら,法律学を学修する基礎を身につけ,さらに社会問題に関して,自分で問題点を発見し,解決策を考え,提案できるようになる。また,得られた知識をもって,討論し,他人を説得し,知識を他人に移転できるようになる。
授業計画と内容
1 オリエンテーションー問題意識の共有
2 争点発見,争点整理の技法―サウンド・エデュケーション
3 批判的読書
4 プレゼンテーションの技法
5 ドキュメンタリー映画,ミカ・X・ペレド監督『女工哀歌(エレジー)』の視聴
6 『女工哀歌(エレジー)』の争点発見と整理(400字の争点整理)
7 現代奴隷制問題の発現原因の検討と討論(400字の争点整理)
8 労働者の搾取への抵抗手段の検討と討論(400字の争点整理)
9 新自由主義的グローバリゼーションの課題についての検討と討論(400字の争点整理)
10 企業の社会的責任の検討と討論(400字の争点整理)
11 『女工哀歌(エレジー)』をテーマとするプレゼンの練習
12 『女工哀歌(エレジー)』をテーマとする小論文の練習
13 私たちに何ができるか:討論
14 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
まず問題意識を持つことが重要です。次に,関心を持った事柄について自発的に調べることです。調べる際には,インターネットを利用するのが簡便ですが,検索の仕方によって得られる情報もかなり違ってきます。さらに,理解が進むにつれて,観点が変わってきます。得られた情報の解釈の仕方も観点によっては変わることがある,ということに気付くようになると,学修の成果と言えるでしょう。授業期間の後半には,小論文作成の準備をしてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 小論文の提出。授業における知識の吸収ができており,論理的文章が書けていること。 |
平常点 | 50 | 3分の2以上出席し(出席が3分の2に満たない場合には,不合格とします),かつ,議論への積極的参加。議論に参加できない場合には出席していても不合格とすることがあります。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは使用しません。毎回の授業前にレジュメをmanabaにアップします。
参考書は,必要に応じて授業中に紹介します。