シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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フランス語3a 2-42 | 2024 | 前期 | 月3 | 経済学部 | 佐々木 優 | ササキ マサル | 2年次配当 | 1 |
科目ナンバー
EC-FR2-13aX
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語/フランス語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、問題解決力(外国語とコミュニケーションの能力及びコンピューターを利用した統計・情報処理と分析の能力を用いて、科学技術及び社会の急速な変化に対応しながら、さまざまな問題を解決することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
この授業ではフランス語の文章を読むための基礎を身につけることを学ぶが、その際、初級文法の知識は必須なので、前期の授業では主に初級文法の復習に重点を置く。また、必要に応じて1年生の時には時間の関係上学ぶことのできなかった文法項目についても学んでいく。さらに、授業の際はフランス語の音声を少しでも多く聞いてもらい、発音練習なども取り入れていく予定である。ある程度まで復習が進んだら、フランス語の文章にも少しずつ慣れていってもらう。
科目目的
この科目の目的は、平易なフランス語で書かれた文章を読んでいく中で、フランス語の初級文法に関する理解を深め、さらにはフランス語の文章を読むための基礎知識を身につけることにある。
到達目標
本授業では以下の3点を到達目標とする。
①初級文法の復習をすることで基礎を強化する。
②初級文法の知識を意識的に使いながら、フランス語の文章を読むための基礎を身につける。
③文章読解の訓練を通して、仏和辞典の基本的な使い方を身につける。
(→ 辞書が単語の訳語を確認するだけの道具ではないことを学ぶ。)
授業計画と内容
以下の授業計画で記されている様々な文法項目は、前期・後期を通して復習する文法項目のほぼ半分にすぎず、前期でこれらすべてを復習するというわけではない。(復習予定の文法項目全体を把握したい場合は、後期のシラバスも参照すること。)そして、「文法の復習」(1)では1年次に学習した様々な文法項目の練習問題を解いてもらい、(2)以降では、(1)の結果を見て、履修者に目下必要と思われる文法項目を優先的に復習していく予定である。それゆえ、授業では以下に記載された順番通りに文法の復習を進めることはしない。場合によっては、後期のシラバスに記載されている文法項目を前期に復習することもあれば、その逆のパターンもありえる。また、必要があれば、記載されていない文法項目を扱う可能性もある。つまり、授業の進度や学生の理解度に応じて、適宜、内容は変わることがあるということである。詳細については初回授業で触れる。
1.ガイダンス 、文法の復習(1) 文法の定着度を調べるための練習問題を解いてもらう
2. 文法の復習(2) 冠詞について、冠詞の縮約
3. 文法の復習(3) 名詞の性・数、形容詞の性・数変化
4. 文法の復習(4) 動詞êtreとavoir
5. 文法の復習(5) 第1群規則動詞と第2群規則動詞
6. 文法の復習(6) 不規則動詞
7. 文法の復習(7) 直説法複合過去と直説法半過去、直説法大過去
8. 文法の復習(8) 直説法単純未来、条件法現在、条件法過去
『時事フランス語 2024年度版』第1課(1):「パリのノートルダム寺院」
9. 文法の復習(9) 接続法現在と接続法過去
『時事フランス語 2024年度版』第1課(2):内容説明及び練習問題
10. 文法の復習(10) 疑問文と否定文
『時事フランス語 2024年度版』第2課(1):「エマニュエル・マクロンとフランス議会」
11. 文法の復習(11) 疑問代名詞と疑問副詞
『時事フランス語 2024年度版』第2課(2):内容説明及び練習問題
12. 文法の復習(12) 指示形容詞と疑問形容詞
『時事フランス語 2024年度版』第3課(1):「パリオリンピック・パラリンピック」
13. 文法の復習(13) 命令法
『時事フランス語 2024年度版』第3課(2):内容説明及び練習問題
14. 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
普段から発音と綴り字のルールを勉強して、フリガナを付けずに読めるフランス語を少しずつ増やしていくこと。
授業で扱った文法項目の復習をすること。
教科書で長文を読む段階に入ってからは、知らない単語を辞書で調べるのはもちろんのこと、付属のCDを使って、フランス語の音をよく聞き、本文を音読するといった習慣を身につけること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり2時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | テストの際は、基本的には授業で扱った練習問題を中心に出題し、その結果をもとに成績を決める。 |
成績評価の方法・基準(備考)
基本的には試験結果をもとに成績を出すが、試験結果が59点~50点だった場合は、平常点(授業中の態度、出席率、課題提出率など)も考慮に入れて合否を決める。授業態度に問題がなく、出席率もよく、課題提出率がよかったとしても、49点以下は不合格とする。
ただし、無断欠席を6回した場合はテストを受けられないので注意すること。(やむを得ない事情での欠席については考慮する。)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
毎回、文法の練習問題を解いてもらう。授業終了後に回収した解答については次回の授業で返却し、解説を行なう。
長文読解に入ってからは、文章の半分は教師が担当し、残りの半分は履修者の中から担当者を決めて訳してもらう。(第1課に限っては教師がすべて担当する。)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
学習内容に関する教師からの様々な質問に答える、動詞活用の発音練習をする、文法問題を解くといったことをしてもらう予定。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
『時事フランス語 2024年度版』、朝日出版社、2024
参考文献
1. 初級文法の授業で使用した教科書
2. 森本英夫・三野博司(著)、『増補改訂版 新・リュミエール―フランス文法参考書』、駿河台出版社、2013
3.辞書については、以下のものならどれでも構わない。
『ディコ仏和辞典』(白水社)、『クラウン仏和辞典』(三省堂)、『プチ・ロワイヤル仏和辞典』(旺文社)、『プログレッシブ仏和辞典』(小学館)
その他特記事項
授業計画の項目で示したように、毎回、初級文法の復習を行なうので、各自、初級文法で使っていた教科書を持参すること。また、必要に応じて辞書を引いてもらうので、こちらも毎回持ってくること。
「講義開始日までにやっておいてほしいこと」
1. 発音と綴り字の規則を復習しておく。
2. 初級文法の教科書に載っている動詞の活用をある程度暗記しておくこと。暗記できなかったとしても、普段から音読したり、紙に書いて練習したりすることで動詞の活用になじんでおき、活用形を見ただけで「この動詞の不定詞は〇〇で、時制は直説法複合過去」とすぐに判断できるようにしておくことが望ましい。
「授業計画と内容」の項目では『時事フランス語 2024年度版』の第1課から3課まで順番に読んでいくと記載されているが、実際には、第1課以外は履修者の要望が多かった文章から優先的に読んでいく。(現時点では履修者の要望はまだ分からないので、便宜的に2課と3課を読むと記載しているだけである。)したがって、前期授業期間中のどこかで、読みたい文章についてのアンケートを取る予定である。
参考URL
特になし