シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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導入演習 B | 2024 | 春学期 | 木1 | 法学部 | ソーントン ピーター |
ソーントン ピーター |
1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-AD1-001S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業は原則として対面で行います。コロナの状況に応じて、オンライン(Zoomのリアルタイム型授業) で行う可能性もあります。
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テーマ:記憶と媒体――プラトンから人工知能まで
記憶とは何か。個人の記憶や思い出は、保存に使われる媒体(たとえば日記、写真、ボイスメール、インスタグラムなど)によって、どのように影響されるか。また、記憶はどのように人々に共有されるか、社会は公の記念碑などを通して、どのように集団的記憶を構築するのか。さらに、AIによって記憶だけでなく知能まで媒体化されると、労働はどのように変わるのか。この演習では、私たちが記憶をどのように理解してきたかを、歴史上の様々な記録方法と媒体との関係からリサーチしてみようと思います。読むものは、プラトン、聖アウグスチヌス、アダム・スミス、カール・マルクスなどからSNSの用途や人工知能の最近の研究に関する記事なども含まれます。それぞれについてグループワークでのリサーチとディスカッションを通して理解と考察を深めていきます。学期末には、授業で学んだ内容をさらに掘り下げ、自身の観点から「記憶」を論じたペーパーを書いていただきます。
科目目的
1.「記憶」の概念が歴史上、さらに現代社会で、どのように表現されているかを見ていく。
与えられたテーマにについて、グループごとにリサーチと議論を行い、考察を深める。
2.学術研究をいかにするかを学び、その成果をいかにレポートにまとめるかを習得する。
リサーチの方法を毎週段階的に学び、それにそって自分のリサーチを行う。各自リサーチのプロセスを詳しく記録し、それをピアに見せて検討する。
到達目標
自分のリサーチテーマに関連する情報を集め、ノートをとって、まとめるという作業を通して、リサーチの仕方を習得していきます。
授業計画と内容
春学期(14週)
第1週:イントロダクション ~ 「記憶と媒体」
グループワーク1: 記憶と知能、記憶と労働
第2週:4人1組のグループで「記憶と知能、記憶と労働」に関連するリサーチ・トピックを選定する。
第3週:各グループメンバーが資料を最低1つ準備し、グループで共有する。
第4週:グループでリサーチを進め、考察を深める。
第5週:グループごとに発表の最終準備をする。
第6週:発表とディスカッション。次の週までに「記憶と知能、記憶と労働」についてレポート(A4三枚程度)を書く。
グループワーク2: デジタル化される個人の記憶や思い出
第7週:4人1組のグループで「デジタル化される個人の記憶・思い出」に関連するリサーチ・トピックを選定する。
第8週:各グループメンバーが資料を最低1つ準備し、グループで共有する。
第9週:グループでリサーチを進め、考察を深める。
第10週:グループごとに発表の最終準備をする。
第11週:発表とディスカッション。次の週までに「デジタル化される個人の記憶・思い出」についてレポート(A4三枚程度)を書く。
最終課題の仕上げ・期末レポート
第12週:期末レポート アウトラインと下書きを完成する
第13週:期末レポートの仕上げ
第14週:セメスター・レビュー
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習・復習を十分にして授業に臨むこと。文献は授業前に読んでおくこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 成績は100%平常点で決まります。ただし単位を修得するには、特段の理由がない限り、学期中の欠席は3回を超えないこと、毎週授業外の準備を行うこと、さらに課題を全て指定された締め切りまでに仕上げることが必要です。詳細は学期の開始に担当教員が説明します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
フィードバックとして教員が課題やノート等、提出物にコメントを書くことがあります。授業中、学生はリサーチで得たものをクラスメイトと共有し、フィードバックしてもらうこともあります。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業外の課題として、毎週リサーチにインターネットを使います。manaba、グーグルドライブ、グーグルドックス、パワーポイント等、さまざまなICTツールを活用して、授業中はリサーチの内容や課題をクラスメイトと共有することがあります。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
文献は授業時に、またはmanabaを通して、配布します。