シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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導入演習 B | 2024 | 春学期 | 木1 | 法学部 | 安藤 浩一 | アンドウ コウイチ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-AD1-001S
履修条件・関連科目等
特にありません。担当教員が実務家出身の経済学者なので、アドバイス等では経済を中心にした話題が得意ではありますが、扱うテーマをそこに限定するわけでもありません。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「経済の言葉や論理を学び、経済・社会の動きに目を向けよう」
現実の社会の中で生きていく上で、経済の動きや企業の活動などに目を向け・それらを対象にした論説に触れること、経済学の言葉や論理に慣れておくことは非常に有益です。
本演習では、経済関係の分析や論説などを取り上げ、テキストの読み方・テーマの見つけ方、分析の進め方・レポートのまとめ方、発表のやり方・議論の仕方等について、基本的な方法を身につけます。最終的に調査・研究レポートの形にまとめることを目指しますが、各人の関心を深め、共に語り合うことを第一とします。ミクロ経済学1の同時履修を奨励。
科目目的
社会や経済への関心を深めること。自主的にかつ仲間と共に思考し行動することを愉しむこと。
到達目標
興味・関心のあるテーマを自ら発見し、それを表現して伝える基本的な能力を身につける。
授業計画と内容
相談の上詳細を決めますが、目安としての一例は以下の通り。
第1回 自己紹介、予定の相談・確認
第2回 ショートスピーチ(問題意識、テーマ選び)
第3回 大学での学びを考える・個別発表
第4回 輪読1(資本主義と自由など)
第5回 輪読2(市場経済など)
第6回 テキストの批判的検討を考える・個別発表
第7回 輪読3(古典など)
第8回 輪読4(経済理論など)
第9回 レジメ作成やプレゼン技術を考える・個別発表
第10回 輪読5(日本経済など)
第11回 輪読6(世界経済など)
第12回 レポート作成とその注意点を考える・個別発表
第13回 総括1 レポートの共有
第14回 総括2 レポートの相互批評
・輪読はチームで担当し、全員での検討・議論。
・個別テーマ発表は、各人が発表・コメントを担当、全員での検討・議論。
・発表後、各自がレポートを執筆、提出。受講者間で共有し、互いに論評。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | 発表資料と、それに基づくレポート。 |
平常点 | 20 | 事前準備の程度、manaba等での貢献状況など |
その他 | 60 | 分担部分の発表内容、そのプレゼンテーション。当日の議論。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaやGoogleドライブ等を活用して、情報の交換・共有をして、議論の活性化等を図っていきます。合わせて、若干の表計算アプリ・プログラミング等の実践的な活用を行い、ICTのリテラシーを高めることに努めて行くことも目指します。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
政府系金融機関での銀行業務の経験があり、主に審査業務や企画・調査業務を担当しました。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
社会の仕組みを知り、経済のあり方・そこでの生き方を考えることに、ヒントを出したいと思います。
統計や会計の数字の扱い、ICTのビジネスでの活用等も経験から得た現場的な感覚を伝えられればと思っています。
テキスト・参考文献等
教科書(以下の両方、あるいは一冊を必ず入手すること)
ミルトン・フリードマン「資本主義と自由」(日経BP社刊、2008年)
江口匡太「大人になって読む経済学の教科書 市場経済のしくみから考える」(ミネルヴァ書房刊、2015年)
参考書(各自が自主的に、必要に応じて参考とするもの)
アカデミック系:
・佐藤望編著「アカデミック・スキルズ-大学生のための知的技法入門 第3版」(應義塾大学出版会刊、2020年)
・河野哲也「レポート・論文の書き方入門 第4版」(應義塾大学出版会刊、2018年)
・戸山田和久「最新版 論文の教室:レポートから論文まで」(NHK出版、2022年刊)
実務系:
・吉田利宏「元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術 第4版」(ダイヤモンド社、2022年刊)
・別所直哉「ビジネスパーソンのための法律を変える教科書」(ディスカバー・トゥエンティワン刊、2017年刊)
・伊藤毅「ルールの世界史」(日本経済新聞社、2022年刊)