シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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法解釈演習 B | 2024 | 秋学期 | 月1 | 法学部 | 柴原 宏昭 | シバハラ ヒロアキ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-AD1-002S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
主として1年次の履修科目である民法総則と物権総論を対象としながら 、条文をきちんと読み、その意味を正確に理解して具体的な問題に適用できる能力、そのプロセスを文章化できる能力を養います。さらに価値判断が分かれている問題について、現在の対立状況を整理したうえで、自らの意見を説得的なかたちで展開する体験をしてもらいます。もっとも、たとえば「公共の福祉」という言葉が新型コロナの影響下で生じる問題を扱うに際して、経済生産性と社会福祉のどちらに重きを置くかで異なる判断規準となるように、本来、主体的な価値判断は憲法や法哲学にとどまらず、法学部で展開される多様な科目を履修するなかで皆さんがそれぞれ修得していくものと信じています。
科目目的
法解釈と法適用の基本を身につけることを目的とします。
到達目標
条文をきちんと読み、その意味を正確に理解して具体的な問題に適用できる能力、自らの意見を説得的なかたちで展開できる能力の修得を目標とします。
授業計画と内容
全14回の授業を3つのステージに分けて進めます。この科目は演習科目として設置されていますが、はじめの第1ステージ(第1〜2回)では、担当教員の側から講義形式で法学入門及び導入演習で学習したであろう最低限のことを復習します。 第2ステージ(第3〜8回)では、民法総則の範囲から単純な問題を用いた問答形式により、条文を探して適用する能力を養います。ここではほぼ全員が毎回指名されることになります。教科書を読むだけで条文を読まない、教科書も読まないでレジュメに目を通して済ませてしまう法学部生にならないよう、 繰り返し厭わず条文を探して読むことに慣れてもらおうと思います。第3ステージ(第9回以降)では、民法総則と物権総論の範囲から事例問題を用いて法解釈と法適用の実践、見解の対立する問題に取り組んでもらうことになります。 数名の学生がレジュメを用いて報告したものを土台として、全員で質疑応答・討議をするかたちを予定しています。
①自己紹介・ガイダンス
②法の解釈と適用
③条文に親しむ(A)
④条文に親しむ(B)
⑤条文に親しむ(C)
⑥条文に親しむ(D)
⑦条文に親しむ(E)
⑧条文に親しむ(F)
⑨事例演習(A)
⑩事例演習(B)
⑪事例演習(C)
⑫事例演習(D)
⑬事例演習(E)
⑭まとめ
* 受講者数等に応じて予定を変更することがあります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業への参加・貢献度、受講態度(意見の表明、他の学生と協調して学ぶ姿勢等)等の状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
教員への質問・連絡はmanabaからも受け付けます。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
こちらから配付する資料のほか、テキスト・参考文献については必要に応じて紹介します。