シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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入門演習 | 2024 | 前期 | 月3 | 経済学部 | 江川 章 | エガワ アキラ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
EC-AD1-01XS
履修条件・関連科目等
本科目の内容を理解するために、並行して学修する「経済入門」(ID101)、「基礎ミクロ経済学」(EC102)、「日本経済史」(EH 105)の知識を活用するとよいでしょう。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
PCの基本操作を身につけたうえで、食料・農業をめぐる基本的知識と問題を学び、さらに現在、国内外で起きている食料・農業問題とその対策について考えます。本科目ではテキストをもとに演習(レジュメ作成・報告・討論)を行ないますので、まず受講生はレジュメ作成に必要なPCの講習を受け、基本的な資料収集の方法を図書館講習で学びます。次に食料・農業問題に関するテキストを用いて、レジュメ作成・報告・コメントを担当し、全体で議論を行ないます。
科目目的
PCの基本操作を身につけたうえで、食料・農業をめぐる基本的知識と問題を学び、これからの対策について考える能力を養うことを目標とします。
到達目標
具体的には次のとおりです。
①PCソフトの「power point」の基本操作ができる。
②図書館を利用した基本的な資料収集を行うことができる。
③食料経済をめぐる諸問題を要約・報告し、論点を明らかにすることができる。
④現在起きている食料・環境資源の諸問題を考え、議論することができる。
授業計画と内容
第1回:ガイダンス
第2回:PCソフト講習会:power point操作と資料作成
第3回:日本は何人養える?(テキストA:第1章)
第4回:飢餓はなぜ起きる?(テキストA:第2章)
第5回:大規模農業はすべてを解決するのか?(テキストA:第3章)
第6回:どうして石油が食料生産に関係するのか?(テキストA:第4章)
第7回:混迷する世界と食料安全保障(テキストA:第5章)
第8回:「人口肉」は地球を救う?(テキストB:第1章)
第9回:フードテックの新潮流(テキストB:第2章)
第10回:土地を奪われる農民たち(テキストB:第3章)
第11回:気候変動の語られない犯人(テキストB:第4章)
第12回:<デジタル農業計画>の裏(テキストB:第5章)
第13回:日本の食の未来を切り拓け(テキストB:第6章)
第14回:世界はまだまだ養える(テキストB:第7章)
※テキストA:篠原 信 『そのとき、日本は何人養える?: 食料安全保障から考える社会のしくみ』家の光協会、2022年8月。
※テキストB:堤 未果『ルポ 食が壊れる』文春新書、2022年12月。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
テキストを読み、報告者はレジュメを作成してもらいます。また、毎回の授業終了後にはリアクションペーパーを提出してもらいます。なお、経済学の基本的な知識や考え方を学修するので、新聞や雑誌等で経済の時事問題に目を通しておくことが望ましいでしょう。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | すべての授業が終了後に行う最終レポートの内容に応じて評価します。 |
平常点 | 65 | 毎回の授業後にリアクションペーパーを作成・提出してもらい、その回数・内容に基づいて算定します。なお、リアクションペーパーを提出せず、平常点が50%に満たない場合はE評価とします。 |
その他 | 15 | 報告担当者の発表内容に応じて評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
リアクションペーパーの内容を紹介・講評します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
スマホ、PC等を活用して、レジュメやリアクションペーパー、レポートを作成してもらいます。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
農林水産省農林水産政策研究所で研究職として勤務し、農業・農村政策の分析、農村調査を行ってきました(1995年4月~2014年3月)。また、株式会社農林中金総合研究所に出向し、研究員として農協の信用事業の分析を行いました(2006年4月~2008年3月)。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
農業は政策の影響を強く受けるため、政策の歴史や意義を学ぶ必要があります。政策効果や政策情報を提供するという点で、農林水産省における政策分析の経験を生かすことができます。
テキスト・参考文献等
本科目では以下のテキストを用います。
・テキストA:篠原 信 『そのとき、日本は何人養える?: 食料安全保障から考える社会のしくみ』家の光協会、2022年8月。
・テキストB:堤 未果『ルポ 食が壊れる』文春新書、2022年12月。
なお、自学のため、農林水産省『食料・農業・農村白書』(農林水産省のHPで全文閲覧することができます)に目を通すことを進めます。
その他特記事項
授業と関係ない私語は他受講生の聴講を妨害する悪質な行為ですので、厳正に対処します。また、毎回リアクションペーパーを作成してもらいますので、スマホやPC等を持参してください。
参考URL
特になし