シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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政治史A1 | 2024 | 春学期 | 火2 | 法学部 | 中北 浩爾 | ナカキタ コウジ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-PS3-018L
履修条件・関連科目等
政治史A2とあわせて履修することが望ましいです。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
政治史Aは、日本政治外交史の講義です。政治史A1では、第二次世界大戦以前の時代を扱います。近代国民国家の形成、政治的民主化とその挫折、戦争と平和、植民地帝国の建設と崩壊などが主なテーマです。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の基本科目として位置づけられています。この科目での学習を通じて、学生の皆さんが日本政治史に関する基礎的な知識を習得するとともに、現代日本政治の歴史的な背景に対する認識を深めることを目的とします。
到達目標
皆さんは中学校や高校で日本史を学び、すでに一通りの知識を身に着けていると思います。それを前提として提供されるこの講義には、いくつかの到達目標があります。第一に、過去の歴史的な事実を正しく知り、ネットなどに溢れる誤った情報を峻別できるようになることです。当たり前のことですが、とても大切なことです。第二に、政治学の視角から日本の歴史を捉え、論じられるようになることです。政治史Bで扱う欧米の政治外交史と共通の概念を用いて、日本政治を歴史的に分析できるようになることを意味します。第三に、歴史を単なる過去として論じるのではなく、現在につながる過去として捉えるようになることです。いいかえれば、現在の日本政治が過去の様々な選択の結果として存在することを認識し、現在も未来に向けてよりよい選択を行わなければならない、そういう歴史感覚を身に着けることです。
授業計画と内容
1.イントロダクション
2.明治維新の基本的性格
3.明治維新の前提条件としての幕藩体制
4.明治維新と国際関係
5.明治憲法の制定と特質
6.明治憲法と政党政治の発展
7.対外膨張の起源
8.植民地帝国の構造と論理
9.ワシントン体制と日本外交
10.対外戦争と政治的民主化
11.政党内閣制の限界
12.満州事変期の「平和と民主主義」の可能性
13.日中戦争からアジア・太平洋戦争へ
14.昭和天皇と戦争指導
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 論述式で行います。日本政治外交史についての基礎知識を理解した上で、歴史的な事象を政治学の観点から説明できるかどうかを評価します。 |
平常点 | 30 | レスポンを用いて講義への参加と回答の状況を評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業中に使用した資料をmanabaにアップします。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
特定のテキストはありません。参考文献は、講義のなかで適宜紹介します。
その他特記事項
■授業の工夫■
担当者が中学校や高校の歴史教科書の執筆者であることを踏まえて、その内容との異同に言及しながら講義を行い、受講生の皆さんの理解を深めます。