シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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中国政治論2 | 2024 | 秋学期 | 火2 | 法学部 | 李 廷江 | リ テイコウ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-IN3-010L
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
激動の中国政治を歴史と国際環境から考察することである。できれば、法律、社会と文化も考慮すべきであろう。
科目目的
今の中国は、歴史的にも大きな変化をしつつある時代であり、また大きなジレンマと課題を抱える時代でもある。さて、中国とはなにか、また中国はこれからどこへ行くのか?このことは、決して中国だけの問題ではない。今や、中国を知ることは、もはや急速にグローバル化しつつある世界を知るもっとも必要なことといえよう。
本講義では、中国政治(中華人民共和国)の実態をできるだけ多面的な理解すべく、歴史と文化、社会と経済、また国際関係と民族問題等を踏まえて複合的な視点から説明していく試みである。受講者のみなさんが、少しでも中国への理解を深めれば、幸いである。
到達目標
問題意識を持ち、方法論の重要性を認識して、理解力と分析力を高めることを目指すこと
授業計画と内容
授業では、プリントを配布する。
1 イントロー「革命と改革」・「政治と経済」
2 新生中国と世界秩序
3 中国はなぜ社会主義の道を選んだのか
4 毛沢東時代(1)の政治―革命を中心とする「闘争哲学」
5 毛沢東時代(2)の外交―「戦争に備える」を中心とする「革命外交」
6 毛沢東時代(3)の社会― 「工農」を中心する「階級社会」
7 鄧小平時代(1)の政治― 「改革」を中心とする「経済発展」
8 鄧小平時代(2)の外交― 「(不出頭)前に出ない」を中心とする「平和外交」
9 鄧小平時代(3)の社会― 「先富論」を中心とする「競争社会」
10 改革開放の光と陰(1)―環境
11 改革開放の光と陰(2)―教育
12 改革開放の光と陰(3)―文化
13 世界とのかかわりー
14 統治の仕組みとはー
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業の内容をよりよく理解するには、参考として天児慧他編『岩波 現代中国事典』岩波書店、1999年と野村浩一他編『現代中国研究案内』岩波書店、(岩波講座現代中国別館2)、1990年をお勧めします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 30 | 理解力を重視すること |
期末試験(到達度確認) | 20 | 理解力と分析力を重視すること |
レポート | 20 | 理解力と文章力を重視すること |
平常点 | 30 | 出席率と参加態度を重視すること |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【教科書】
特に定めない。
【参考書】
1久保亨・土田哲夫『現代中国の歴史』東京大学出版会、2008年。
2胡縄・章開源『辛亥革命―中国近代化の道程』早稲田大学出版部、1986年。
3 J.K・ファバンク著『中国の歴史―古代から現代まで』大谷敏夫・大田秀夫訳、
ミネルゥア書房、1966年。
4毛里和子『現代中国政治』名古屋大学出版会、2012年。
5李廷江『日本財界と辛亥革命』御茶の水書房、2003年。
6エズラ・ボーゲル著『現代中国の父 鄧小平』増尾知佐子・杉本孝訳、日本経済新聞社、2013年、
7金冲及編『毛沢東伝1893-1976』村田忠禧・黄辛訳、みすず書房、1999年。