シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ロシア政治論2 | 2024 | 秋学期 | 金4 | 法学部 | 河本 和子 | カワモト カズコ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-IN3-014L
履修条件・関連科目等
特になし。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現代ロシアの外交について、基本的な事実関係を押さえ、どのような政策がなぜ採られたか、いかに実行され、なぜ変更されたか、ロシアと相手国・地域との関係はどのような変化を遂げてきたかを理解することを目的とする。主にはソ連解体以降の時期を扱うが、背景説明の必要に応じてソ連期あるいはその前の時期の事象にも言及する。講義中に時事解説も折に触れて行い、発生した出来事によっては講義内容に変更を加える。
科目目的
1.現代ロシアの外交について基礎的な知識を得る。
2.ロシアから見た国際関係のありようについて理解する。
到達目標
1.現代ロシア外交に関する基本的な事項につき理解し、説明できるようになる。
2.現代ロシア外交の諸論点につき、学んだ知識を用いて分析できるようになる。
授業計画と内容
1.ガイダンス:ロシアの成り立ち
2.ロシアの外交政策の源泉
3.新思考外交と冷戦の終焉
4.ポスト冷戦の多幸感
5.冷却から多国間主義へ
6.新しい脅威としてのテロリズム
7.米国による民主主義の輸出とカラー革命
8.リセットの模索から西側との対抗へ
9.軍事力の行使:ウクライナ危機とシリア介入
10.東方シフトとその深化
11.欧米諸国に背を向けていくロシア
12.ウクライナ侵攻
13.日ロ関係
14.総括
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
ロシアに関連するニュースに関心を持ち、ニュースを視聴したり、新聞を読んだりしてもらいたい。また講義中紹介する論考を読んだり、自らの関心に従って読むべき文献を探したりすることも勧める。文献探索に関する相談は随時受け付ける。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 80 | 1.現代ロシア外交に関する基本的な事項につき理解し、説明する。 2.現代ロシア外交の諸論点につき、学んだ知識を用いて分析する。 |
レポート | 20 | 授業内容に対する質問を含むリアクションペーパーを4回提出する。各5%とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
分からない・知りたい点を積極的に発見し、それをリアクションペーパーで言語化する。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaを用いてレジュメと資料の配布を行う。リアクションペーパーの回収もmanaba経由で行う。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参考文献
Andrei P. Tsygankov, Russia’s Foreign Policy: Change and Continuity in National Identity, 6th ed. (Lanham: Rowman & Littlefield, 2022).
油本真理・溝口修平編『現代ロシア政治』法律文化社、2023年。