シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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広報・広告論 | 2024 | 春学期 | 火6 | 法学部 | 宮﨑 悠二 | ミヤザキ ユウジ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-ME3-006L
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業では、社会的コミュニケーションとしての広告・広報のあり方を学ぶ。特に、社会学やメディア論の観点から、メディア効果論や記号論といった古典的な学説や分析手法を学び、広告コミュニケーションを文化的な観点から分析するための視座と能力を身につける。
科目目的
広告費は日本のGDPの1%強に相当する巨大な経済的制度であると同時に、私たちの日常生活の中に無数に飛び込んでくる社会的コミュニケーション制度でもある。本講義では社会学やメディア論の観点から社会的コミュニケーションとしての広告・広報のメディア表現を理解・分析することで、身の回りの現実を批判的観点から吟味する能力を身につけることを目的としている。
到達目標
・広告と文化の関係を歴史的観点を踏まえて説明することができる。
・具体的な広告表現について、予想される効果とそのメカニズムを分析し、レポートにまとめることができる。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス:「広告」の定義を巡って
第2回 広告の歴史:「広告」の誕生を巡って
第3回 消費社会とマーケティング
第4回 広告の力をどう捉えるか(1):メディア効果論
第5回 ケーススタディ(1):広告表現 1953-1967
第6回 ケーススタディ(2):広告表現 1967-1995
第7回 記号論と構造主義
第8回 文化記号論
第9回 広告の力をどう捉えるか(2):広告の記号論
第10回 ケーススタディ(3):広告と都市空間
第11回 ケーススタディ(4):広告とクチコミ
第12回 ケーススタディ(5):広告とジェンダー
第13回 ケーススタディ(6):広告とインターネット
第14回 総括:広告を視る視点
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習:manabaに事前に掲示する資料を確認すること。
復習:授業の内容を一定程度の長さとまとまりを持った文章のかたちで整理すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 題材:10点 分析:36点 文献:8点 形式:6点 |
平常点 | 40 | コメントシートの提出状況及び内容 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
毎回のコメント記入を求める。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
LMSとしてmanabaを活用する。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは使用しない。
参考書として、広告コミュニケーションについての学術的議論を包括的に勉強するには【水野由多加・妹尾俊之・伊吹勇亮編(2015)『広告コミュニケーション研究ハンドブック』有斐閣ブックス】が便利である。
その他の個別の参考書は授業の中で適宜提示する。
その他特記事項
■授業の工夫■
本科目は講義形式であるため、受講生の方々の反応・理解度の向上を目的として毎回の授業でコメントの記入を求め、その内容を次回の冒頭に反映させる。