シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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導入演習1 C | 2024 | 春学期 | 月1 | 法学部 | 鈴木 大悟 | スズキ ダイゴ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-AD1-003S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業では、クラスメイトとともに、学術の「基礎」についての理解を深めます。ここで言う学術の「基礎」とは、客観的な根拠に裏打ちされた論理の構築を指し、「学」の違いを超えるものです。
その構築のために避けて通れないのが、具体的には①「図書館」の利用法、②「引用」や「註」についてのルール、③論文の「構成」の習得です。大学では、既存の研究や対立した概念などを用いて自説を補強し、論理的に説明することが求められます。それに対応できるのための「基礎」を一緒に養いましょう。
それと同時に、「クラスメイトとともに」学ぶことを大切にしたいと思います。本講義では、自説を発表しクラスメイトと議論しますが、単に自説を伝達し他者を説き伏せることを意味しているのではありません。期待されるのは、パワーポイントなどのプレゼン技術を習得しつつ、各自の思考の相対化を行うことです。皆さんと切磋琢磨していく授業を目指したいと思います。
採り上げるテーマは柔軟に選定しますが、私は「フランス語」の教員ですので、例えばフランスという国が採ってきた独自な言語政策や、日仏国語教育比較などを議論の皮切りにすることを考えています。私は言語には政治性があると考えていますが、それについて考えてみたいと思います。
秋期のシラバスも参照してみてください。
科目目的
この演習では、皆さんが中央大学で学んでいくために必要な基礎的なスキル(図書館の利用方法、ライティングの基礎等)を体得することを目指します。演習では、与えられた課題に関する短い文章を作成し、その構成の確認を行います。最終的には、みなさんが論旨の通ったレポート(4,000字程度)を書けるようになることを目指します。
到達目標
・図書館等を利用し、必要な資料の入手方法を体得する。ライティングや大学が提供するITシステムに関する相談場所や利用方法について知る。
・Wordを使用したレポートの作成方法及び、引用方法を学び、様式が整ったレポートを書く能力をつける(引用の方法は、学術論文の執筆にあたって非常に重要です)。
・パワーポイントを使用したレジュメやプレゼン資料の基礎的な作成方法を学び、課題に応じたプレゼンを行う能力をつける。
授業計画と内容
第1回 オリエンテーション:講義の内容・成績評価の方法について説明を行う。
第2回 基本的なレポート様式(引用方法を含む)とレポートに関する注意事項を説明する。
(実際にWordを使うため、PCにWordを入れて持参のこと)。
第3回 提示された課題に関する小レポートをWordで作成し、提出する。
第4回 第3回で作成した課題に対するフィードバック
第5回 レポート作成に必要な情報収集の方法について知る。
(図書館/ライティング・ラボの活用/大学で使用するITシステムの相談場所)。
(実際に図書館講習を受け、情報にアクセスする方法を学ぶ)。
第6回 課題に関するプレゼン資料をパワーポイントで作成する。
第7回 各自、パワーポイントを用いたプレゼン(3分程度のシンプルなもの)を行う。
第8回 レポート作成(1) 課題の論旨説明とレポートを作成。
課題1(例):「日仏作文教育比較」
第9回 課題1のフィードバック
第10回 レポート作成(2) 課題の論旨説明とレポートを作成。
課題2(例):「アカデミー・フランセーズの功罪」
第11回 課題2のフィードバック
第12回 レポート作成(3) 課題の論旨説明とレポートを作成。
課題3(例):「EUとフランスの言語政策」
第13回 課題3のフィードバック
第14回 期末レポートの課題と作成について
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 到達度確認の期末レポート(4,000字程度)。 文献調査、引用や註のルール、論理構成等の形式が整っているかの確認。 |
平常点 | 50 | 出席と授業参加(議論や発表、課題作成や提出等)を総合的に判断する。継続的な出席が評価の前提。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業時に適宜指示・配布する。
その他特記事項
履修生の関心や授業の進捗などによって、授業計画を柔軟に見直すつもりです。
計画はあくまでアウトラインと考えてください。
積極的な参加を期待しています。