シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 専門演習A1/専門演習B1 | 2026 | 春学期 | 火5 | 法学部 | 古賀 光生 | コガ ミツオ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL3-015S,JU-OL4-017S
履修条件・関連科目等
政治史B1・2を並行履修することを履修条件とします。
履修条件ではありませんが、比較政治論1・2と並行で履修すると理解が深まります。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
議論は日本語で行います。前期は日本語の本を読みますが、将来的には英語の論文も読みます。
授業の概要
今年度の演習では、欧州諸国における近年の政治変動を議論します。
多数の国民国家が並立する欧州地域は、いわば、比較政治学の巨大な実験場の様相を呈しています。EUという共通の枠組みを有するとはいえ、独自の歴史と制度を有する様々な国々が類似する政策課題について日々格闘しながら独創的な政策を次々と生み出しているのが欧州地域の特徴です。
今年度は特に、新たな政治勢力の台頭を念頭に、欧州各国の政党システムを議論します。近年、日本でも新しい政党が支持を拡大し、既成政党の優位が低下しています。有効政党数の増大と連立政治の基調化は、日本政治と欧州政治の近接化につながるとの指摘もあります。新興政党のうち、フランスの国民連合や「ドイツのための選択」など、いわゆる急進右派・極右政党への注目も高まっています。
そこで、各国の基本的な政治構造を把握したうえで、これらの急進勢力が台頭した原因や、これらが台頭したことで政治にどんな影響が生まれたかなど、様々な視点で考察することを目指します。
専門演習A1・B1は、専門演習A2・B2と連動しています。持ち上がりを念頭に置いています。
※ 留学など特段の事情があり、A1のみしか履修できない場合は個別にご相談ください。
(過去に実績あり)
科目目的
世界の政治の現状について、比較の視点と歴史的な基礎を踏まえて分析する能力を
身につけることを目指します。
講義では体系的な知識を身につけることが求められますが、
演習では、それらの知識を前提としつつも、個別具体的な政治的課題に対して、
現状を明らかにしながら今後の対応策を検討できるようになることを目指します。
そのために、以下の能力を養います。
1.先行研究を体系的に調査して、現時点で分かっていることと分からないことを明確にする。
2.現時点で分からないことに対して、先行研究を意識しながら仮説を構築する。
3.構築した仮説を、厳格な手法を用いて検証する。
以上の成果のうち、特に1・2を専門演習A1・A2(つまり、3年次)で確認します。
3は、専門演習B1・B2(つまり4年次)で確認することになります。
到達目標
1.先行研究を体系的に調査できるようになること
2.専門的な論文を批判的に読めるようになること
3.自ら仮説を構築して、それを検証できるようになること
授業計画と内容
<概要>
前期は基本的な知識を身につけるために入門書を読みつつ、問題関心を深めます。
まずは各国の特徴を理解し、次に政策領域への関心を深めます。
参加者は、分担に応じて、内容を要約してそれを報告する義務を負います。
報告に際しては、レジュメまたはスライドの作成を求めます。
以下に掲げた項目は暫定的なもので、受講生の関心に沿って変更することも検討します。
初回の演習で、
<スケジュール>
01:文献の紹介・関心領域の確認・分担の割り当て
02:欧州の政党と政党システムー全体像
03:新しい政党の話
04:イギリス
05:フランス
06:ドイツ
07:イタリア
08:北欧
09:オランダとベルギー
10:オーストリアとスイス
11:スペインとポルトガル
12:ポーランドとハンガリー
13:EUの政治システムと欧州議会選挙
14:演習のまとめ
以下の文献を中心に講読する予定です。
・伊藤武・網谷龍介編『21世紀ヨーロッパのデモクラシー』ナカニシヤ出版(近刊)
・水島治郎編『アウトサイダー・ポリティクス』岩波書店、2025年。
・伊藤武・網谷龍介編『ヨーロッパ・デモクラシーの論点』ナカニシヤ出版、2021年。
・馬場康雄・平島健司編『ヨーロッパ政治ハンドブック』東京大学出版会、2010年。
必要に応じて、関連文献を追加することもあります。
感染状況が落ち着いていれば、夏季休暇中に集中演習を行うことも検討しています。
希望者が多ければ、合宿を行います。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学習負担が重いので、そのつもりで履修してください。
※ 報告担当に当たった場合
1.事前に指定された文献を読み、その内容を要約したレジュメを作ること
※ 報告担当に当たっていない場合
1.事前に指定された文献の該当箇所を読み、何が分からないか明らかにしてくること
全員に共通
1.論文の内容を巡り議論をするので、自身の見解を用意すること
2.最終的には演習論文を執筆するのでその準備をすること
詳細は、開講時に指示します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 平常点 | 100 | 議論への貢献、報告などを勘案して評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
演習は、ディスカッションを中心に進行します。
報告担当者は、事前に、報告内容について担当教員と相談しながら準備してください。
それ以外の受講生は、演習中に積極的に発言して、議論に貢献してください。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
前期はインプットが中心になります。
そのうえで、参加者の議論を通じて演習を進行します。参加者数の応じて異なりますが、グループワークとプレゼンテーションの機会も設定します。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
プレゼンテーションの際には、スライドを用意していただくことがあります。
タブレット端末やノートPCがあると、情報の共有がスムーズに進むでしょう。
ただし、特に前期課程においては、インプットが重要になります。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
「テキスト」としては、以下を指定します。
・伊藤武・網谷龍介編『21世紀ヨーロッパのデモクラシー』ナカニシヤ出版(近刊)
・水島治郎編『アウトサイダー・ポリティクス』岩波書店、2025年。
必要に応じて、参考文献を提示します。
その他特記事項
担当者のホームページは、www/mituokoga.com です。
また、ゼミのfacebookページは、https://www.facebook.com/chuokogasemi/です。
履修者向けには、facebookのグループを解説しています。
履修が決定した際には、こちらのグループに参加してください。
(主な活用方法は、OB・OGとの交流です)。