シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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入門演習 | 2024 | 前期 | 火3 | 経済学部 | 柴田 英樹 | シバタ ヒデキ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
EC-AD1-01XS
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
論説的文章の書き方の基本,資料の探索の方法,PCによる文章の作成法の基本,ゼミでの発表やレジュメの作成法などについて,実践的に学ぶ.
科目目的
少人数で行われる2年生からの専門ゼミでの学習の準備として、ゼミ学習に必要なスキルを身に着けることが目的です。専門文献の輪読、プレゼンテーションの練習、簡単なゼミ論作成などを通じて、専門ゼミの雰囲気を知っていただきます。
到達目標
与えられた課題に対して調べ,発表し,レポートを書く基本を習得し,また合理性を備えた批判的視点を身につけることをめざす.
授業計画と内容
1.オリエンテーション
2.図書館講習会
3.パソコン講習会(1)Word講習
4.パソコン講習会(2)PowerPoint講習
5.認知科学入門(1)現実感の形成(文献1の読解)
6.認知科学入門(2)想像力の本質(文献1の読解)
7.認知科学入門(3)感情の創作(文献1の読解)
8.認知科学入門(4)思考のサイクル(文献1の読解)
9.認知科学入門(5)無意識とは何か(文献1の読解)
10. 認知科学入門(6)知性の本質(文献1の読解)
11. 自由意思の哲学入門(1)自由意思の問題(文献2の読解)
12. 自由意思の哲学入門(2)理性の本質(文献2の読解)
13. 自由意思の哲学入門(3)自由と道徳(文献2の読解)
14. 自由意思の哲学入門(4)意思と自己決定(文献2の読解)
ドイツの哲学者ヘーゲルは人間の悟性的・常識的な知的活動に含まれる矛盾を暴き出し、理性的な知的活動の真実性の根拠とし、またオーストリアの哲学者ヴィトゲンシュタインは言語の公共性を強調し、我々の思考能力に課された限界を言語コミュニケーションの観点から探求しました。また今日、人間の思考能力の特性はより経験的・実証的な研究のテーマになっており、脳神経科学によって、我々の脳が脳の多数の部分の競合関係や外部の多様な刺激を受けつつ意思を形成するものであって、単一の意思決定主体が存在してそれに支配されるような構造をもっていないことが明らかにされています。
この入門演習では、認知科学や哲学の概説書を読みながら、人間の意識や知的能力についての理解を深め、現代的な人間の捉え方を理解していこうと思います。
なお、図書館講習会とパソコン講習会の日程によっては、上記のスケジュールが変更されることがあります。
パソコン講習会で学んだ知識は、宿題(レジュメや期末レポートの作成など)や発表に役立てていただきます。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
manabaに授業で使用した資料はすべて掲載するので活用すること.
レジュメの作成やレポートの作成などの宿題があります。
授業で使用するテキストに関するオンラインの小テストを実施します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 40 | ゼミの最終レポートを作成していただきます。 |
平常点 | 60 | 出席調査をします。4回以上無断欠席された方の成績はFにします。 テキストに関するオンライン小テストを実施します(全体の30%)。 輪読の担当箇所の報告をやっていただきます(全体の30%)。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
1.ニック・チェイター(2022)『心はこうして創られる。「即興する脳」の心理学』高橋達二・長谷川珈訳、講談社(講談社選書メチエ)ISBN: 978-4065241066
2.トーマス・ピンク(2017)『哲学がわかる 自由意志』戸田剛文・豊川祥隆・西内亮平訳、岩波書店 ISBN:978-4000612425
参考文献
授業中に適宜指示する.
その他特記事項
授業の2回分程度がパソコン講習に当てられます。
参考URL
特になし