シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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法学基礎演習B2 | 2024 | 秋学期 | 木4 | 法学部 | 西村 暢史 | ニシムラ ノブフミ | 2年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-BS2-004S
履修条件・関連科目等
企業に関する様々な情報に興味関心を持ってきた学生、これから持っていきたいと強く考える学生を歓迎する。なお、履修の際は、外国語科目の履修(学修)に加えた英語資料への取り組みが強く求められる場面が多いことを十分に考慮してほしい。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
授業内容は、担当教員が担当する春学期「法学基礎演習B1」に引き続き、特に日本にも大きな影響を与えるネットワーク産業と称される分野における企業(特にBig Techとされる企業)に関する様々な知識と法の考え方を学んでいきます。
最新の英語資料を用いて、法律専門分野における英語と「プラットフォーム」に関わる法規制とビジネス活動の関係性を理解していきます。
科目目的
英語資料の
(1)読解力の養成、
(2)読解に必要な関連する適切な背景資料等を検索・収集する能力の養成、
(3−1)それらのレポート(またはサーベイレポート)作成、報告を行うスキルの定着、
(3−2)グループディスカッションを行うことで、企業行動に興味関心を持続的に持つと同時に、口頭による意見交換の重要性を認識することです。
到達目標
英語文献の読解による以下の能力を涵養します。
(1)基礎的知識や基本的な考え方を知り、更に資料収集、レポート作成、報告、議論に必要な一定のルールと技術を身につけます(レポート作成の倫理、構成と論理一貫性、問い・立論と根拠・検討枠組み、引用方法、脚注等)。
(2)学修の対象となる素材をもとに、何がなぜ問題となっているのか、問題の背景、重要性と解決の必要性等、問題発見と「問い」の設定、結論について理解するためのスキルを身につけます。
(3)文書および口頭によるコミュニケーションの重要性も認識した上で、論理的な発言の技術を身につけます。
授業計画と内容
秋学期は、春学期の英語文献の続き、そして、最新の判例や海外当局の報告書の輪読を予定しています。進行方法等は春学期と同様です。随時、グループディスカッションも取り入れます。
※以下は予定のため、取り扱う判例等の変更の可能性があることに留意してください。
1.秋学期の説明(Epic判決等:春学期後半のいずれかの再確認あるいは欧州のケース、または、春学期の英語文献Paul Belleflamme & Martin Peitz, The Economics of Platforms: Concept and Strategy (Cambridge UP, 2022)の続き)、グループディスカッション
2.Epic判決等の復習(Chapter 1.1)
3.Epic判決等の意義(Chapter 1.1続き)
4.欧州の事例を読む(Chapter 1.2)
5.欧州委員会Commitment決定を読む(Chapter 1.2続き)
6.事実(Chapter 1.2続き)
7.判断枠組み(総括)
8.続き(続き)
9.現時点では以下のいずれかを輪読する予定です
(1)豪州デジタルPF調査報告書https://www.accc.gov.au/inquiries-and-consultations/digital-platform-services-inquiry-2020-25
(2)欧州DMAと「ゲートキーパー」規制https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/STATEMENT_23_3674
10.グループ報告:各論A
11.グループ報告:各論B
12.グループ報告:各論C
13.グループ報告:各論D
14.一年間の総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 秋学期における複数回の成果物の提出を総合的に評価します。 |
平常点 | 40 | 対面による出席を「原則」とし、演習への参加を前提に、演習の運営(進行、発言、事前事後の連絡報告など)において適切な言動を総合的に評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教員が必要な資料を共有します。
参考文献は、春学期に指定した文献を引き続き推奨します。また、適宜新しい文献も紹介していきます。
※詳細は、上記「授業計画と内容」のURL等を確認してください。
その他特記事項
■授業の工夫■
・常に最新の企業情報や法規制情報を取り入れています。履修者は各自で最新情報の入手に努め、また、他の履修者と共に知識と思考の更新を行うことができるようにします。