シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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法学基礎演習B2 | 2024 | 秋学期 | 木4 | 法学部 | 西海 真樹 | ニシウミ マキ | 2年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-BS2-004S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
テーマは「現代国際社会と法」。現代国際社会におけるグローバリゼーションの進展は、人、物、資本、情報の自由な移動を促し、それは私たちの生活に多くの恩恵をもたらしている。しかし同時に、現代国際社会は不安定化しつつあり、ウクライナ戦争やイスラエル・ハマス戦争の際限のない武力行使、憎悪にもとづくテロとそれへの報復、目を覆いたくなるような人権侵害、力に依拠した対外政策、事実や歴史を軽視し相手の立場を考えない言説が顕著になっている。日本はこのような国際社会の中でどのような役割を果たすべきか。私たち1人1人はこれらの問題をどう捉え、どう向き合うべきか。
この演習では、2冊の書物(開講時に提示する)を読みながら国際社会の現状と日本の役割について考える。そのさいに、付随的に現代国際法がこれらの問題にどう対処しているかについて検討する。国際社会に生じているさまざまな問題が実は相互に連関しており、それらは私たちの生き方と決して無関係ではないということを、このゼミを通じて学んでほしい。
科目目的
社会科学的なものの見方、評価の仕方を、国際問題を扱う書物の講読と討論を通じて修得する。
到達目標
国際社会に生じているさまざまな問題が実は相互に連関しており、それらは私たちの生き方ともけっして無関係ではないということを、さまざまな具体例を通じて把握する。
授業計画と内容
15回 1冊目の書物の講読・討論。A班のa1君、a2君が報告を担当。その後討論。
16回 同上。A班のa3君、a4君が報告を担当。その後討論。
17回 同上。A班のa5君、a6君が報告を担当。その後討論。
18回 同上。A班のa7君、a8君が報告を担当。その後討論。
19回 同上。A班のa9君、a10君が報告を担当。その後討論。
20回 3冊目の書物について全体討論・総括。
21回 2冊目の書物の講読・討論。B班のb1君、b2君が報告を担当。その後討論。
22回 同上。B班のb3君、b4君が報告を担当。その後討論。
23回 同上。B班のb5君、b6君が報告を担当。その後討論。
24回 同上。B班のb7君、b8君が報告を担当。その後討論。
25回 同上。B班のb9君、b10君が報告を担当。その後討論。
26回 4冊目の書物について全体討論・総括。
27回 A班による4冊の書物全体についての総括報告→討論・総括。
28回 B班による4冊の書物全体についての総括報告→討論・総括。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
(1)各書物の担当班は、書物を良く読み協議した上で、要約・語句説明・問題提起からなるレジュメを作成する。
(2)担当班以外のメンバーは、やはりよく書物を読み、事前に質問・意見をゼミのMLにアップロードする。
(3)全員が、ゼミで講読した2冊について、レポートを提出する。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | ゼミ生をA、Bの2班に分け、1冊目の書物の報告をA班が、2冊目の書物の報告をB班が、それぞれ担当する。報告の後に全員で討論する。ゼミ生全員が、これら2冊の書物につきそれぞれ6000字のレポートを作成する。成績評価はレポート50%、平常点(出席率、報告準備、ゼミでの発言等)50パーセントにより行う。 |
平常点 | 50 | ゼミ生をA、Bの2班に分け、1冊目の書物の報告をA班が、2冊目の書物の報告をB班が、それぞれ担当する。報告の後に全員で討論する。ゼミ生全員が、これら2冊の書物につきそれぞれ6000字のレポートを作成する。成績評価はレポート50%、平常点(出席率、報告準備、ゼミでの発言等)50パーセントにより行う。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
講読する2冊の書物については、授業初回に西海が原案を示し、皆で検討した上で決定する。因みに2020年度は、次の2冊の書物を講読し討論した。
*申ヘボン『国際人権入門』(岩波新書)
*木畑洋一『20世紀の歴史』(岩波新書)