シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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法学基礎演習B2 | 2024 | 秋学期 | 木4 | 法学部 | 西村 清貴 | ニシムラ キヨタカ | 2年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-BS2-004S
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
指定したテキストの内容について、あらかじめ定めた各回の担当者が、要旨や疑問点、解説をまとめた報告レジュメを作成した上で報告を行い、当該報告に対し、受講者および教員による質疑応答を行う。
本年度は、春学期に取り扱った「NUDGE」の著者の一人である憲法学者キャス・サンスティンの著作を購読していく。
科目目的
指定したテキストや参考文献の読解を通じて、基礎的な法的知識を身につけるとともに、レジュメ作成や議論への参加を通じて、問題解決能力や批判的・創造的態度を獲得することを目的とする。
到達目標
受講者が以下の知識、能力を身につけることを目標とする。
(1)指定したテキストや参考文献の読解を通じて、基礎的な法的知識を身につける。
(2)レジュメ作成を通じて、テクストの正確な読解、要旨の整理を行う能力を身につけるとともに、他者に対して、テキストについて自分が賛同できる点、できない点、疑問点をわかりやすく提示する能力を身につける。
(3)報告を聞く側の場合、報告者に対し、適切に疑問点、コメントを提示する能力を身につける。
授業計画と内容
1 ガイダンス、今後の予定の設定等
2 テキスト(1)報告第1回:序章 社会的影響の力
3 テキスト(1)報告第2回:第1章 同調はどのようにして生じるのか
4 テキスト(1)報告第3回:第2章 カスケード
5 テキスト(1)報告第4回:第3章 集団極性化
6 テキスト(1)報告第5回:第4章 法と制度
7 テキスト(1)報告第6回:結論 同調とそれへの不満
8 テキスト(2)報告第1回:第1章 熟議のトラブル?―-集団が極端化する理由
9 テキスト(2)報告第2回:第2章 共和主義の復活を越えて
10 テキスト(2)報告第3回:第3章 司法ミニマリズムを越えて
11 テキスト(2)報告第4回:第4章 第二階の卓越主義
12 テキスト(2)報告第5回:第5章 第二階の決定
13 テキスト(2)報告第6回:解説
14 全体のまとめ
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
テキストや参考文献の読み込み、レジュメ作成
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 20 | 自身の担当回における報告や質疑応答への参加 |
その他 | 80 | 報告の完成度 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
(1)キャス・サンスティーン『同調圧力』(白水社、2023年)、ISBN:9784560093658
(2)キャス・サンスティーン『熟議が壊れるとき』(勁草書房、2012年)、ISBN:9784326154227
その他特記事項
■授業の工夫■
本演習では、文献を正確に読み、まとめる力を身につけるために文献購読を行う。
各受講者においては、とりわけ自身の担当分について、可能な限り正確に理解し、また、ほかの受講者や教員から寄せられる疑問点等について答えられるように準備してもらいたい。
また、各回の担当者には、テキストの理解や演習における討論の内容をより深めるために、報告後、自身が担当した回を総括した文書を作成していただき、ほかの受講者と共有してもらう。