シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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法学基礎演習B2 | 2024 | 秋学期 | 木4 | 法学部 | 井川 志郎 | イカワ シロウ | 2年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-BS2-004S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本演習では、国際的な企業活動に伴って生じる人権問題を素材に、法学の研究のための基礎を養います。春学期に得た知識・技法、さらには夏休み課題として取り組んできたことを土台として、秋学期では、個人研究を進めてもらいます。※人数次第では、グループワークを取り入れつつ進めます。
また、春学期に学んだ内容のうち、とくに企業による人権デューディリジェンスの取組みについて、実際に企業にインタビュー調査を行い理解を深めます。
科目目的
本演習の究極的な目的は、学生が社会課題に対応した学問的な「問い」を自ら立て、当該「問い」に法学の知識・技法をもって取り組み、検討結果をアカデミックな作法に従ってまとめることができるようになることです。かかる能力は、実社会においても、問題を発見し、その解決策を自分なりに考える力として、役立つはずです。
なお、1年という期間はそうした能力を獲得するにはあまりに不十分といわざるを得ません。本演習はあくまで基礎体力作りないし疑似体験を目的とするものですので、理想的には、続けて、ゼミ論執筆を予定している専門演習を履修することが望まれます。
到達目標
①ごく一部でもよいので、現代の法学に解決が求められている国際社会の現実的問題を理解し、それを学問的な問いに結びつけることができるようになること。
②かかる問いに、不十分でもよいので、法学的検討を加え、結果をアカデミックな作法に従ってまとめられるようになること。
授業計画と内容
1.ガイダンス(目的と授業計画の確認、報告スケジュールの決定など)、夏休み課題確認
2.夏休み課題確認(つづき)、インタビュー調査の構想(対象企業の選定、役割分担)
3.個人研究①(課題発表:テキスト第4章、「変数をひとつ入れ替える」・「前とあとのゲーム」)
4.個人研究②(課題発表:テキスト第4章、「きみの集団を探す(二次資料検索)」)
5.個人研究③(課題発表:テキスト第4章、「『仲間言葉』を見つけて書き換える」、「計画案の一般用語バージョンは意味が通るか?」)
6.個人研究④(課題発表:テキスト第5章、「『きみの問題はなに?』書店を開く」)
6.個人研究⑤(課題発表:テキスト第5章、「他者の変数を入れ替える」)
7.個人研究⑥(課題発表:テキスト第5章、「きみの<分野>に合わせて書き直す」)
8.個人研究⑦(課題発表:テキスト第6章、「『第0稿』を作る」)
9.インタビュー調査準備(アポ取り状況、企業情報、各自の関心の確認)
10.インタビュー調査準備(質問項目の検討、決定)
11.個人研究⑧(課題発表:「仮」プレゼン資料を作ってみる)前半
12.個人研究⑧(課題発表:「仮」プレゼン資料を作ってみる)後半
13.インタビュー調査
14.まとめ
※人数次第ではグループワークを取り入れつつ進めます。
※インタビュー調査のスケジュールは、状況に応じて柔軟に変更します。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 報告内容および授業への参加状況(積極性等を含む)に基づき評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
トーマス・S・マラニー/クリストファー・レア(安原和美訳)『リサーチのはじめかた』(筑摩書房、2023) ISBN 978-4480837257
その他特記事項
秋学期の授業は、夏休み中に、テキスト1--3章に従って自主的に演習課題をこなしていることを前提として進めます。