シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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基礎演習2 | 2024 | 秋学期 | 土2 | 法学部 | 麻尾 陽子 | アサオ ヨウコ | 2年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-BS2-002S
履修条件・関連科目等
・大学生のチームを対象としたコンテストに参加する予定であるため、そのような活動に興味があること。「授業計画と内容」の【参考1】を参照。
・挨拶ができ、人と話すことが好きであること。
・「導入演習1・2」等、演習科目の単位を4単位以上(すべてA評価・80点以上)、すでに取得していることが望ましい。
・14回中10回以上(オンラインを含む)、出席する見込みがあることが望ましい。
・自分から進んでコツコツと学修を継続することができること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
①コンテストの作業を通して、社会における諸問題の解決策を仲間と共に考える。
②福沢諭吉(天保5(1835)年生~明治34(1901)年没)の生き方や考え方を学びながら、今後の自分の生き方について考える。
コンテスト参加者は①を優先して行います。
<本ゼミに向いていると思われる学生>
・仲間と共に何かにチャレンジし、達成感を味わいたい学生
・「学生時代に力を入れたこと」を作りたい学生
・友だちを作りたい学生
・社会問題(SDGs等)に関心がある学生
コンテストのテーマは企業から出されることが多いですが、社会問題(SDGs等)と関係するため、企業だけでなく公務員等を志望する学生も歓迎します。
コンテストへの参加は必須としませんが、ぜひ好きなコンテストを自分たちで見つけてチャレンジしてほしいです。
<例年のゼミの雰囲気>
のんびり。やるときは、やる!
<毎回の授業のおおよその流れ>
①諸連絡、出席確認(5分程度)
②コンテストの作業(チームごと)、レポートの発表、意見交換等(95分程度)
レポートについては「授業時間外の学修の内容」を参照。
科目目的
教養段階の総仕上げをし、3年次からの専門的な学修の準備をするため。
到達目標
・ゼミ生同士で話し合いによって物事を決めて、作業を進めること自体に慣れること。
・自分の考えを発表することに慣れること。
・自分の言葉で文章やレジュメを書けるようになること。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス、秋学期の授業についての意見交換会
※第2回以降は、コンテスト参加者は『学問のすすめ』よりコンテストの作業を優先して行います。
第2回 『学問のすすめ』初編(学問の目的)
第3回 『学問のすすめ』第2編(人間の権理)、第3編(なぜ独立の気力が必要か)
第4回 『学問のすすめ』第4編(民間事業の振興)、第5編(文明の精神)
第5回 『学問のすすめ』第6編(国法)、第7編(国民と政府)
第6回 『学問のすすめ』第8編(人間関係)、第9編(文明は先人の恩恵)
第7回 『学問のすすめ』第10編(学問をする人へ)
第8回 『学問のすすめ』第11編(上下貴賤の区別の弊害)
第9回 『学問のすすめ』第12編(演説)
第10回 『学問のすすめ』第13編(怨望は最悪)
第11回 『学問のすすめ』第14編(人生の棚卸し)
第12回 『学問のすすめ』第15編(信疑を見分けよう)
第13回 『学問のすすめ』第16編(精神の独立)
第14回 『学問のすすめ』第17編(交際を広くしよう)
10月中旬頃から、希望者のみ、文集に関する全体作業(スケジュールの作成、申請書の提出等)を始めます。過去の文集は法学部図書室(4階)にあります。
【参考1】過去のゼミ生が参加したコンテスト
過去の受賞については「参考URL」を参照。
春学期に参加したコンテストは「基礎演習1」のシラバスに記載。
<2023年度秋学期>
・マイナビ課題解決プロジェクト 2023シーズン2
テーマ:世の中の「不」を解消するために、ファンケルがこれから取り組むべき、新しい商品・サービスを考えてください。
テーマ提供:株式会社ファンケル
<2022年度秋学期>
・マイナビ課題解決プロジェクト 2022シーズン2
テーマ1:メタバースのようなバーチャル世界で人々が過ごし経済活動を行える環境が整っていくなか、その世界で人々のWell-beingをかなえるサービスを考えてください。
テーマ提供:日本電気株式会社(NEC)
テーマ2:ニトリのリソースを最大限活用し、世の中に貢献するための新規事業を立案してください。
テーマ提供:株式会社ニトリホールディングス
<2021年度秋学期>
・まちだ未来ビジネスアイデアコンテスト2021 ←ゼミ生:準大賞
テーマ1:カーテンを仕立てる際に発生する生地の余りや、店内の大きな生地サンプル等、捨てるしかなかったこれらの「ファブリック」を活用して、新しい価値を生み出す商品企画
応援企業:有限会社大塚商店(カーテンショップ森の風)
テーマ2:スマホは見るけど本は読まない高校生、大学生に本を読んでもらう、買ってもらうためのアイデア
応援企業:株式会社久美堂
・日本介護食品協議会PRデザインコンテスト
テーマ:日本介護食品協議会の創立20周年をPRするロゴ
<2019年度秋学期>
・マスナビチャレンジ2019
課題:大学生専門学生がキリンレモンを手に取るきっかけとなるアイデアを考えてください
主催:株式会社マスメディアン
課題提供:キリンビバレッジ株式会社
<2015年度夏休み~秋学期>
・中央大学創立130周年記念論文コンテスト ←ゼミ生:努力賞
テーマ:中央大学の未来へ~私の提言~
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
福沢諭吉『学問のすすめ』各編のレジュメを作成する。A4用紙2頁以内。
コンテスト・文集等に参加する場合は、それに関する作業を行う。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 適切な日本語の文章を適当な文字数で書けているかどうか、レポートを他の学生にわかりやすく発表できたかどうかを評価します。コンテストへの参加で代替可。 |
平常点 | 40 | 参加具合に応じて評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
「レポート」の点と「平常点」を自由に組み合わせて、60点以上で合格。上記の%は一例です。
S評価については、原則として10回以上(オンラインを含む)の出席を条件とします。体調不良、通信機器の故障等による欠席は考慮します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
採点中に気づいた点があれば、レポートに記入して返却します。
基礎的な文章指導のみ行います。就職試験の小論文対策講座のような指導は行いません。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
コンテストに参加する場合、PBL(課題解決型学習)、グループワーク、フィールドワークも追加。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
2022年5月より、NPO法人日本科学振興協会(JAAS)において人文社会系ユニットの運営に携わっています。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
JAASでの経験から、コンテストの作業の進め方に関してアドバイスできることもあると思います。
テキスト・参考文献等
<テキスト>
福沢諭吉『学問のすすめ』(出版社の指定なし)
テキストの用意についてはガイダンスで説明します。
その他特記事項
■授業の工夫■
諸連絡等の後、授業時間の大半は学生主体で行います。「授業の概要」「授業計画と内容」を参照。
「演習」とは、学生が発表・討議を行うことを中心とした授業形式のことです(導入演習や専門演習等も)。そのため、本ゼミに限った話ではありませんが、自分たちが授業を作っていくという意識を持って、積極的に関わろうとしないと、本人にとって退屈な授業になると思われますので、注意してください。
参考URL
「中央大学法学部新着ニュース 2022年2月23日 まちだ未来ビジネスアイデアコンテスト2021で準大賞!」
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/law/news/2022/02/58513/
※4人は2022年度の中央大学学員会会長賞も受賞。
「中央大学新着ニュース 2023年3月24日 2022年度中央大学学生奨励賞受賞者をご案内いたします」(受賞者一覧データ8頁に掲載)
https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/news/2023/03/65086/
「中央大学学員時報オンライン 創立130周年記念 論文コンテスト 審査結果発表」
https://gakuinkai.net/news/ronbun_kekka.html