シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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基礎演習2 | 2024 | 秋学期 | 金2 | 法学部 | 川久保 文紀 | カワクボ フミノリ | 2年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-BS2-002S
履修条件・関連科目等
政治学関連科目(政治学、国際学、平和学、国際政治学、地域研究など)を積極的に履修してください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
秋学期は、春学期に学修した内容をふまえて、ゼミ論文の作成に取り組む。ゼミ論文の進捗状況に関するプレゼンテーションとディスカッションを中心に進めていきます。法学部図書室に、過去の川久保ゼミ論文集が所蔵されているので参考にしてください。
科目目的
2年次の基礎演習は、1年次の導入科目と3年次への専門科目を架橋する重要な位置づけをもっています。大学生としての基本的な素養である「読む・書く・議論する・発表する」というアカデミック・リテラシーを体得して欲しいと思います。
到達目標
・地球社会で生起する諸問題をを主体的に学ぶ姿勢を身につける。
・他者との共生や異文化理解に役立つ能力を習得する。
・異なる空間や時間で生起する諸問題が、根底の部分ではリンクしていることを認識できる能力を身につける。
授業計画と内容
1.ゼミ論文の執筆に向けて
2.資料調査の仕方―文献案内
3.資料調査の仕方ー図書館とデータベース
4.プレゼンテーション①ー古い地政学と戦争の遺産
5.プレゼンテーション②―現代における地政学の復活?
6.プレゼンテーション③―批判地政学の生成と展開
7.プレゼンテーション④ーボーダースタディーズとの接点
8.プレゼンテーション⑤ー環境、人権、貧困、ジェンダー
9.プレゼンテーション⑥―アイデンティティ・ポリティクス
10.全体討論―世界の領土問題(日本)
11.全体討論―世界の領土問題(欧米)
12.全体討論―世界の領土問題(アジア)
13.全体討論―「領土の病」を乗り越えるために
14.総括とゼミ論文の提出
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・新聞・ニュース等の国際関係に関する動向について、積極的な関心をもっておくこと。
・報告者のレジュメをゼミが行われる週にメーリングリストを用いて送るので、事前にコメントや質問等を考えて出席すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 50 | 提出物を含む。 |
その他 | 50 | ゼミ論文の執筆・提出 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
・川久保文紀『国境産業複合体ーアメリカと「国境の壁」をめぐるボーダースタディーズ』青土社、2023年。
・クラウス・ドッズ(町田敦夫訳)『新しい国境 新しい地政学』東洋経済新報社、2021年
・アレクサンダー・C.ディーナー , ジョシュア・ヘーガン , (川久保 文紀訳)『境界から世界を見る―ボーダースタディーズ入門』岩波書店、2015年
【参考文献】
・現代地政学事典編集集員会編(高木彰彦、山崎孝史、岩下明裕、古川浩司、香川雄一、川久保文紀、北川眞也)『現代地政学事典』丸善出版、2020年。
・庄司純一郎・石津朋之編『地政学原論』日本経済新聞出版、2020年。
・岩下明裕『入門 国境学―領土、主権、イデオロギー』中公新書、2016年。
・NPO法人国境地域研究センター「ブックレットシリーズ」
・月刊『地理』特集:地政学を織る 2018年3月号。
・『現代思想』特集:いまなぜ地政学か 2017年9月号。
その他特記事項
■授業の工夫■
・ゼミの冒頭において、「今週の国際関係の動き」と題して、割り当てを決めて、国際関係の時事問題に関する簡単な報告を行ってもらいます。