シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習A1/専門演習B1 | 2024 | 春学期 | 月3 | 法学部 | 曲田 統 | マガタ オサム | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL3-015S
履修条件・関連科目等
■ 刑法に強い関心があること。そして、他人のこと、社会のことを真剣に考え、学ぼうとする「意欲」のあることが必須の条件である。
■ グループ学修も求められるので、他者と一緒に調べものをしたり議論したりすることが、気持ちの上で負担になってしまう者には、本ゼミは不向きかも知れない。
■ 討論に不慣れなこと(不得意であること)はまったく気にしなくてよい。自分の考えを、上手でなくとも一生懸命に示していこうと努力する者であれば、大いに歓迎である。
■ 希望進路は様々でOK。法曹、研究者、公務員、民間企業など、ゼミ生それぞれ、自分にあった進路を選択してほしい。
■ 学ぼうという気持ちに溢れる者たちが、みずから積極的に考え、仲間の考えを吸収し、そして間違いや失敗もしながら、学びの意義を理解していき成長していく……そんなゼミに出来たら幸いである。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
1. 犯罪は、守られるべき利益を不当に奪い、善良な市民の生活の安寧を揺るがすものである。そのような犯罪の内実について、皆で深く考えていくゼミである。
犯罪とはどのような場合に成立するのか(あるいはしないのか)、そもそも犯罪とは何なのか、犯罪理論はどのような基本思想に基づくべきか等々、様々な視点から議論を展開してもらいたい。
2. 友人の考えを吸収し、より広く深い理解へと皆が到達できるよう、活発な議論が展開されることが望ましい。ただ、流行のディベートに徹しようというわけではない。他人を論破することが重要なのではなく、人々にとって有益な刑法学の構築のために、理解を補い合い、高めあうことこそ大切なのである。
「人と人との結びつきを守る、思いやりのある刑法学」のために、ゼミ生同士互いを尊重し合いながら、刑法における重要問題について深く考えていこう。
科目目的
刑法学・犯罪に関する理解を深める
到達目標
刑法に関する理解が深まること。専門的な知見を参照しつつ建設的な議論ができるようになること。
授業計画と内容
以下の流れを予定しているが、諸事情により変更の可能性もある。臨機応変に対応したい。
第1回:ガイダンス。皆さんがお互いに力を合わせてゼミに取り組んでいけるように、互いのコミュニケーションを深める時間。
第2回:報告テーマ選定。班ごとに、自分たちが発表したい刑法上の問題・論点について検討し、決定してもらう。
第3回:A班の報告(前半)・全員による議論
第4回:A班の報告(前半・続)・全員による議論
第5回:B班の報告(前半)・全員による議論
第6回:B班の報告(前半・続)・全員による議論
第7回:C班の報告(前半)・全員による議論
第8回:C班の報告(前半・続)・全員による議論
第9回:A班の報告(後半)・全員による議論
第10回:A班の報告(後半・続)・全員による議論
第11回:B班の報告(後半)・全員による議論
第12回:B班の報告(後半・続)・全員による議論
第13回:C班の報告(後半)・全員による議論
第14回:C班の報告(後半・続)・全員による議論
夏休み:諸状況しだいであるが、夏期休暇中にゼミ合宿を行う可能性がある。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
個々人で文献を読むなど勉強を深めことはもちろんであるが、班のメンバーと発表内容について検討し、レジュメを作成するための時間を設けることが必要となる。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 出席状況、発表内容、発言、学びの姿勢などを総合的に考慮して決定する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
基本書・体系書をしっかり読むこと