シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習A1/専門演習B1 | 2024 | 春学期 | 木5 | 法学部 | 杉浦 宣彦 | スギウラ ノブヒコ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL3-015S
履修条件・関連科目等
1・2年生の段階の学習において、民法・商法の基本的な知識を習得していること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本ゼミは金融や金融に関連するビジネスにかかわる分野に将来進みたい人を対象にした、金融法を中心に学ぶゼミナールです。金融ビジネスの最先端の動きとそれによって変化していく金融法制や制度整備の状況について検討を進めていきます。
また、実務の世界を知ってもらうために金融機関や企業等への訪問や実務家を招へいしてのセミナー、さらには、杉浦ゼミ向けの企業インターンも企画しています。そのうえで、国内外の状況が許せば、海外の大学や金融監督当局、金融機関等への訪問や、国内の金融機関や自治体等への訪問やゲスト招聘を通じて見識を深めていく活動を行っていきたいと考えています。
科目目的
ゼミでの学びを通じて、金融の領域の幅広さと金融実務の世界の深さを知り、その前提としての金融法務の知識を蓄え、実務の現場での対応がある程度可能なレベルの知識を会得することを目的・目標とします。
到達目標
金融法に関するテーマで文集等を卒業時までに出せたり、外部の金融に関連するコンテスト等で新たな金融ビジネスモデルなどを起案できるようになることを目標とします
授業計画と内容
【春学期】
金融機関への就職、金融分野にかかわる法曹、金融規制に直接かかわる公務員になりたいと
考えている学生が多く参加するので、前半は、金融ビジネスの実態や様々な金融法制につい
て取り上げます。毎年のように動きがある領域なので、状況に応じて内容を変える可能性が
あります。欧州などで使われている金融法制の本(毎年、新しいものを使用)の輪読+テーマ
発表を通じて、以下の項目について学びます。
1 イントロダクション ゼミの進め方
2 金融法の全体像
3 金融機関はなぜ規制されるのか
4 銀行の自己資本比率規制が経営に与える影響とは
5 証券ビジネスはどうなっていくのか―金商法の近時の改正内容と社会への影響・課題
6 会社法と金融商品取引法
7 保険会社と自己資本率-ソルベンシーマージン比率から新たな自己資本比率規制へ
8 中小企業金融を考える-地方銀行の取組みと課題
9 ディスクロージャー制度とコーポレートガバナンス
10 信託ビジネスの現状とその将来
11 金融のサービスのDX化により金融はどう変わるのか
12 マネーロンダリング規制の現状と課題
13 金融法制の今後の課題を考える
14 最近の金融行政の動きの解説
これらのプロセスを通じて、法や政策さらには、金融の世界への関心をさらに高めていってもらうような方
向に持っていくつもりです。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 40 | ゼミへの出席を含む参加度を評価する。 |
その他 | 60 | 決められた担当の発表内容のなかみ を評価する |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
企業とのコラボ企画などの機会にPCやタブレットを使って、動画を見てもらったり、企画案をパワーポイント等を活用してプレゼンしてもらう場合がある。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
・外資系金融機関に勤務し、国内外で、貿易金融、電子マネーを含むITを活用した決済システム、法人営業、プロジェクト・ファイナンスなどの実務を経て、法務・コンプライアンス部門でも勤務。
・金融庁の研究官としての立法や法改正、ならびに政策立案などへ関与。
・現在も、金融庁での委員や金融機関等へのアドバイスなどを行っているだけでなく、上場企業の社外取締役として、企業の資本政策やガバナンスの問題に取り組んでいる。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
・法理論だけでなく、実務の最先端の動きを実務的目線で学生に伝えることで、金融業界や日本ならびに世界経済で現在起こっている事象について学生が様々な知識を得ることができる。
・本演習向けの企業とのコラボ企画などを行い、金融やその他のビジネスの実態に触れもらったり、存在する様々な問題点の解決策などを企画起案する機会を提供する。
テキスト・参考文献等
適宜紹介する。
その他特記事項
3,4年生でのゼミ活動を通じて実社会に通用する人材を育てることを大きな目標にしているので、2年間の間、やる気と目標を持って受講してほしい。