シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習A1/専門演習B1 | 2024 | 春学期 | 金3 | 法学部 | 二羽 和彦 | ニワ カズヒコ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL3-015S
履修条件・関連科目等
民事訴訟法を単位修得済みか履修中であることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
民事訴訟法に関する知識を使いこなすために、まずは民事訴訟法の基本原理や民事訴訟手続の構造を正確に理解しておくことが必須である。そこで、この専門演習A1およびB1では、履修者が在学中および卒業後に修得するであろうさまざまな法的知識を活用するための土台となるべき、体系的に整備された基礎学力の涵養を目指す。
科目目的
民事訴訟法(判決手続)についての体系的理解と基本的知識の修得を目的とする。
到達目標
到達目標は、(1)民事訴訟手続の全対像および流れをいつでもイメージできるよう になること、(2)民事訴訟手続が手続に関するルールの単なる寄せ集めではなく、基本的な原理・原則に基づいて論理的に構成された体系的な法分野であることを理解すること、である。
授業計画と内容
前期(春学期)
①ガイダンス
以下の②~⑭では、高橋宏志『民事訴訟法概論』を熟読し、民事訴訟手続の全体像を把握する。なお、後期(秋学期)⑮~㉘では、『民事訴訟法判例百選〔第6版〕』を用いて民事訴訟手続に関する判例理論を検討し、理解する。
②『民事訴訟法概論』1頁~50頁(当事者,訴え)
③『民事訴訟法概論』51頁~100頁(裁判所・裁判官,訴訟要件)
④『民事訴訟法概論』101頁~150頁(審理)
⑤『民事訴訟法概論』151頁~200頁(口頭弁論,証拠)
⑥『民事訴訟法概論』201頁~250頁(証拠保全,証明責任,判決によらない訴訟終了)
⑦『民事訴訟法概論』251頁~300頁(既判力,反射効,執行力)
⑧『民事訴訟法概論』301頁~350頁(共同訴訟,訴訟参加)
⑨『民事訴訟法概論』351頁~403頁(上訴,再審,略式訴訟手続,民訴法総論)
⑩『民事訴訟法概論』1頁~100頁(当事者,訴え,訴訟要件)
⑪『民事訴訟法概論』101頁~200頁(審理,証拠)
⑫『民事訴訟法概論』201頁~300頁(判決によらない訴訟終了,判決,複数請求訴訟)
⑬『民事訴訟法概論』301頁~403頁(複数当事者訴訟,上訴,再審等)
⑭『民事訴訟法概論』1頁~403頁(全部)
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 「教科書の指定箇所の記述に対する『疑問・質問』の提出とゼミへの積極的な参加に基づき、総合的に評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
主:高橋宏志『民事訴訟法概論』(有斐閣、2016年)
従:高田・畑・垣内編『民事訴訟法判例百選〔第6版〕』(有斐閣、2023年)
その他特記事項
状況が許せば、夏季休暇中に「ゼミ合宿」を行う予定である。