シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習A1/専門演習B1 | 2024 | 春学期 | 火5 | 法学部 | 谷井 悟司 | タニイ サトシ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL3-015S
履修条件・関連科目等
関連科目である「刑法総論」「刑法各論」「刑法」を履修済みであるなど、すでに学修していること、あるいは、並行して履修中であることが望ましいが、刑法という1つの学問領域をより専門的に、かつ、主体的・意欲的に学びたいと考えている者であれば、ゼミへの参加を大いに歓迎する。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本演習では、刑法総論および刑法各論の重要問題を取り上げ、関連する従来の議論状況の分析と最高裁判例の研究を通じて、各問題をめぐる刑法理論の到達点を明らかにする。
そこで、春学期は主として、いくつかの重要問題に関する従来の議論状況の分析に取り組むことを予定している。
本演習は、履修者を2~3人のグループに分けた上で、各回、次のような流れで進める。
①指定された問題について、担当グループに報告してもらう。
②報告後、各グループで報告内容について議論した上で、疑問点などを互いに提示し合う。
③これを踏まえて、全員で議論する。
科目目的
本演習科目は、法学部の3年次・4年次配当の演習科目として位置づけられていることから、本演習での研究活動を通して、卒業後の進路を問わず、ゼミ生全員が「大学では刑法を専門的に学んだ」と胸を張って言えるようになることを目的とする。
到達目標
本演習科目では、刑法という1つの学問領域を深く理解することを目標とする。
授業計画と内容
1.ガイダンス
2.刑法総論の重要問題に関する報告①(例:因果関係)
3.刑法総論の重要問題に関する報告②(例:過失犯)
4.刑法総論の重要問題に関する報告③(例:正当防衛)
5.刑法総論の重要問題に関する報告④(例:未遂犯)
6.刑法総論の重要問題に関する報告⑤(例:共犯)
7.刑法総論の重要問題に関する報告⑥(例:罪数)
8.刑法各論の重要問題に関する報告①(例:殺人罪・傷害罪)
9.刑法各論の重要問題に関する報告②(例:名誉毀損罪)
10.刑法各論の重要問題に関する報告③(例:強盗罪)
11.刑法各論の重要問題に関する報告④(例:詐欺罪)
12.刑法各論の重要問題に関する報告⑤(例:横領罪・背任罪)
13.刑法各論の重要問題に関する報告⑥(例:放火罪)
14.春学期の総括
※2~13回についてはすべて、プレゼンテーション(報告)、グループワーク(グループ単位での議論)、ディスカッション(全体での議論)を行う。
なお、ゼミ生の問題関心に応じて、取り扱う具体的なテーマは柔軟に変更・対応する。また、希望があれば、事例問題の検討を行う機会も設ける。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
報告担当グループは、報告の準備を行うこと。また、報告担当グループ以外の者も、各回のテーマについて各自で予習した上で、ゼミに参加すること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 報告への取り組み、および、毎回の授業への参加姿勢を基準とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
上記平常点は、報告への取り組み:50%、毎回の授業への参加姿勢:50%の割合で評価する。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト・参考文献いずれも、担当教員からはとくに指定しない。ゼミ生各自で、必要な文献・資料などを準備することとする。
その他特記事項
■授業の工夫■この科目では、担当グループによる報告をもとに、ゼミ生同士の議論を中心にゼミを進めていくことで、刑法をより深く理解することができるようにする。