シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習A1/専門演習B1 | 2024 | 春学期 | 水2 | 法学部 | 井関 正久 | イゼキ タダヒサ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL3-015S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「歴史認識と政治」を年間の共通テーマとする。春学期は、まず論文作成の技術・方法論について学ぶ。そして、ドイツおよびそのほかの国・地域を事例として、おもに文献講読およびそれに関する議論をおこなう。日本における歴史認識と政治の関係について考えるうえで、同じく敗戦と復興を経験した戦後ドイツの事例は示唆に富んでいる。A1履修者は、戦後ドイツの歴史論争のなかで関心のあるテーマを選び、プレゼンテーションをおこなうとともに、学期末にレポートを提出する。B1履修者は前年度の成果を踏まえて卒論の構想を作成し、同じくプレゼンテーションをおこなうとともに、学期末にペーパーを提出する。
科目目的
政治史の知識を、「歴史認識と政治」というテーマからさらに深く掘り下げていく。その際、個別の論争を通じて、その背景にある国内外の政治状況の変遷や歴史政策の展開という問題にも取り組んでいく。3年次は専門的知識のほかプレゼンテーションやディスカッション、論文作成の技術を身につけることを目的とし、4年次はその成果を踏まえて卒論を作成することを目的とする。
到達目標
A1履修者は、戦後ドイツにおけるナチの過去をめぐる議論を時代ごとに捉えて、それぞれの議論がどのような政治的背景において展開され、ドイツ社会に何をもたらしてきたのかを検討する。そして、ドイツを事例に、歴史の捉え方が時代や世代によって変わることの問題点や、歴史教育や政治教育のもつ意味について考えを深めていく。B1履修者は、上記の全体的議論に参加するとともに、前年度の成果を踏まえて卒論作成の準備を進め、コンセプトを作成する。
授業計画と内容
第1回 授業内容の概要
第2回 ドイツ戦後史概観と担当者決定
第3回 先行研究(和文献・ドイツ語・英語文献)
第4回 論文作成技術(序論・注の書き方)
第5回 論文作成技術(本論・結論の書き方)
第6回 東西ドイツ国家建国期
第7回 西ドイツ:60年代から70年代
第8回 西ドイツ:80年代の歴史家論争
第9回 東ドイツ:60年から80年代
第10回 統一ドイツ:二重の「過去の克服」
第11回 現代ドイツ:90年代後半以降
第12回 その他の地域:アジア
第13回 その他の地域:欧米
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 期末レポート |
平常点 | 40 | プレゼンテーション、レジュメ、議論への参加 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
授業時に適宜紹介する。