シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習A2/専門演習B2 | 2024 | 春学期 | 木6 | 法学部 | 杉浦 宣彦 | スギウラ ノブヒコ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL3-016S
履修条件・関連科目等
1・2年生の段階の学習において、民法・商法の基本的な知識を習得していること。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
本ゼミは金融や金融に関連するビジネスにかかわる分野に将来進みたい人を対象にし
た、金融法を中心に学ぶゼミナールです。金融ビジネスの最先端の動きとそれによっ
て変化していく金融法制や新たな金融法整備の状況について検討を進めていきます。
また、最近は、コーポレートガバナンスやコンプライアンスの問題に関心のある企業も多く、
関連する金融法制の知識を持つ人材の養成も社会的要請となっていることから、その点についても
配慮した内容になるようにしていく予定である。
上記の学びの実現を補強するために、実務の世界を知ってもらうために金融機関や企業等への訪問
や実務家を招へいしてのセミナー等をの実施を計画しています。そのうえで、国内外の状況がが
外の大学や金融監督当局、金融機関等へのを訪問や国内の地方金融機関や自治体等のへの
訪問等を通じて、見識を深めていく活動を行っていければと考えています。
科目目的
ゼミでの学びを通じて、金融法の領域の幅広さと金融実務の世界の深さを知り、その
結果として、金融法務の現場での対応がある程度可能なレベルの知識を得ることを目的とします。
到達目標
金融法に関するテーマで文集等を卒業時までに出せたり、外部の金融に関連するコンテスト等で新たな金融ビジネスモデルを提案できるようになることを目標とします。
授業計画と内容
【春学期】
後半は、金融ビジネスで多く発生する紛争を業種別等でいくつかに分け、判例を使いながら、
検討を進めていきます。
1 金融判例研究入門
2 判例研究① 銀行取引(1)(預金・為替)
3 判例研究② 銀行取引(2)(貸出・管理)
4 判例研究③ 証券取引(1)(証券会社の取引)
5 判例研究④ 証券取引(2)(販売方法・説明責任)
6 判例研究⑤ 証券取引(3)(デリバティブ)
7 判例研究⑥ 信託をめぐる係争
8 判例研究⑦ 保険取引(1)(説明義務)
9 判例研究⑧ 保険取引(2)(通知義務)
10 判例研究⑨ 保険取引(3)(因果関係)
11 判例研究⑩ 貸金業をめぐる係争
12 金融取引をめぐる刑事事件
13 金融とDXをめぐる係争について
14 金融行政と金融機関をめぐる係争
これらのプロセスを通じて、法や金融の世界への関心をさらに高めていってもらうような方
向に持っていくつもりです。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 40 | ゼミへの出席や発言等の貢献度を評価する。 |
その他 | 60 | 決められた発表会での発表内容を評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
企業とのコラボ企画などの機会にPCやタブレットを使って、動画を見てもらったり、企画案をパワーポイント等を活用してプレゼンしてもらう場合がある。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
・外資系金融機関に勤務し、国内外で、貿易金融、電子マネーを含むICTを活用した決済システム、法人営業、プロジェクト・ファイナンスなどの実務を経て、法務・コンプライアンス部門でも勤務。
・金融庁の研究官としての立法や法改正、並びに政策立案などへ関与。
・現在も金融庁での委員や金融機関等へのアドバイスを行っている。
・上場企業の社外取締役として、企業のファイナンス政策やガバナンス問題の企画・実施に関与。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
・法理論だけでなく、実務の最先端の動きを実務的目線で学生に伝えることで、金融業界で現在起こっている事象について学生が様々な知識を得ることができる。
・金融機関勤務時から繋がりのある企業と本演習向けの企業によるコラボ企画などを早い段階から進め、金融ビジネスなどの実態に触れてもらう機会を提供する。
テキスト・参考文献等
適宜紹介する。
その他特記事項
3,4年生でのゼミ活動を通じて実社会に通用する人材を育てることを大きな目標にしているので、2年間の間、やる気と目標を持って受講してほしい。