シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習A2/専門演習B2 | 2024 | 秋学期 | 木3 | 法学部 | 徳本 広孝 | トクモト ヒロタカ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL3-016S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
行政法学では、自由を規制する仕組みや給付の仕組みなど、国民に対する多様な干渉の仕組みが扱われる。本授業では個別法に登場する多様な干渉の仕組みを取り上げ、行政法学上の理論によるその解明を試みる。判例や事例問題が検討の素材であり、それらの検討を通して行政法学上の基礎的な概念や判例の理論的位置づけを理解し、最終的には複雑な事例問題にも対処できる能力を身につける。
科目目的
行政活動をめぐり生ずる多様な紛争をとりあげ、それら紛争に関する事例問題及び判例において行政法理論が如何に用いられているのかを学ぶことにより、行政法理論の習得とその応用力の涵養を目指す。
到達目標
1)行政法学上の基本的な制度、学説及び判例を習得する。
2)具体的な事例問題を解決するために、個別法上の制度を行政法学の理論によって説明することができる。
3)具体的な事例問題を解決するために、行政法学上の論点を抽出し、学習した学説や判例を用いて問いに対する解答を導くことができる。
授業計画と内容
春学期は、行政法総論に関する事例問題又は判例に取り組む。秋学期は、行政法総論の知識を前提として、行政救済法に関する事例問題又は判例を検討する。
(秋学期)
第1回:ガイダンス
第2回:取消訴訟① 処分性
第3回:取消訴訟② 原告適格
第4回:取消訴訟③ 狭義の訴えの利益
第5回:無効等確認訴訟
第6回:申請型義務付け訴訟
第7回:直接型義務付け訴訟
第8回:差止訴訟
第9回:仮の救済
第10回:当事者訴訟
第11回:住民訴訟
第12回:機関訴訟
第13回:国家賠償法1条
第14回:国家賠償法2条
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 報告用レジュメをレポートとみなし、内容の充実度により評価する。 |
平常点 | 50 | 積極的な参加を高く評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【テキスト】
特になし。
その他特記事項
4月初旬までに中級レベルの教科書を読むなどして、行政法について一通り学習しておくこと。