シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習A2/専門演習B2 | 2024 | 秋学期 | 火4 | 法学部 | 小島 千枝 | コジマ チエ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL3-016S
履修条件・関連科目等
国際法関連科目を履修したことがあること、またはゼミと並行して履修すること。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
今日、国際関係の緊密化や、国境を超える私人の活動の増大、地球規模で発生してい
る諸問題を指して、国際化・グローバル化・地球社会化等さまざまな表現が飛び交っ
ています。国際社会の共通課題に対処するための条約が増える一方で、貧困や飢餓を
はじめ、地球規模の環境問題、世界各地における難民・移民の増大、各国国内の人権
問題、組織化したテロリズムや現代奴隷制等の問題は依然として起こっており、主権
国家体制に基づく伝統的な国際法の限界も提示しています。小島(国際法)ゼミでは、
国際法の判例や時事問題の研究を通じて、個々の分野における国際法の理論と実践に
ついての理解を深めると同時に、地球共生社会や持続可能性(サステイナビリティ)
という観点からみた国際法の問題点について考察します。個人による報告を基本とし
ますが、履修者の関心に応じて、グループによる報告やテーマ研究報告も行ってもら
います。
科目目的
1.国際法の研究を通じて、地球的視点に立った法的問題意識と法的解決能力を身につけます。
2.国際法の基礎的な知識を身につけ、国際社会の問題を解決するために不可欠な批判的・創造的な考え方を身につけます。
到達目標
1.事例研究を通じて、国際法の形成、解釈・適用、履行の過程についての理解を深めます。過去の判例だけでなく、今日的な問題の分析を通じて、国際法上の課題を発見する力や、将来とりうる法政策を提示する力を身につけます。
2.ディスカッションやプレゼンテーションを通じて、論点を整理し、わかりやすく他人に伝えるコミュニケーション力の向上を目指します。
授業計画と内容
<秋学期>
第15回 ゼミ論文報告(1):4年生Kのテーマ研究報告
第16回 ゼミ論文報告(2):4年生Lのテーマ研究報告
第17回 ゼミ論文報告(3):4年生Mのテーマ研究報告
第18回 ゼミ論文報告(4):4年生Nのテーマ研究報告
第19回 ゼミ論文報告(5):4年生Oのテーマ研究報告
第20回 ゼミ論文報告(6):4年生Pのテーマ研究報告
第21回 ゼミ論文報告(7):4年生Qのテーマ研究報告
第22回 テーマ研究中間報告(1):3年生A・B
第23回 テーマ研究中間報告(2):3年生C・D
第24回 テーマ研究中間報告(3):3年生E・F
第25回 テーマ研究中間報告(4):3年生G・H
第26回 テーマ研究中間報告(5):3年生I ・J
第27回 テーマ研究中間報告(6):予備日
第28回 総括・まとめ、論文提出
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
自らが報告する判例について複数の文献をもとに研究し、レジュメを作成してくること。他人が報告する回であっても指定のテキストの該当部分は必ず読んでくること。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 報告レジュメの作成、論文の執筆 |
平常点 | 50 | 研究報告、ディスカッションへの参加 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
『国際法判例百選(第3版)』(有斐閣)と『国際条約集』(出版社は問わない)は必須です。その他、適宜指定・配布します。
参考文献:ヴォーン・ロウ著(庄司克宏監訳、小島千枝他共訳)『考える国際法』(仮題)白水社、2024年4月中旬刊行予定
その他特記事項
原則として毎回出席が原則です。正当な理由のない欠席は認められません。