シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習A2/専門演習B2 | 2024 | 秋学期 | 木2 | 法学部 | 高橋 徹 | タカハシ トオル | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL3-016S
履修条件・関連科目等
現代の政治におけるメディア・コミュニケーションの影響や民主主義の活性化、地域社会の問題解決に向けたメディア・コミュニケーションの活用法などについて関心があること。コミュニケーション論、メディア・コミュニケーション論、ジャーナリズム論1・2、情報政治学などの政治学科のメディア政治コース系の関連科目のいずれかを履修している(履修中も含む)ことが望ましい。特にメディア・コミュニケーション論と情報政治学は、ゼミ研究にとって有益な知識を提供しているので履修を強く勧める。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
現代社会の政治においては、国内では日常的な政権評価のための世論調査や政治的イシューをめぐる報道が大きな影響を持ち、テレビ政治に代表されるメディア政治が顕著な特徴をなしている。また国際的にはテロリズムや紛争をめぐる報道、インターネットや衛星放送などの国際メディアを使った情報発信など、メディアを介して伝えられた情報が政治の動きに大きな影響を及ぼしている。さらにその発信者の広がりは、通信社や新聞社、テレビ局のような従来マスメディアと呼ばれてきた主体ばかりでなく、国家や民間組織、個人にまで及んでいる。このゼミでは、そのような政治と情報環境の現代的関係の変容・多様化をふまえて、ゼミ生各自が具体的なテーマを設定して、ゼミ研究を進めて行くことを基本的な課題とする。
科目目的
伝統的なマスメディアやインターネットを介して行われるメディア・コミュニケーションによる内外の政治(政策論議や選挙における投票行動、国際世論・国民世論の形成など)や地域社会への影響について、学問的な理論や経験的なデータ・資料などを活用して研究する基礎的な技能を獲得する。
到達目標
政治学・社会学の専門的な研究を進めるため、資料収集等に基づいて研究計画を確定したうえで、研究成果を論文として執筆するためのスキルを習得する。
授業計画と内容
順次下記のテーマに関係する研究テーマを選んだ者が担当者としてゼミ発表を行い、ゼミの場でディスカッションを行う。
1.メディアイベントと世論(日本)1:災害とメディア報道
2.メディアイベントと世論(日本)2:スポーツイベントとメディア報道
3.メディアイベントと世論(海外)3:人権問題とメディア・コミュニケーション
4.メディア・コミュニケーションと世論1:メディア利用と世論形成
5.メディア・コミュニケーションと世論2:Twitter/Xと世論形成
6.メディア・コミュニケーションと世論3:Facebookと世論形成
7.メディア・コミュニケーションと世論4:「ダークソーシャル」の問題
8.メディア・コミュニケーションと世論5:「ダーク・アド」の問題
9.インターネットと選挙1:公職選挙法改正と「ネット選挙」の解禁
10.インターネットと選挙2:「ネット」選挙のケーススタディ(参議選)
11.インターネットと選挙3:「ネット」選挙のケーススタディ(衆議選)
12.インターネットと選挙4:海外の「ネット」選挙のケーススタディ
13.メディア法・メディア制度の課題2:インターネット管理の国際的課題
14.総括ディスカッション2: ソーシャルメディア時代の世論
以上のテーマについて順次ディスカッションを行いながら(各学期の最後にはテーマ横断的な総括ディスカッションを行う)、各自のゼミ研究を深める。
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
自らの研究計画に基づいて計画的に文献・資料の収集・読みを行い、論文の執筆を進める。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 80 | ゼミ発表を行い、それに伴うディスカッションに積極的に参加すること。 |
その他 | 20 | ゼミ論文等の重要課題を提出すること。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaを利用した情報・資料の共有
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
演習中に各自の研究テーマに合わせて適宜指示する。
その他特記事項
2024年度は、4年生と合同クラスでの運営を予定している。3年生には、4年生のレジュメの作り方や発表の仕方などを参考にして自身の発表に役立ててほしい。また、4年生には3年生の発表に建設的な質問、助言をして3年生のゼミ研究をサポートしてほしい。