シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習A2/専門演習B2 | 2024 | 秋学期 | 火5 | 法学部 | 古賀 光生 | コガ ミツオ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL3-016S
履修条件・関連科目等
比較政治学を並行して履修することを履修条件とします。また、計量政治学と政治史Bを並行して履修することも推奨します。英語で論文を読む覚悟と統計ソフト(SPSSとRを使用します)で計量的な分析を行う覚悟を両方備えた受講生の参加を希望します。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
議論は日本語で行います。英語の論文を読みます。
授業の概要
前記で学習した各国ごとの特徴や政策領域ごとの課題などを踏まえて、履修生が自らの関心に沿って調べたことを発表して議論をします。
受講生の数やそれぞれの関心領域によってやり方を検討します。
制度上は、専門演習A2・B2の募集となりますが、
この演習は、専門演習A1・B1と連動していると考えてください。
※ 留学など特段の事情があり、A2のみしか履修できない場合は個別にご相談しましょう。
科目目的
西欧に政治の現状について、比較の視点と歴史的な基礎を踏まえて分析する能力を身につけることを目指します。
講義では体系的な知識を身につけることが求められますが、演習では、それらの知識を前提としつつも、個別具体的な政治的課題に対して、現状を明らかにしながら今後の対応策を検討できるようになるために、以下の能力を養います。
1.先行研究を体系的に調査して、現時点で分かっていることと分からないことを明確にする。
2.現時点で分からないことに対して、先行研究を意識しながら仮説を構築する。
3.構築した仮説を、厳格な手法を用いて検証する。
以上の成果のうち、特に1・2を専門演習A1・A2(つまり、3年次)で確認します。
3は、専門演習B1・B2(つまり4年次)で確認することになります。
到達目標
1.先行研究の調査を踏まえて、自身の仮説を構築できるようになること
2.自ら構築した仮説を検証する手法を身につけること
授業計画と内容
<概要>
後期の作業は、受講生の数や関心によって大きく異なります。
まずは、議論の充実させるために、各受講生の報告と関わる専門的な論文を講読します。
続いて、受講生が自身が調べた内容等を報告します。
受講生の数によって一回の発表の人数は異なりますが、少なくとも一人一回は発表を担当します。
例示は、あくまで参考に過ぎません。受講生の関心に沿って議題を設定します。
<スケジュール>
01:発表に関する調整
02:論文講読①―例:社会的投資に関する論文を読む
03:発表① -例:社会的投資に関する発表
04:論文講読②―例:移民・統合政策に関する論文を読む
05:発表② -例:移民・統合政策に関する発表
06:論文講読③―例:行政に関する論文を読む
07:発表③ -例:行政に関する発表
08:論文講読④-例:司法に関する論文を読む
09:発表④ -例:司法に関する発表
10:論文講読⑤-例:金融に関する論文を読む
11:発表⑤ -例:金融に関する発表
12:論文講読⑥-例:地域に関する論文を読む
13:発表⑥ -例:地域に関する発表
14:演習のまとめと論文について伝達
必要に応じて英語の論文を読む場合もあります。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
後期を通じて、毎週英語の論文を読みつつ、各自で以下を検討します。
1.仮説の構築
2.仮説を立証するための方法の検討
3月末をめどに、報告ペーパーの提出を求めます。
詳細は、開講時に指示します。
社会的な事情を考慮しつつ、可能であれば、春期休業期間を利用して合宿を行います。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 議論への貢献と発表などを考慮します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
原則として、授業時間内でフィードバックを行います。
4年生の演習論文については、執筆過程も含めて適宜フィードバックします。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
参加者の議論を通じて演習を進行します。論文を読んだうえで、議論に参加してください。
論文の執筆を通じて、課題に取り組みます。
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
統計分析に際しては、RまたはSPSSを活用します。
ノートパソコンがあると便利ですが、演習の際に手元になくてもかまいません。
ただし、特に演習の時間内においては、インプットが重要になります
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
「テキスト」は、前期と同じものを指定します。
・網谷龍介・伊藤武編著『ヨーロッパのデモクラシーの論点』ナカニシヤ出版・2021 年。
・馬場康雄・平島健司編『ヨーロッパ政治ハンドブック』東京大学出版会、
初版2000 年、第二版2010 年。
※ 図書館で探して、初版と第二版の両方を読むのをお勧めします。
その他特記事項
担当者のホームページは、www/mituokoga.com です。
また、ゼミのfacebookページは、https://www.facebook.com/chuokogasemi/です。
履修者向けには、facebookのグループを解説しています。
履修が決定した際には、こちらのグループに参加してください。
(主な活用方法は、OB・OGとの交流です)