シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習B1 | 2024 | 春学期 | 木4 | 法学部 | 礒崎 初仁 | イソザキ ハツヒト | 4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL4-017S
履修条件・関連科目等
履修時に法学部4年生に在籍する者
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
■全体テーマ
自治体の政策と組織-現場に学ぶ地域自治(仮題)
■趣旨
自治体は,福祉,環境,教育などさまざまな政策を実施している。また,これを支えるのが自治体の首長であり,行政職員を中心とする組織である。この自治体の政策と組織について,現在さまざまな改革が行われている。少子高齢化への対応,教育改革,まちづくりなど自治体の政策は大きく変わっているし,分権改革,市町村合併,道州制などの改革も,実行または議論されている。NPM改革,財政改革などの組織改革や,自治基本条例の制定などの住民自治の取組みも進められている。このように変革のさなかにある自治体の政策と組織について,自治の現場に学びながら考えていく。
今年度は、3年次の共同研究を踏まえて、各人が自由にテーマ・題材を設定して、文献研究、ヒアリング調査等を実施し、その結果をゼミ論文としてまとめることを内容とする。
■テーマの設定
各人のテーマ(ゼミ論文のテーマ)は、文献研究等を踏まえて、ゼミ生自身が決定することとする。
■運営の方針
①各人がテーマ、事例・題材、調査先(ヒアリング先)、実証の方法等を自ら検討し、決定する。ただし、教員がきめ細かく助言する。
②ゼミでは、各人の論文構想、調査研究計画、論文の要旨、論文の仮原稿等の相互検討(批評)を中心とする。その成果を個人論文としてまとめ、年度末(専門演習B2)にゼミ論文集を刊行する。
③このほか、必要により共通文献の輪読、公務員試験等を見据えた模擬面接・集団討論等のコミュニケーション・ゼミを実施する。
科目目的
自治体は、福祉、環境、教育などさまざまな政策を実施している。この自治体の政策と組織を中心として、「現場」に学びながら考えていく。
これにより、地域社会の法や政治行政について、専門的な視点や知識を獲得するとともに、問題を多面的に分析し、解決策を考える力を養うことを目標とする。特に、自ら研究テーマ、調査研究計画等を立てることによって、社会の課題にアプローチし、調査し、分析し、提案する力を養成する。
また、ゼミやグループでのディスカッションや実態調査を通じて、多様なコミュニケーション能力を養うことも目標とす
到達目標
1 地方自治の制度と政策に関する確かな知識を獲得すること
2 上記の知識をもとに、自治体行政や地域社会の実態を調査し、問題設定できる力を養うこと
3 自治体行政や地域社会の課題に対して、現状を分析し、対策を考える力を養うこと
4 上記2、3について必要な情報を引用しつつ、論文としてまとめる力を養うこと
授業計画と内容
【春学期】
1.個人テーマ案の検討と意見交換
2.個人テーマの検討とグループ検討
3.論文構想案の検討と意見交換
4.論文構想の検討とグループ検討
5.共通文献の読み込み(並行して個人の準備作業を進める)
6.共通文献の相互紹介とディスカッション(並行して個人の準備作業を進める)
7.コミュニケーション・ゼミ1(模擬面接)
8.コミュニケーション・ゼミ2(集団討論)
9.コミュニケーション・ゼミ3(ディベート)
10.論文レジュメと参考文献の探索
11.論文レジュメと参考文献の読み込み・報告
12.実態調査(夏季休暇中)の調査先の選定
13.実態調査(夏季休暇中)の調査計画案の相互検討
14.実態調査(夏季休暇中)の調査計画の決定
[夏季休暇中]個人別の実態調査の実施(1~2か所)
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
個人論文を執筆するため、授業時間外の活動が多くなるので、承知してほしい。
(授業時間では、ゼミ生の論文構想等の相互検討が中心となる。)
1 ゼミ論文(個人論文)のテーマ・事例を設定し、先行研究、関連情報を収集し、把握すること
2 ゼミ論文のテーマ・事例について、ヒアリング調査等を実施し、実態を把握すること
3 所定の要領・形式に従って、ゼミ論文を執筆し、提出すること
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 20 | 個人論文の構想などを報告してもらうので、その内容を成績に加味する。 |
平常点 | 80 | ゼミには毎回出席すること、グループワークに積極的に参加することなど、平常点を重視する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/実習、フィールドワーク/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
ゼミ論文(個人論文)の執筆、そのための実態調査等の過程を通じて、主体的な学修姿勢と総合的な問題解決能力を養成する。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
都道府県の職員(事務職)として17年間の実務経験(1985~2001年度)がある。担当分野は、農地転用規制、道路等施設管理、土地政策、介護保険、市町村行政指導など。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
毎回のゼミ論文の指導等に反映させる。
テキスト・参考文献等
礒崎初仁・金井利之・伊藤正次『新版 ホーンブック地方自治』北樹出版、2020年、¥2,800
ほかにテーマに即して選定する。
その他特記事項
【注意事項】
演習には極力出席すること。やむをえず欠席する場合または20分以上遅刻する場合は、理由を付して事前に連絡すること。なお、欠席は半期3回程度にとどめること(4回以上の欠席の場合は成績評価に反映)。