シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習B2 | 2024 | 秋学期 | 木5 | 法学部 | 青木 裕子 | アオキ ヒロコ | 4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL4-018S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
専門演習B2は、専門演習B1を受講していた四年生を対象としています。この講義の目的は、デモクラシーとリベラリズムのあり方について文献を通じて考察すること、また、「話すこと」「書くこと」、「読むこと」「聞くこと」、を通じて、
1.他者の考えを理解し、吟味し、その上で自分の考えを問い直す力
2.自分の考えを明確にし、他者に言葉で説明する力
3.他者と話し合う/議論する力とマナー
4.議論の司会をすることを通じて、多様な意見を要約しながら、議論を建設的に進めていく力
を身につけることにあります。
これらの力は、卒業後どのような道に進むにしても必要なものであります。
また、四年生にとって大学生活最終学期となする後期は、主として卒業論文の完成を目指します。大学生活の学びの集大成として、自ら興味のあるテーマを選び、自分の考えを他者に説得力をもって論理的に論文を書いて説明するというアカデミックな作業をやり遂げてほしいと思います。
年度末の卒論提出まで、
1.テーマ発表(前期)
2.章立て発表(前期)
3.中間報告(後期)
4.最終報告(後期)
5.最終口述試験(後期)
というプロセスを踏んでいきます。各段階で、ゼミ生は互いの発表内容についてディスカッションし、互いの論文の内容を吟味、検討します。
卒論執筆を希望しない学生も、このプロセスには参加します。
専門演習B1と同様に、全員で文献、資料を読み、議論します。また、毎回のゼミ生によるニュース報告や、などもし、三年生との合同演習・企画も折に触れて実施します。秋か冬にはゼミ合宿も予定します。
また、学生が卒業後の進路選択に参考になるよう、専門家や社会人を招き、話をしていただく予定です。
科目目的
専門演習B2の目的は、「読むこと」「聞くこと」、「話すこと」「書くこと」を通じて、
1.他者の考えを理解し吟味する力
2.自分の考えを明確にし他者に説明する力
3.他者と話し合う/議論する力とマナー
を身につけることにあります。
具体的には毎回、一人の発表者によるニュース報告とその内容についてのディスカッションを行います。また、各自が選んだテーマでの卒業論文または年度末レポートの完成を目指し、その過程で、テーマの妥当性や研究方法、内容について他の学生とディスカッションします。
それにより、自分の卒論のみならず、他のゼミ生の卒論もよりよいものにすべく、互いに切磋琢磨することを目指します。
到達目標
後期は、卒論の完成を目標とする他、各自が互いの卒論について意見を交換し、有意義な議論を通じてよりよい論文に仕上げていくことも目標です。また、政治思想史の重要文献を全員で読み、デモクラシーとリベラリズムのあり方について議論することも目標です。また、
授業計画と内容
第1回目:後期のゼミの概要説明;今学期のゼミ長と各係の選定
第2回目:学生によるニュース報告1;資料読解とディスカッションA
第3回目:学生によるニュース報告2;資料読解とディスカッションB
第4回目:学生によるニュース報告3;資料読解とディスカッションC
第5回目:学生によるニュース報告4;資料読解とディスカッションD
第6回目:学生によるニュース報告5;卒論の中間報告とディスカッションA
第7回目:学生によるニュース報告6;卒論の中間報告とディスカッションB
第8回目:学生によるニュース報告7;専門家か社会人を招く回
第9回目:学生によるニュース報告8;資料読解とディスカッションA
第10回目:学生によるニュース報告9;資料読解とディスカッションB
第11回目:学生によるニュース報告10;資料読解とディスカッションC
第12回目:学生によるニュース報告11;卒論の最終発表とディスカッションB
第13回目:学生によるニュース報告;資料読解とディスカッションD
第14回目:学生によるニュース報告;卒論の口述試験と質疑応答A
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
各自、自分で選んだ卒論やレポートのテーマに則って自主的に勉強を進めていってください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | ニュース報告;中間報告;最終報告、口述試験;普段の議論への参加度 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
〇テキスト
・青木裕子(2010)『アダム・ファーガスンの国家と市民社会』勁草書房。
・アダム・ファーガスン(2018)天羽康夫、青木裕子訳『市民社会史論』京都大学学術出版会。
*その他、ゼミ生の関心をみながら文献を選定する。
*参考文献は、ゼミ生に配布している「青木ゼミ推薦図書」を参照すること。