シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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社会学2 | 2024 | 秋学期 | 月6 | 法学部 | 祐成 保志 | スケナリ ヤスシ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-SC1-004L
履修条件・関連科目等
社会学1とあわせて履修することが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
社会学は、一見すると捉えどころのない学問である。「社会学者の数だけ社会学がある」と言われることもある。しかし、社会学には核となる問いがあり、これに取り組むための共通の道具(概念、理論、調査手法など)を持っている。この講義では、社会学についての入門的な知識(「社会学1」で扱う内容)を有する学生を念頭に、「社会的なるもの」を記述し、理解し、説明するために社会学が編み出してきた方法について解説する。とくに重点をおくテーマは、ミクロ・メゾ・マクロの連関、多様なデータと調査手法、社会の構造的な不平等、社会学の社会的役割である。
科目目的
「社会学1」に相当する内容を理解している履修者に向けて、社会学的な問いの立て方、経験的な調査の方法、現代の社会学の主要な論点と課題を伝えることを目的とする。
到達目標
社会学の方法に関する基礎的な知識を習得し、現代社会の具体的な事象について経験的かつ批判的に分析し、その結果を的確に表現できるようになることが目標である。
授業計画と内容
1.はじめに:社会学の問い
2.社会的行為とその意味
3.ミクロとマクロを架橋する
4.物質の世界と意味の世界
5.社会の歴史と人生の物語
6.社会調査の認識論
7.社会調査の手法とデータ 前半
8.社会調査の手法とデータ 後半
9.構造化された社会的不平等
10.不平等の主観的側面
11.社会的公正の条件
12.経験的社会学と規範的社会学
13.社会学の社会的役割
14.授業のまとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 社会学の方法に関する基礎的な知識が習得できたか(40%)、現代社会の具体的な事象について経験的かつ批判的に分析できるか(40%)、それらを文章で的確に表現できるか(20%)を評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
授業後提出課題が未提出の場合は1回につき3%減点する。また、5回以上未提出の場合は、期末試験の受験資格を失う。なお、授業後提出課題の内容がとくに優れている場合は、期末試験に加点(1回につき最大3%)することがある。逆に、内容が著しく不十分である場合には期末試験から減点(1回につき最大3%)することがある。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
ケン・プラマー/赤川学監訳、『21世紀を生きるための社会学の教科書』、筑摩書房、2021年、東京、ちくま学芸文庫