シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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情報処理論B2 | 2024 | 秋学期 | 木4 | 法学部 | 原田 一義 | ハラダ カズヨシ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OI3-008P
履修条件・関連科目等
教室定員のため、履修者数の上限を60人とし、希望者数がそれを超えた場合には抽選となる場合がある。
履修者は、文字入力(タイピング)と(携帯電話ではなくPCの)電子メールの取り扱いに慣れていることを前提とする。
情報処理関連の企業への就職を考えている学生や、法律・政治以外の知識を身に付けて卒業したい学生に履修してもらいたい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この授業では、インターネットに関する理解を深めるべく、Perlというプログラミング言語を用いて、ネットワークプログラミングの基礎を学ぶ。
授業時間100分のうち、20~60分程度を、学生本人が手を動かしてプログラミングをするための時間に当てる予定である。
毎回、授業中に課題を出す(授業中に消化できなかった場合は宿題とする)。
科目目的
本科目は、法学部総合教育科目の情報・数学分野のカリキュラムに位置付けられている。
本科目の大きな目的は、法学部で学ぶ者に求められる教養としての「批判的・創造的態度」(既存の学問的成果を習得しつつも、真摯な批判的態度をもって学び、新たな創造に向かうことができる能力)を身につけること、である。
具体的には、インターネットに関する理解を深めるために、ネットワークプログラミングの基礎を学習する。
到達目標
「科目目的」欄に書いたように、本科目は、法学部総合教育科目の情報・数学分野のカリキュラムに位置付けられており、「批判的・創造的態度」(既存の学問的成果を習得しつつも、真摯な批判的態度をもって学び、新たな創造に向かうことができる能力)の涵養を大きな目的として設定している。
そこでまず「既存の学問的成果を習得」という意味で、条件判定・繰り返し処理・正規表現・ファイル入出力・関数といった、Perlでのプログラミング一般に必須の概念や考え方、文法について学習する。
ただし、Perlの文法や書式は全部暗記しなくてかまわない(プログラムは資料を見ながら書ければ十分である)。
その上で「新たな創造」につながる応用として、ネットワークを使用するアプリケーションプログラムをいくつか作成する。
授業計画と内容
以下のような内容で全14回の授業をおこなう予定である:
1.ガイダンス(授業の進め方など)
2.インターネット概論 その1(歴史・OSI参照モデル・TCP/IP)
3.インターネット概論 その2(ルーティング・DNS)
4.Perl その1(Perlの実行までと文字コード)
5.Perl その2(変数・文字列)
6.Perl その3(if文・while文)
7.Perl その4(配列・for文・ハッシュ・foreach文・ループ制御演算子)
8.Perl その5(正規表現)
9.ソケット通信
10.Perlを用いたCGI その1(HTML・CSS・FTP)
11.Perlを用いたCGI その2(アクセスカウンターの動作原理)
12.Perlを用いたCGI その2(アクセスカウンターの作成)
13.Perlを用いたCGI その3(簡易掲示板の動作原理)
14.Perlを用いたCGI その3(簡易掲示板の作成)
ただし、以上はあくまでも予定であって、実際の授業の進み具合によって順序や内容を多少変更することもあり得るので、その際は臨機応変に対応されたい。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
課題が授業時間内に消化できなかった場合は宿題とする。
授業中に理解できなかった事柄については、きちんと復習をすること。
また、教員が予習するように指示した時は、必ず予習をして授業に臨むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業各回での小課題(宿題)100%で評価する。<評価基準>授業で学んだプログラミングの技法およびネットワークに関する知識が身に付いているかを問う。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業時間内の質問は教室で口頭で、授業時間外の質問は全学メールで対応する。
件数の多い質問についてはmanabaで全員向けにフィードバックを行うこともある。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
各授業回の演習課題では、履修者に内容を考えてもらいながら課題作成を行ってもらう。
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
本科目は茗荷谷キャンパス3階の情報処理教室にて授業を行う。
授業で使用する資料やデータはmanabaに掲載する予定である。
双方向授業のためにRespon, Webex, Zoomなどを用いることがある。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
教科書は指定しない(資料を授業中に配布する)。
プログラミング言語やネットワークプロトコルの定義や用例をGoogle等で検索するのはとても有効な勉強方法なので、検索をうまく活用して欲しい。
その他特記事項
■授業の工夫■
知識やプログラミング技術を定着させるため、また新しく学んだ事柄や領域に対しての興味や視野の拡大・展開を促すために、毎回の授業で演習課題を課す。
■その他特記事項■
法学部情報処理教室のWindows PCにはPerlのプログラミング環境が用意されているが、自分のノートPCを持参してもよい。
持ち込みのノートPCはWindows、Macのどちらでもよいが、Windowsの場合はStrawberry Perlという言語処理系をインストールする必要がある。
Macには最初からPerlがインストールされているので、別途Perlをインストールする必要は無い(ただし、Apple社は将来的にはMacにPerlをインストールすることをやめると宣言しているので、今後のmacOSのアップデートによってPerlが除去されてしまった場合には自分で別途Perlをインストールする必要が生じる)。
また、Windows、Macとも、プログラムを書くためのテキストエディターをインストールする必要がある。
それらのプログラミング環境に関する詳細は、第1回の授業で解説する。
本科目は第1週の授業から通常の講義を実施し、プログラミング環境の準備に関しての詳細は第1週の授業で説明する。
2020年度より新型コロナ感染で欠席した人の便宜のために授業録画を公開してきたが、最近は新型コロナ感染で欠席する人が減ってきたので、2024年度はもう授業録画を公開しないことにする。