シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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入門演習 | 2024 | 前期 | 火5 | 経済学部 | 堀内 英次 | ホリウチ エイジ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
EC-AD1-01XS
履修条件・関連科目等
特になし。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
この講義では、近年の日本経済の産業構造変化の現状と政策課題についての理解を深め、今後を展望するために、先端産業を中心とした産業構造変化の動向や、関連する政策課題に関連した本を選び、輪読を行います。レジュメやプレゼンの形式で本の内容を発表した上で批評し、さらには皆で議論することを通じて、本を批判的に読む基本的な手法を学びます。また、パソコンを使って発表する技術の基本についても学びます。
科目目的
1, 経済・経営をテーマにした新書レベルの本を読んで内容を紹介するとともに、その主張の意義や限界などについて、説得的に論じます。
2, Microsoft Word, PowerPointを使ったレジメによる発表やプレゼンテーションの技法を学びます。
3, 与えられたテーマについて議論し、説得的な結論を導きます。
到達目標
1, Microsoft Word, PowerPointを使ったレジメによる発表やプレゼンテーションができる。
2, 経済・経営をテーマにした新書レベルの本について、著者の議論の切り口や分析手法を理解した上で、様々な観点から批判的かつ説得的に論じることができる。
3, 議論において、説得的な結論を導くことに貢献できる。
授業計画と内容
<授業の内容>
「第四次産業革命下における日本の産業構造変化の現状と政策課題」をテーマに、それに関連した本を輪読することで、本を批判的に読む手法を学びます。さらに、それに関連したテーマを選び、本の内容を紹介しつつ批判的にその内容を評価するプレゼンテーションをグループで行うことで、説得的な結論を導く手法、プレゼンテーションの手法、グループ学習の運営の手法の基本を学びます。
<授業計画>
第1回 ガイダンス
第2回 図書館講習会(予定)
第3回 本の輪読1:『伊藤元重が警告する本の未来』前半
第4回 本の輪読1:『伊藤元重が警告する本の未来』後半
第5回 本の輪読2:『「産業革命以前」の未来へ』前半
第6回 本の輪読2:『「産業革命以前」の未来へ』後半
第7回 本の輪読3:『生活保障』前半
第8回 本の輪読3:『生活保障』後半
第9回 グループでのプレゼン学習1:テーマ決定、グループ分けと本の選定作業
第10回 グループでのプレゼン学習2:内容理解についての討論
第11回 グループでのプレゼン学習3:本紹介のスライド完成
第12回 グループでのプレゼン学習4:本についての批判的検討作業
第13回 グループでのプレゼン学習5:グループ対抗プレゼン大会
第14回 グループでのプレゼン学習6:学習の総括と反省会
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
事前に資料を読み、内容を整理した上で、自分の意見をまとめておく。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 50 | 毎回の輪読準備用の読書感想シートの提出と、それを元にした毎回の授業での討議への参加度 |
その他 | 50 | レジメ形式やプレゼン形式での発表 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業内で、文書作成用にPC、アンケート用に携帯を利用します。原則毎回持参してください。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
1, 伊藤元重(2017)『伊藤元重が警告する日本の未来』東洋経済新報社. ※(ISBN) 9784492444436.
2, 野口悠紀雄(2018)『「産業革命以前」の未来へ』NHK出版新書. ※(ISBN)9784140885505.
3, 宮本太郎(2009)『生活保障』岩波新書. ※(ISBN)9784004312161.
※テキストについては、履修者の希望により変える可能性があるので、まずは初回の授業までに1, 伊藤元重(2017)のみ購入しておいてください。