シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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身体運動と健康2 太極拳 | 2024 | 秋学期 | 月3 | 法学部 | 谷川 大 | タニカワ マサル | 1年次配当 | 1 |
科目ナンバー
JU-PP1-002T
履修条件・関連科目等
履修期間を通じて、自己の身体と心との関連とその変化を真剣にとらえて、参加できる者。
事前の経験や知識は必要としない。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
四月から取り組んできた太極拳、中国武術について、引き続き、技術習得だけでなく、ゆったりとした動きの中で自身の身体状況と向き合いながら、体力の向上を図る。同時に準備運動にはバランスや身体活動の可動域を広げるための動きを導入し、日常生活や他のスポーツへの応用も理解していく。また日常生活に簡単に導入できる健康法も紹介し、運動が生活に密着した、生涯続けられるものであるということを理解する。
最終的に広く普及している簡化24式太極拳を一人で行えるようになることを目標とする。
科目目的
太極拳の段階的な学習の中で、自己の身体を通じて東洋的な身体活動の理念と特色を知り、自己の身体と心に対する理解をより深めていくことを目的とする。
初級者向きに編纂された簡化24式太極拳の後半を習得することが目標であるが、技術習得にとらわれることなく、自己の心身と真摯に向き合い、毎回異なる自分自身の変化を感じることが肝要である。
到達目標
この授業では以下を到達目標とする
①24式太極拳の動作をある度自身で行えるようにする
②自身の身体状況(筋力、持久力、柔軟性など)を客観的に把握し、その向上について計画的な実施を自主的に行える。
➂健康法についての知識を授業中の課題を通して知り、その実践を行えようにする。
②➂については課題提出と共に運動量の方向をもって目標達成の助けとする。
授業計画と内容
簡化24式太極拳の後半(第13動~第24動)を中心として行う。
どの時間も準備運動と実技を基本とする。
その他の主な内容は以下の通り。
第一回 春学期内容の確認復習と秋学期受講への準備
第二回 武術基本動作と24式太極拳13~15の動作を学ぶ。
第三回 武術基本動作と24式太極拳16~18の動作を学ぶ。相対練習
第四回 武術基本動作と24式太極拳13~18の動作を復習する
第五回 武術基本動作と24式太極拳13~15の動作を復習する。相対練習
第六回 武術基本動作と24式太極拳16~18の動作を復習する。相対練習
第七回 武術基本動作と24式太極拳19~20の動作を学ぶ。
第八回 武術基本動作と24式太極拳21~22の動作を学ぶ。
第九回 武術基本動作と24式太極拳23~24の動作を学ぶ。
第十回 武術基本動作と24式太極拳の復習。
第十一回 24式太極拳後半の復習と確認 秋学期内容のまとめ
グループワークによる内容確認と相互点検、レベルアップ
第十二回 武術基本動作の発展と相対練習。
第十三回 グループワークによる実施内容の確認
第十四回 太極拳を含む身体操作について。
○グループワークによって、個人種目としてばかりでなく、集団スポーツとしての達成感にも触れる。
○レポート作成を進めながら内容と習得度を確認してスキルアップの方法を客観的に理解する。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
事前に確認が必要なレジメや動画視聴についてはその都度指定します。
各回授業の内容に即したものとなりますので、毎回確認視聴が必要とはなりません。
授業終了後、翌週に簡単な課題提出という形になります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。個別の指示がない限りは、特に必要ありません。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 40 | 簡化太極拳後半の動作について、4~5名のグループで同時に行い、動作の概要をとらえた動きができているかについて評価します。単に巧拙ではなく、動作の順番を覚え、それぞれの動きについて身体の協調性を考えて行っていることが重要です |
レポート | 30 | 前期のまとめとしてのレポート 簡化太極拳の前半について、その動きを文章で説明します。動きの順番を説明しつつ、前記に学んだ身体運動に関する要素を加えるものとします。 |
平常点 | 10 | 授業への参加、貢献度、授業態度(他の学生と許徴して学ぶ態度、未知の運動種目に対する興味の持ち方と取り組みなど)の状況を基準とします。 |
その他 | 20 | 各回の課題としてのレポート 必要に応じた身体活動についての簡単なレポートを提出し、自身の身体への理解を深めているかを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
評価の前提条件
出席率が70%に満たないもの、レポートを提出しない者については評価を行わない。
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業内容については翌週に復習の時間を設けて理解の深化と向上を目指す。
授業ごとの課題については、提出の次週に返却してフィードバックを行う。
期末レポートについても提出を速めて、最終週の返却を行う。
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
コミュニケーションツールとしての身体活動という側面を理解していただくため、学習内容について、少人数による技術向上のためのグループワーク(練習とディスカッション)を予定しているが、感染症予防の方面から実施が難しい場合もある。実施の可否については状況に応じて判断したい。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
日本武術太極拳連盟A級指導員として武術太極拳の指導に当たっている。
また、2005年~2020年には同連盟選手強化委員会委員長の任に当たり、国際大会代表監督として国際大会に参加
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
国内に広く普及する簡化太極拳を教材とし、伝統の健康法だけでなく、最新の健康を鵜やトレーニングに関する内容も交えて、自身の身体を顧みて、総合的体力の向上と心の安定について実際の活動を通じて学んでいく。
テキスト・参考文献等
参考文献事前準備の必要はない。
必要に応じて資料を配布する。
その他特記事項
太極拳という新たな身体文化に触れて、自身の身体がどのように変化していくかということに興味を持てる学生に履修してもらいたい。
運動に適した服装と体育館用シューズ、水分補給の準備をすること。
■授業の工夫■
①新しい種目を個人スポーツとしてとらえるだけでなく、グループワークによるコミュニケーションの深化や相対練習をとりいれていきます。
②レポートは自分がいかに動くかを文字で説明するもので、自分の動きを分析し、スキルアップを図る助けとします。