シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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スポーツと健康1 ネット型スポーツ・ゴール型スポーツ | 2024 | 春学期 | 木4 | 法学部 | 後藤 肇 | ゴトウ ハジメ | 1年次配当 | 1 |
科目ナンバー
JU-PP1-003T
履修条件・関連科目等
シラバス(講義要項)を熟読の上、ガイダンス授業時に配布する授業資料と授業内容をしっかり把握し、他の履修者や授業の進行に迷惑をかけないことを前提に履修をして下さい。尚、身体的・精神的に何らかの問題があると思われるケースにおいては、すみやかに担当教員に申し出ることを約束して下さい(原則的に、毎授業回で確認願います)。 尚、実技の実施は強要されるものではなく、選択の権利がありますので、理論科目の履修による単位取得も視野に入れながら、十分に検討を行った上で履修するようにして下さい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
【1】原則、面接授業(対面形式の実技授業)を行います。
(注)感染症拡大等の状況に応じては、オンライン形式の授業を導入、もしくは変更する可能性があります。詳細については、適宜、manabaのシラバス「コメント2」の欄、もしくは「コースニュース」にて指示を行いますので、参照するようにして下さい。
ガイダンス授業で配布する「体育・スポーツ関連の授業受講にあたって」という資料の内容を実技授業展開のための基盤とします。その内容をしっかり再確認しておくことが必要となります。
実技に際しては毎回、「ウォーミングアップ(動ー静ー動のストレッチング) →スキルアップ練習→ゲーム」という形態を原則とします。この過程を通じて、身体意識を常に高め、手を抜くことなく運動のできる自己を漸進的・自主的につくることを徹底します。春学期後半は、個々のスキルレベルをさらに向上させるとともに、主体性を持って環境やゲームをマネジメントできる能力の向上に努めます。また、他者とのコミュニケーションの質・量をさらに高めていく場として欲しいと思います。
実技種目としては、バレーボール5回、バドミントン5回、卓球2回を予定しています。
【2】春学期(半期)中に1〜2回のオンディマンド形式の資料配信型授業を実施します。
実技授業展開をする中で指示をされた日に、「コミュニケーション理論」を中心とした資料をもとに学修し、次の対面実技授業の際にレポートを提出してもらいます。実施日とレポート内容については、追って説明します。
科目目的
ネット型球技スポーツの楽しさを追及するために、個々のスキルレベル、チームスキルのレベルを向上させながら、ラリーを展開できるようなスキルアップ練習とゲームを実践していきます。また、自らスポーツ環境をマネジメントする力を体得するためにも、ネット型球技スポーツを通じて接するすべての人とより高い相互性を有すること、スポーツをする上でのマイナス要因を排除すること、ルールや規律を尊重することなどの大切さを高く確認した上で、さらに質の高い集団が形成されていくようにスポーツ活動を実践していきます。
到達目標
バレーボールをはじめとしたネット型球技スポーツの奥深さを学習するために、「スキルアップのために必要な要因」を抑えながら、技能の習熟に努めていきます。「分かっている」を「できる」に変換できるよう、実践性を伴った理解の大切さを認識し、探究心と自己効力感の獲得に努めていきます。 また、リスク回避、正しい運動行動への導入と遂行、ルーティンとシークェンスの徹底、他者への配慮や積極的コミュニケーション、時間・空間のマネジメントの遂行について、自分の意識レベル、行動レベルを向上させていくことを目標とします。
授業計画と内容
(1)ガイダンス授業(授業オリエンテーションと約束事項の徹底)
(2)動→静→動ストレッチング、ウォーミングアップの重要性
<バレーボール>
(3)対人練習によるOver&Underパス技術の習得 「拾う」「つなぐ」の徹底 簡易Game
(4) 継続を意識したチーム内練習3on3 「Calling」「Hearing」の徹底 Game
(5)サーブ&サーブカット練習 リスタートプレーとパーセンテージ思考の重要性 Game
(6) スパイク(攻撃)の練習導入とボールを活かす&攻めるスキル Game
(7) フォーメーションの理解 チームスキルの向上とゲームマネジメント Game
<バドミントン>
(8) 正しいグリッピングとラケット操作の理解 簡易Game
(9) 6つのシャトルのフライトとコートスペースの把握 ゲームの運営方法 Game (10) ホームポジションの理解とフットワークの活用 Game
(11) 攻撃時と防御時におけるポジショニングとフォーメーション Game
(12) 授業運営におけるルーティンとシークェンスの重要性 Game
<卓球>
(13) ラケットグリップ&操作法 基本となる6つの要因の徹底 Game
(14) フォアサイド&バックサイドの切り替えとボールの回転(上回転・下回転) Game
<注>第2回目授業の内容と第3回目の授業内容を同日に行い、全14回の授業のうち1回、オンディマンド形式のオンライン授業を実施します。詳細については追って連絡します。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
■準備学習について■
履修条件に記述した通り、この講義要項と初回ガイダンス授業で配布する資料の内容を熟読し、他の受講生や授業進行に迷惑のかからないように予習した上、十分に納得して履修をして下さい。
また、授業内で配布する資料を手立てとして、次の実技授業への関与が円滑かつ有効的に行えるように工夫をして下さい。 履修を決定してからは、ルールや規律に基づいて授業参加するとともに、最後まで自身の意思決定の責任を最後まで持ち、継続して出席するようにして下さい。
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。個別の指示がない限りは、特に必要ありません。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 10 | 春学期期間中、もしくは最終授業に実施するレポート、もしくは小テスト1回。 |
平常点 | 50 | ガイダンス授業1回、実技授業12回、オンライン授業1回の計14回の授業への基本的関与を対象とします。 |
その他 | 40 | 理解力・行動力(仲間・教員とのコミュニケーションの様相と協調性・協力姿勢、ルールや規律の遵守、環境や課題に向かう姿勢、集団への影響等)30%、 スキル向上10%、 |
成績評価の方法・基準(備考)
(注1)春学期期間内にレポート、もしくは小テストを実施しない場合は、理解力・行動力の配点を50%とします。
(注2)実技形式の授業のため、出席率が全授業実施回数の70%に満たない場合はE判定となります。
(注3)授業の進行や他の受講生に悪影響(マイナスの影響)を及ぼした場合は、必ずしも上記の評価基準にしたがいません(上記評価基準以外にマイナスの評価を加味する場合があります)。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
運動技術の習得、運動技能の向上の過程においては、他の教科とは異なり分習法と全習法を織り交ぜながら、繰り返し反復していく必要があります。
提示する運動課題の困難度が徐々に高くなってくるため、個人差も生まれやすくなります。
バレーボールの熟練者以外は特に個別指導を行い、運動技術の習得段階からスキルアップの過程において、本時と次回の授業に向けてのフィードフォワードとフィードバックを行うこともしていきます。
主にキーワード法を中心とした言語的指導と板書による記述形式の指導を行い、課題に対する意識を高めていく工夫を行っていきます。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実習、フィールドワーク/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
「スポーツと健康1」の授業は、そもそも実技そのものの存在がアクティブ・ラーニングです。「スポーツ場面においては、プレーをすることだけが学習内容ではない」ことについては、ガイダンス授業内容を含めて、随時、説明・強調をしていきます。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
(注)授業形態が、実技形式から大きく変更される場合が想定されます。
実技授業実施の限り、ICT活用の予定はありませんが、オンライン授業への移行を余儀なくされた場合は、パソコン、タブレット等の機器の準備を求めるケースがあることをご理解下さい。
尚、授業内においてZoom Meeting アプリを活用する可能性が非常に高いため、事前にインストール等の準備を進めておくようにして下さい。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
授業で扱う競技のエキスパート、プロフェッショナルとしての、公認コーチ資格、指導歴はありません(他競技<Rugby Football>の公認コーチ資格、及び指導歴のみとなります)。
ただし、体育・スポーツの実技・実習授業における実務指導経験は多数あります。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:特になし(授業で配布するプリントやオンライン資料を参照のこと)。
参考書:
青木高・太田壽城 監修 落合優 編著 『健康・スポーツの心理学』 建帛社
(注)manaba機能を通じて、参考資料を提示する場合があります。
特に、感染拡大により授業形態に変更・修正があった場合には、manabaの「コースニュース」機能、もしくは「コースコンテンツ」機能から資料を提示して授業を進行する可能性があります。
その他特記事項
このシラバスは春学期分のみに関する事項を記載しています。
授業で扱うネット型競技は、他のスポーツ種目にもれることなく、常にルールと規範を遵守するとともに、安全の確保と危険の回避に留意することが不可欠な身体活動です。健康診断と心電図検査を受けていることを再確認し、初回授業での約束を守り、スポーツ環境の維持に全面的に協力できることを前提として下さい。
尚、授業である以上、身勝手な行動は許されないこと、サークル等の自由な活動とは異なること、教員の注意や指示を受け入れること等を十分認識して履修して欲しいと思います。
実技に際しては、スポーツシューズ(屋内専用)、スポーツに適した服装(ウェア等)を事前に準備して、必ず着用して下さい。各回ともに前日からの睡眠確保等、自己の体調管理に努め、体調に違和感のある場合は、無理をせず必ず教員に申し出て下さい。
尚、楽しいスポーツ環境には、気持ちの良い挨拶というコミュニケーションの基盤が必要です。 実技のスタートに際して笑顔で挨拶を交わすことができること。また、自主的に率先して準備や片付けに関わることができるよう、心の準備をしておきましょう。
履修上の留意点
・初回のガイダンスの内容を十分に把握し、主任教員・担当教員の注意事項を守って実技・講義に参加できることを履修条件とする。実技に際しては、担当教員の声掛けに快く反応し、特に危険回避のための注意を受け入れること(無反応を装う等の行為は絶対にやめて下さい)。
・従来の実技ではマスクの着用を推奨していないが、本年度に関しても自己の判断を尊重するので、必要に応じてマスクの着用、手洗い、用具等の消毒協力をすること。マスク着用の場合は、呼吸器や循環器に過度の負担を感じる前に、マスクを外して呼吸を整えるように努めること。
・身体の不調や身体的基礎疾患(既往症)、精神的疾患、傷害等がある場合は、必ず事前に担当教員に報告・連絡・相談すること。実技中・実技終了後の体調不良等についても、担当教員への伝達を絶対に怠らないこと。当日の運動が危険であると判断できる際は、授業マネジメントに努めることで出席とする。
・運動中は、他者を傷つける可能性のある装飾品等を絶対に外すこと。
・自分専用のペットボトル等を準備し、こまめに適度な水分(塩分)補給に努めるなど、自らリスク回避に努めること。
・オンライン授業による講義受講の際は、事前に受信環境等に配慮すること(各回の説明は追って行う)。
・ウォームアップを怠る、教員の指示を無視する行動、身勝手な行動やルールを逸脱した行動、非協力的な行動は、他の履修生の円滑な対人関係や授業進行の妨げになるので、絶対に慎むこと。尚、一部の仲の良い関係性だけを許容した授業展開はせず、練習相手を変え、履修者の皆が分け隔てなく相互に関わることを原則とする。
・運動後は、一時的に体力が低下するとともに感染リスクが高まるので、ウィルス感染等の回避に努め、クーリングダウンの時間が保てない場合は、できるだけ早い段階でケアを行い、帰宅後も入浴等で心身の疲労回復に努めること。