シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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スポーツと健康2 太極拳 | 2024 | 秋学期 | 月2 | 法学部 | 谷川 大 | タニカワ マサル | 1年次配当 | 1 |
科目ナンバー
JU-PP1-004T
履修条件・関連科目等
履修期間を通じて身体活動と心の関係を深めていくことに興味を持つもの。事前の経験等は不要。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
太極拳、八卦掌と中国武術について、技術習得だけでなく、動きの中で自身の身体状況と向き合いながら、体力の向上を図る。同時に準備運動にはバランスや身体活動の可動域を広げるための動きを導入し、運動の多様性と日常生活や他のスポーツへの応用も理解していく。また日常生活に簡単に導入できる健康法も紹介し、運動が生活に密着した、生涯続けられるものであるということを理解する。最終的に太極拳と八化粧の簡単な型を自分一人で行えるようにし、履修後にも長く楽しみ、継続の中からさらに学習を進めるきっかけとしたい。
科目目的
太極拳と八卦掌という意識とリラックスによる武術への理解を深め、伝統的健康法と体育種目との関連を考える。東洋的な身体活動がなぜ注目されるのかを改めて考え、日常的な身体活動に活用することを目的とする。
技術の多様性を楽しみながら、自己の心身と向き合い応用できるようにすることが肝要である。
到達目標
この授業では以下を到達目標とする
①太極拳と八卦掌の動作をある度自身で行えるようにする
②自身の身体状況(筋力、持久力、柔軟性など)を客観的に把握し、その向上について計画的な実施を自主的に行える。
➂健康法についての知識を授業中の課題を通して知り、その実践を行えようにする。
②➂については課題提出と共に運動量の方向をもって目標達成の助けとする。
授業計画と内容
太極拳と八卦掌の基礎的組み合わせの習得、推手という相対練習を行う。主な内容は以下の通りとするが、前期同様に八卦掌については太極拳の進捗状況に沿って実施する。
第一回 春学期内容の復習と秋学期内容への準備
第二回 武術基本功と春学期動作への習熟
第三回 武術基本功と太極拳の新しい内容
第四回 武術基本功と太極拳、推手と相対練習 基礎
第五回 武術基本功と太極拳、推手と相対練習 応用
第六回 武術基本功と太極拳、八卦掌 基礎
第七回 伝統健康法と流行の身体操作
第八回 武術基本功と太極拳、八卦掌 応用
第九回 武術基本功と推手、相対練習
第十回 武術基本功と八卦掌、相対練習
第十一回 秋学期内容の復習 基礎
第十二回 秋学期内容の復習 応用
第十三回 秋学期内容の復習・まとめ
第十四回 秋学期内容の復習と確認 養生功の考え
○履修者数に応じてグループワークまたは少人数での相対練習を取り入れて学習内容の理解を深めるとともに、グループスポーツとしての楽しみと達成感にも触れる。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
事前に確認が必要なレジメや動画視聴についてはその都度指定します。
各回授業の内容に即したものとなりますので、毎回確認視聴が必要とはなりません。
授業終了後、翌週に簡単な課題提出という形になります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。個別の指示がない限りは、特に必要ありません。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 40 | 太極拳と八卦掌の動作について、4~5名のグループで同時に行い、動作の概要をとらえた動きができているかについて評価します。単に巧拙ではなく、動作の順番を覚え、それぞれの動きについて身体の協調性を考えて行っていることが重要です。 |
レポート | 30 | 後期のまとめとしてのレポート 簡化太極拳の後半について、その動きを文章で説明します。 動きの順番を説明しつつ、前期に学んだ身体運動に関する要素を加えるものとします。 |
平常点 | 10 | 授業への参加、貢献度、授業態度(他の学生と許徴して学ぶ態度、未知の運動種目に対する興味の持ち方と取り組みなど)の状況を基準とします。 |
その他 | 20 | 各回の課題としてのレポート 必要に応じた身体活動についての簡単なレポートを提出し、自身の身体への理解を深めているかを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
授業内容については翌週に復習の時間を設けて理解の深化と向上を目指す。
授業ごとの課題については、提出の次週に返却してフィードバックを行う。
期末レポートについても提出を速めて、最終週の返却を行う。
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
コミュニケーションツールとしての身体活動という側面を理解していただくため、学習内容について、少人数による技術向上のためのグループワーク(練習とディスカッション)を予定しているが、感染症予防の方面から実施が難しい場合もある。実施の可否については状況に応じて判断したい。
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
日本武術太極拳連盟A級指導員として武術太極拳の指導に当たっている。
また、2005年~2020年には同連盟選手強化委員会委員長の任に当たり、国際大会代表監督として国際大会に参加。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
国内に広く普及する簡化太極拳を教材とし、伝統の健康法だけでなく、最新の健康を鵜やトレーニングに関する内容も交えて、自身の身体を顧みて、総合的体力の向上と心の安定について実際の活動を通じて学んでい
テキスト・参考文献等
テキスト・参考文献等
事前準備の必要はなし。
必要に応じ資料を配布する。
その他特記事項
新たな身体文化の中で、変化し続ける自分自身の身体に興味を持てる学生に履修してもらいたい。
運動に適した服装と体育館用シューズ、水分補給の準備をすること。
■授業の工夫■
①新しい種目を個人スポーツとしてとらえるだけでなく、グループワークによるコミュニケーションの深化や相対練習をとりいれていきます。
②レポートは自分がいかに動くかを文字で説明するもので、自分の動きを分析し、スキルアップを図る助けとします