シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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健康・スポーツ科学A(生命倫理) | 2024 | 秋学期 | 水4 | 法学部 | 小峯 力 | コミネ ツトム | 2~4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-HS2-005L
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
WHO報告によって世界で「2分にひとり」の割合で水の事故により尊い生命が失われている事実を知る。この受け入れ難い事実をもって国際ライフセービング連盟が設立された。ライフセービングとは生命の尊厳を本旨とした社会的活動を意味し、狭義には水辺の事故防止のための実践活動として広く知られている。
本講義では、LIFESAVINGをキーワードに、生命倫理を問いながら、もって自他の生命と社会を見つめていく。尚、応急手当などの実践は別の機会に譲るとして、講義中心の展開を考えている。
科目目的
1)自身の危機回避能力(SELF RESCUE)を高める。
2)他者への一次救命に対応できる理論と実践を知る。
3)救急救命より生命倫理を深める。
到達目標
本講義を通じ、人の死から死生観および命の尊さを学び、利他の精神を育む
授業計画と内容
1.概論
2.LIFESAVINGと危機管理
3.LIFESAVINGと救急救命Ⅰ(LIFESAVINGの歴史)
4.LIFESAVINGと救急救命Ⅱ(胸骨圧迫と人工呼吸)
5.LIFESAVINGと救急救命Ⅲ(AEDによる除細動)
6.LIFESAVINGとスポーツⅠ(スポーツと生命倫理)
7.LIFESAVINGとスポーツⅡ(スポーツと法的責任)
8.LIFESAVINGと社会福祉Ⅰ(我が国の社会福祉)
9.LIFESAVINGと社会福祉Ⅱ(幸福と生命倫理)
10.LIFESAVINGと自然環境Ⅰ(LIFESAVINGと海)
11.LIFESAVINGと自然環境Ⅱ (自然環境を読み取る)
12.LIFESAVINGと生命倫理Ⅰ(LIFESAVINGの社会貢献)
13.LIFESAVINGと生命倫理Ⅱ (LIFESAVINGの減災・防災)
14.まとめ
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時に提示するレポート課題に必ず取り組むこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 80 | 毎回の課題レポート点 |
平常点 | 20 | 出席含め授業態度 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
日本、オーストラリアでのライフセービング活動
日本ライフセービング協会の設立
日本ライフセービング協会会長として全国のライフセーバーを先導
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
ライフセーバーとして多くの人の救命に携わってきた経験から死から生を見つめる授業を展開する。
テキスト・参考文献等
講義内容に関連したプリントを用意する。
その他特記事項
■授業の工夫■
本講義では、授業における学生の理解度や感情をフレッシュな状態で言語化しアウトプットをすることによる自己理解と知識定着を目的として、72時間以内にリアクションペーパー(レポート)の提出をしていただきます。
また、他者の意見を理解することの重要性からリアクションペーパーの内容を授業内で共有します。