シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習1 | 2024 | 通年 | 金5 | 経済学部 | 中村 千尋 | ナカムラ チヒロ | 2年次のみ | 4 |
科目ナンバー
EC-OM2-01XS
履修条件・関連科目等
〈選考方法〉
「志望理由書」(1枚(A4版)程度)を事前に提出してもらい、それに基づいて面接を行います。
〈履修条件〉
西洋経済史あるいは日本経済史を履修していることが望ましいです。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、協調性及び自己管理力(専門知識を活かせるだけでなく、チームワークの経験から学んで、他人と協調し、自己を管理することができる)の修得に関わる科目です。また、創造的思考力(総合的な学習体験に基づいて、ものごとを創造的に思考することができる)の修得に関わる科目です。
テーマ:「包摂と排除の社会経済史」
現代社会は労働、失業、貧困、家族、移民など、さまざまな問題を抱えています。こうした問題は、国民国家が成立し、工業化が進展するなかで、多くの国々で繰り返し問われてきました。何らかの事情で困難に直面した人びとを救済するために、これまで各国の政府はどのような法制度を築いてきたのでしょうか。くわえて、自治体、民間団体、国際機関は、いかなる取り組みを行ってきたのでしょうか。そこにどのような成果と限界を見出すことができるのでしょうか。このゼミでは、日本を含む先進諸国における包摂や排除に関する歴史を学び、そこから今日の問題に対する解決策を考えることを目的とします。
科目目的
西欧諸国や日本の社会に対する歴史的理解を深め、歴史研究の方法を習得することを目指します。また同時に、自らの意見を論理的に述べ、報告・レポート・論文として発表する能力を身につけることも目的とします。
到達目標
演習1では、①学術書・論文を精読し、その内容に関する批判的検証を行うこと、②社会科学に関する議論に対して自らの意見を述べること、③他者との対話や共同作業に参加すること、④プレゼンテーションやレポートの作成に必要な能力を習得することを目標とします。
授業計画と内容
【演習1】(2年次)
〈前期〉
・社会経済史に関する文献講読と討論
・各グループの研究報告と討論
第1回 ガイダンス
第2回 レポートの書き方・調査の方法
第3回 経済史研究の方法
第4回 文献第1章の輪読
第5回 文献第2章の輪読
第6回 文献第3章の輪読
第7回 文献第4章の輪読
第8回 文献第5章の輪読
第9回 グループの確定と研究の方法
第10回 第1グループの報告
第11回 第2グループの報告
第12回 第3グループの報告
第13回 第4グループの報告
第14回 前期まとめ
〈後半〉
・社会経済史に関する文献講読と討論
・個人報告
第15回 後期演習についての確認
第16回 文献第1章の輪読
第17回 文献第2章の輪読
第18回 文献第3章の輪読
第19回 文献第4章の輪読
第20回 文献第5章の輪読
第21回 文献第6章の輪読
第22回 文献第7章の輪読
第23回 プレゼンテーションの作成
第24回 個人報告(1〜3番)
第25回 個人報告(4〜6番)
第26回 個人報告(7〜9番)
第27回 個人報告(10〜12番)
第28回 後期まとめ
【演習2】(3年次)
〈前期〉
・社会経済史に関する文献講読と討論
・各グループの研究報告と討論
第1回 演習2の進め方
第2回 文献第1章の輪読
第3回 文献第2章の輪読
第4回 文献第3章の輪読
第5回 文献第4章の輪読
第6回 文献第5章の輪読
第7回 文献第6章の輪読
第8回 文献第7章の輪読
第9回 文献第8章の輪読
第10回 第1グループの報告
第11回 第2グループの報告
第12回 第3グループの報告
第13回 第4グループの報告
第14回 前期まとめ
〈後半〉
・日本の社会経済問題に関する文献講読と討論
・各グループの研究報告と討論
・個人報告
第15回 後期演習についての確認
第16回 文献第1章の輪読
第17回 文献第2章の輪読
第18回 文献第3章の輪読
第19回 文献第4章の輪読
第20回 第1グループの報告
第21回 第2グループの報告
第22回 第3グループの報告
第23回 第4グループの報告
第24回 演習論文の書き方について
第25回 演習論文の仮テーマ(1〜3番)
第26回 演習論文の仮テーマ(4〜6番)
第27回 演習論文の仮テーマ(7〜9番)
第28回 演習論文の仮テーマ(10〜12番)
【演習3】(4年次)
〈前期〉
・月に1回程度の顔合わせ
〈後半〉
・演習論文の執筆
第1回 演習論文の執筆に関する説明
第2回 課題の設定(1〜3番)
第3回 課題の設定(4〜6番)
第4回 課題の設定(7〜9番)
第5回 課題の設定(10〜12番)
第6回 論文の構成と要旨(1〜3番)
第7回 論文の構成と要旨(4〜6番)
第8回 論文の構成と要旨(7〜9番)
第9回 論文の構成と要旨(10〜12番)
第10回 完成原稿(1〜3番)
第11回 完成原稿(4〜6番)
第12回 完成原稿(7〜9番)
第13回 完成原稿(10〜12番)
第14回 総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・参加者は演習で扱う文献を事前に読み、授業中に論点・質問を提示するようにしてください。
・文献ごとにレジュメの分担を行い、担当者はレジュメを作成するようにしてください。
・演習論文の作成に向けて、各自テーマを考え、それに関する文献や論文の調査を行ってください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | 年度末のレポートを通じて評価します。 |
平常点 | 50 | 報告や発言の内容など、授業参画度に応じて評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストについては、参加者と相談して決定します。