シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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英語1・5 Reading (Upper-Intermediate)/英語(Ⅰ)・(Ⅴ) (Upper-Intermediate) | 2024 | 春学期 | 水1 | 法学部 | アイヴァジャン リリス |
アイヴァジャン リリス |
1年次配当 | 1 |
科目ナンバー
JU-EN1-001M,JU-EN2-005M
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
教室で主に扱われる言語は英語ですが、必要に応じて日本語の使用も可。
授業の概要
文学は健康な精神の源である。文学は人間の心や精神、思考などを形成するのに役立ち、得た情報をどのようにアウトプットするかを示す方向性さえ与えてくれる。 文学の最も古い形式の 1 つは劇作である。 古代ギリシャで発生し、劇作は発展を続け、現代でも愛されている。 ほとんどの現代人は、イギリスの劇作と聞くとシェイクスピアを思い浮かべるだろう。けれども、このジャンルはシェイクスピアの時代以来多くの偉大な劇作家を生み出してきた。
デボラ・ホプキンソンの"The Plot to Kill a Queen"は素晴らしい作品である。児童文学であるため、英語は、第二言語として英語を学習している日本学生にぴったりである。本作を読むことによって、英語力を向上させるだけでなく、イギリス文学、近世、シェイクスピアや演劇、そしてもちろんイギリス人とスコットランド人の間の紛争についての認識を広げることにもなる。 学生たちは、架空のエミリア・バッサーノとウィリアム・シェイクスピアと共に冒険することで、宮廷政治と紛争について学ぶ。 さらに、近世における女性の苦難についても探っていく。
学年を通してこの本を少しずつ読んでいく。 クローズ・リーディングを行くことによって、、物語についてより良い視点が得られ、英語の仕組みもより深く理解できるだろう。 春学期にこの本の最初の部分を読み、秋学期には第 2 部に進む。
科目目的
論理的な思考力を求められるような主に現代の英語の文章を読み解き、多面的に理解し、自らの考えを構 築することができる能力を身につける
到達目標
学生の教養に資する、英語学習者向けに編纂された文章や、履修者のレベルに合った文章をとりあ げ、授業内で適宜与えられる背景的情報を用いながら英文を正確に読み解く能力を養う。より幅広い 語彙力を身につけ、文脈に応じて単語の多義的意味を判断しながら、文法的知識をより複雑な文章読 解に応用することができるようになる。
授業計画と内容
第1回:イントロダクション
第2回:近代を探って
第3回:劇とは?劇作の歴史と発展
第4回:第1幕;1章;エリザベス女王
第5回:2章;ウイリアム・シェイクスピア
第6回:3章;エミリア・バッサーノ
第7回:4章;メアリー・スチュアート
第8回:5章;文学における二人の女王
第9回:6章;ヒストリカル・フィクションの重要性
第10回:6章;ディスカッション;グループワーク
第11回:第2幕、7章;ディスカッション;グループワーク 前半
第12回:7章;ディスカッション;グループワーク 後半
第13回:8章;ディスカッション;グループワーク
第14回:9章;レビュー
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
本授業を履修した学生は、授業外で毎週 1-2 時間程度の予習復習などの学習を行うこと が求められます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 20 | ショートプレゼンテーション |
期末試験(到達度確認) | 40 | 教育セッション |
レポート | 10 | テキストの劇的朗読 |
平常点 | 10 | 授業参加 |
その他 | 20 | 出席は成績の20%とする |
成績評価の方法・基準(備考)
単位修得の条件として、1学期の授業の内、欠席回数が3回を超えないことが求められます。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
ライティング課題は、コメントやメモを添付して返却する。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
詩と劇作を専門とする、英文学の博士号候補。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
大学生に文学を通して英語を教えた経験がある。
テキスト・参考文献等
"The Plot to Kill a Queen" by Deborah Hopkinson
ISBN-10 : 1338660586
ISBN-13 : 978-1338660586
Published: 2023
大学生協にて購入下すること。
E-bookは一切認めないので、必ず文庫本を購入すること。