シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 専門演習A2/専門演習B2 | 2026 | 秋学期 | 月5 | 法学部 | 武市 周作 | タケチ シュウサク | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL3-016S,JU-OL4-018S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
【ゼミ総論】
この授業は、受講生が主体的かつ積極的に報告・議論に取り組むことを基本とします。
報告にあたっては、教員と4年生(場合によっては大学院生)が準備段階から確認し、状況に応じて適宜アドバイスを行ってサポートします。報告は、負担が偏ったり過度な負担とならないように、受講者数に応じて分担・調整します。
また、報告を聞いてその場で議論に参加することは容易ではありません。そのため報告者以外の受験生にも予習を求め、一定の知識水準を共有することを前提とします。
【卒業研究】
卒業研究(ゼミ論文)に取り組む意欲のある方は、事前にテーマ等について教員と相談の上、春学期・秋学期を通じて授業内でテーマ選択報告・中間報告・最終報告の機会を設けます。また、授業時間外においても、資料収集の方法や論文の書き方などについて個別にサポートを行います。
進捗状況や進路等を踏まえて、最終的に卒業研究を断念する場合には、通常の専門演習への取り組み状況に応じて評価しますので、ご相談ください。
【合同ゼミ等】
秋学期には、他大学との合同ゼミを予定しています(対面開催・土曜日)。2025年度は5大学6ゼミ。問題は、憲法の事例問題を題材として原告・被告(違憲・合憲)に分かれて討論します。問題へのアプローチは多様ですから、希望進路にかかわらず有意義な学びの機会となるはずです。
また、本ゼミは授業時間を超えて受講生同士の繋がりを育む場でもあります。受講生と相談しながら合宿等の企画も検討します(例:春休みに新ゼミ生と現ゼミ生の合同班を作って報告)。
科目目的
受講生が主体的かつ積極的に報告や議論に取り組むことを通じて、憲法に関する専門的知識および視点を身に付けることを目的とします。
専門演習を受講する前から、すでに憲法に関する高度な知識を祖寝ている必要はありません。この授業を通じて、基本的な知識の確認をはじめ、専門的な理解への段階的に深めていきますので、それを身に付ける努力を怠らないようにしてください。
また、議論への参加を通じて、(憲)法的思考に裏打ちされたコミュニケーション能力の修得も重視します。もっとも、最初から高度な憲法論を展開することを求めているわけではありません。日々の学びを活かした素朴な疑問や率直な意見から出発し、議論に参加することが出発点です。
報告で扱うテーマや事例問題については、受講生の関心や希望を踏まえて決定します。憲法では、特に憲法判例の理解が重要です。事例問題やテーマに応じて、判例を検討することは不可欠であり、『判例百選』などの学習用判例集だけでなく、判決文の全文や当該判決の評釈等も読むことを基本とします。ただし、判例検討にそぐわない理論的テーマを扱う場合はこの限りではありません。
報告形式は、受講生の人数や希望に応じて、個別報告またはグループ報告を調整の上決定します。いずれの場合でも、相応の準備が求められます。報告準備は一定の負担が伴いますが、そのプロセスを通じて得られる力——資料収集とその理解、構成を考えて他者に伝える力——は、進路を問わず実践的な能力として将来に活かされます。
到達目標
・憲法判例を分析して、その妥当性や意義にについて批判的に検討する力を養う。
・学説や制度的背景を踏まえて、憲法に関する問題を発見・分析・考察する能力を身に付ける。
・報告や議論に向けて、論文・判例評釈等の資料を適切に収集・整理し、計画的に準備を進める力を身に付ける。
・自らの見解を論理的に表現し、他者の意見に対しても的確かつ適切に批判・応答する力を身に付けると共に、議論を通じたコミュニケーション能力を高める。
授業計画と内容
第1回 イントロダクション1:テーマ・報告予定の決定
第2回 報告1:政教分離
第3回 報告2:教育を受ける権利
第4回 報告3:戦争放棄
第5回 報告4:司法権の限界
第6回 報告5:違憲審査A
第7回 報告6:違憲審査B
第8回 報告7:地方自治
第9回 報告8:憲法改正
第10回 合同ゼミ準備 前半
第11回 合同ゼミ準備 後半
第12回 ゼミ論文最終報告 グループA
第13回 ゼミ論文最終報告 グループB
第14回 ゼミ論文最終報告 グループC
受講生の人数と希望に応じて、報告回数や報告テーマは変更します。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
【事前準備】
・報告者は、一定の時間・水準に耐えうる内容となるよう、計画的に準備を行ってください。報告に先立ち、教員との事前相談の機会を必ず1回は設けます。
・フロア側(非報告者)も、積極的に質問や議論をするために事前に関連論文や判例などを読むなどして予習を行い、質問や意見を準備することが求められます。
【授業開始前の準備】
4月の授業開始までに、プレゼミや合宿を行い、資料収集やレジュメの作成等の指導を行います。それを通じて現役ゼミ生との交流を図り、授業開始後のゼミが活発になることを期待しています。また、各自憲法のテキスト等を再読するなどして、憲法の基本的な知識を確認しておくことを求めます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 平常点 | 100 | ・報告にあたって十分な準備がなされているか(50%) ・授業中の議論に積極的に参加できているか(50%) |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
報告準備段階でのアドバイス、報告・議論時のコメント、授業時間外にはmanabaやSlackを通じてフィードバックを行います
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末/その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
パソコンを用いた資料検索・報告準備・資料共有
原則として報告資料等はオンラインで共有するので、タブレットやパソコンを持参してください。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
報告に必要な文献や資料については、資料収集ガイダンスを経て、各自で検索すると共に、準備段階で指示をしていきます。テーマに限らず統一のテキストや判例集として以下のものを指定します。
【教科書】
・安西文雄・巻美矢紀・宍戸常寿『憲法学読本〔第4版〕』(有斐閣、2024年)2,970円
・毛利透・小泉良幸・淺野博宣・松本哲治『憲法Ⅱ人権〔第3版〕』(有斐閣、2022年)3,300円
【学習用判例集】
・長谷部恭男・石川健治・宍戸常寿編『憲法判例百選Ⅰ・Ⅱ〔第8版〕』(有斐閣、2025年)Ⅰ:2,530円、Ⅱ:2,750円
※憲法の講義で指定された教科書や判例集でも構いませんが、報告準備・議論で活用しますので、何らかの教科書・体系書を持参してください。