シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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英語2・6 Reading (Upper-Intermediate)/英語(Ⅱ)・(Ⅵ) (Upper-Intermediate) | 2024 | 秋学期 | 木1 | 法学部 | 末廣 幹 | スエヒロ ミキ | 1年次配当 | 1 |
科目ナンバー
JU-EN1-002M,JU-EN2-006M
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
この講義では、学生が、辞書やさまざまな参考文献を用いながら、学術的な英語の文章を正確に日本語に訳すことを第一の目的としている。さらに、学生が、文章を構成するパラグラフの理解力を積むことが講義の第二の目的である。秋学期には、学生がそれぞれのパラグラフを構成するトピック・センテンスやキー・ワードを丁寧に追うことから初めて、パラグラフの内容を日本語で要約できるようになることを目標とする。
Linda Colley, .Britons: Forging the Nation 1707-1837. 2nd Ed. New Haven: Yale University Press, 2005.を精読する。本書は、専門書ではあるが、きわめて明晰な叙述が行われており、英語による専門書の叙述に慣れるためには優れた教材と言える。リンダ・コリー、『イギリス国民の誕生』(名古屋大学出版会、2000年、図書館 多摩 中央書庫 233.06/C84)として邦訳されているので、内容が把握しにくい受講者は、予習のために邦訳を活用することを勧めたい。日本の教科書会社の作成したテクストはないので、逐次原書のコピーを配布する。
さらに、パラグラフ・リーディングの基本を学ぶために、成田あゆみ・日比野克哉、『標識に従えば英語はスッキリ読める』(増進会出版、2003年、残念ながら図書館には所蔵なし)を教科書とする。この本は絶版で現在入手が不可なので、やはり逐次コピーを配布する。
科目目的
論理的な思考力を求められるような主に現代の英語の文章を読み解き、多面的に理解し、自らの考えを構 築することができる能力を身につける。
到達目標
学生の教養に資する、英語学習者向けに編纂された文章や、履修者のレベルに合った文章をとりあ げ、授業内で適宜与えられる背景的情報を用いながら英文を正確に読み解く能力を養う。より幅広い 語彙力を身につけ、文脈に応じて単語の多義的意味を判断しながら、文法的知識をより複雑な文章読 解に応用することができるようになる。
授業計画と内容
以下が授業計画と内容である。
1 イントロダクション――春学期に学んだことの再確認
2 パラグラフ・リーディングのテクニック――トピック・センテンスへの注目、逆説の接続詞・副詞で始まるセンテンスへの注意
3 専門書をパラグラフ・リーディングで読むときの注意事項(従来の定説や一般論と著者の見解の区別)
4 Britons6~7ページのパラグラフ・リーディング
5 Britons8~9ページのパラグラフ・リーディング
6 BritonsのIntroductionの内容再確認
7 Britons のChapter 1 "Protestants"11~12ページのパラグラフ・リーディング
8 Britons のChapter 1 "Protestants"13~14ページのパラグラフ・リーディング
9 Britons のChapter 1 "Protestants"15~16ページのパラグラフ・リーディング
10 Britons のChapter 1 "Protestants"17~18ページのパラグラフ・リーディング
11 Britons のChapter 1 "Protestants"19~20ページのパラグラフ・リーディング
12 Britons のChapter 1 "Protestants"21~22ページのパラグラフ・リーディング
13 Britons のChapter 1 "Protestants"23~24ページのパラグラフ・リーディング
14 総括・まとめ――パラグラフ・リーディングから批判的読解へ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
予習としては、毎回の講読の範囲を、英和辞典を引き参考文献を参照した上で、しっかりと自習しておき、ヴォキャブラリーの意味や文法事項について各自確認しておくことが望ましい。さらにテクストの内容を理解するために必要な基礎知識を身に付けておくことが求められる。
復習としては、授業で学んだ内容を再確認し、訳文については日本語で意味が通るかどうかを確認しておくことが求められる。
本授業を履修した学生は、授業外で毎週 1-2 時間程度の予習復習などの学習を行うこと が求められます。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり1時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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中間試験 | 30 | 秋学期中間時までに学んだ範囲の英文について、ヴォキャブラリーやイディオムの意味や文法事項に留意した上で、正確に日本語に翻訳できているか、英文のパラグラフを日本語に要約できているかを評価します。 |
期末試験(到達度確認) | 50 | 秋学期後半に学んだ範囲の英文について、ヴォキャブラリーやイディオムの意味や文法事項に留意した上で、正確に日本語に翻訳できているか、英文のパラグラフを日本語に要約できているかを評価します。 |
平常点 | 20 | 授業への参加・貢献度、受講態度(意見の表明、他の学生と協調して学ぶ態度等)の状況を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
単位修得の条件として、1学期の授業の内、欠席回数が3回を超えないことが求められます。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
中間試験・学期末試験については授業内でフィードバックの時間を設けます。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト
Linda Colley, Britons: Forging the Nation 1707-1837. 2nd Ed. New Haven: Yale University Press, 2005.
毎回プリントを配布する。
参考文献
成田あゆみ・日比野克哉、『標識に従えば英語はスッキリ読める』(増進会出版、2003年)。
適宜プリントを配布する。
その他特記事項
語学の授業としては高度な内容になると思うが、講義の内容はかならず専門書を読む上で役に立つはずであるので、気概のある学生にぜひ受講して貰いたい。
■授業の工夫■
この科目は語学の授業ですが、受講生の皆さんの反応・理解度の向上を目的として、適宜リスポンス・ペーパーを提出して貰い、その内容を次回以降の授業に反映する予定です。